《ツール》
以下に,マックで,DVDのリッピングを行うのに利用できるツールを列記します。これは,現在私の方で利用しているものです。基本的に商用ソフトはのぞいて,フリーやシェアウェアに限っています。ロハで行きましょうヽ(´ー`)ノ。
DVDExtractor
DVDのディスクイメージを作成し,ドライブにDVDメディアを入れることなくDVDを再生できたり,DVDメディアをイメージとして一時的にハードディスクに保存したりできます。また,DVDのビデオ・オーディオ情報がふくまれているVOBファイルを抜き出せます。さらにそのVOBファイルに含まれいるビデオ情報(.M2V)やオーディオ情報(.M2Aや.AC3)をそれぞれ取りだしてくれます。プロテクト外して。すげぇ。マックでのDVDリッピングはなにかとWindowsに劣る部分もありますが,DVDExtractorの能力は,Windowsの含めてすべてのリッピングツールのなかで最強です。まぁとりあえず,マックでリッピングを行うには,このツールがなくてはお話にならないってな感じです。
安定したバージョンをあげると0.6bと0.9bでしょうか。0.9bでは,今までできなかったPCMオーディオの抽出ができるなど,機能が強化されてます。安定性も上がってます。素晴らしいヽ(´ー`)ノ。まぁ0.9bを使ってみて,どうもうまく動かなかったりしたら0.6bで試してみるのがいいかも。
[DL 0.6b],[DL 0.7b],[DL 0.8b,[DL 0.9b]
MacMPEG2Decoder
DVDのビデオはMPEG2形式(.M2V)になっています。で,これはなかなかそのまま観ることができません。なので,他のビデオフォーマットに変換する必要があります。それを行うのが,MacMPEG2Decoderです。
作者は,↓のQT Mutatorと同じ方(http://www.geocities.com/phredreic/)です。インターフェイスがどこかDVDExtractorっぽく,ドラッグ&ドラッグにも対応しています。カーボン化されているので,OS X上でも動作します。
MacMPEG2Decoderは動作をバックグラウンドにまわせます。ただし,変換のスピードは落ちてしまいますが。あと,変換中のビデオをプレビューで見られます。今,どこのビデオ部分を変換しているのかが確認できます。出来上がりを待つことなく,自分がどの部分のビデオを変換しているのか観られるわけで,間違いで時間を無駄にすることもなくありがたやです。
細かいバージョンアップがなされてますが,現在1.0bを進んでいます。DLは作者のページから(http://www.geocities.com/phredreic/)。
予備→[DL b1],[DL b2],[DL b3],[DL b4],[DL b5r2]
mAC3dec
DVDのオーディオの一般的なフォーマットは.AC3です。で,DVDExtractorで取り出したAC3オーディオファイルを,マックではもっとも標準的な音声ファイルであるAIFF形式にぎゅんぎゅん変換してくれるのが,mAC3decです。当然,QuickTime PlayerはAIFFに対応しているので,聴くことができます。すげぇ。Lukiferのサイト(http://lukifer.com/mac3dec/)で配付中。というかLukiferさんが作者です。現在,1.0と到達し,細かいフィックスが行われています。私のところで安定しているのは0.8です。0.9以降だとなんかエラーが出るのですよね。う〜ん。
DLは著者のページ(http://www169.pair.com/lukifer/mac3dec.html)から。
予備→[DL 0.7],[DL 0.8],[DL 0.9],[DL 0.9.1,[DL 0.9.2,[DL 1.0,[DL 1.0.1],[DL 1.1]
PCMtoAIFF
DVDのオーディオには,PCMリニア形式のものがあります。これをAIFF形式に変換できるのがPCMtoAIFFです。DVDExtractorなどでできたPCMファイルを「PCM to AIFF Drop Convert」に落とすと設定画面になります。だいたいは「48Khz」「Stereo」「16Bits」でいいと思います。あとは「Convert」を押すだけ。すごい。
[DL]
QT Mutator
QuickTimeムービーのタイムフレームとフレームレートを変換することなく変更できます。これはえらい時間短縮となります。また,タイムスケールやムービーの時間などを調節することができます。ムービーとサウンドのそれぞれのトラックに,開始位置や時間などの修正を加えられます。必要のない頭部分の数秒を削除したり,という感じです。タイムラインはないのですが,使い慣れればとても有用でしょう。DLは製作者のページから(http://www.geocities.com/phredreic/)。現在1.0bが配付中。
Fair Use
DVD Extractor同様,DVDのディスクイメージを作成します。もちろん,プロテクトは解除されます。
このイメージ作成に関して,一部のディスクではプロテクトがかかっていてDVDExtractorでうまく作成できないことがあり,そのときにFair Useでうまくいったという報告があります。機能拡張に「@Fair Useェ」を追加し,「Fair Useェ Imager」にDVDディスクをドラッグ&ドロップすることでイメージ作成が始まります。下のbbDEMUXと合わせて利用することで,DVDExtractorが行っているようなファイルの抽出を可能にするかもしれません。DLは製作者のページから(http://homepage.mac.com/fairuse)。
予備→[DL]
bbDEMUX
MPEG1,MPEG2(VOBファイル)から,ビデオとオーディオのファイルをとりだします。ちなみに,OS Xでも動作します。
DVDExtractorを受け付けない(イメージがつくれない,ファイルの取り出しができない)場合などは,Fair Useでイメージを作り(プロテクトも解除される),そのイメージでマウントしたDVDディスク内のVOBファイルからbbDEMUXで,ビデオとオーディオを取り出すということが可能です。すばらしい。
MPEGビデオキャプチャのCaptyなどでMPEG1録画をした場合(MPEG2録画したものもおんなじかも),できたMPEG1ファイルはMPEGトラックというのにビデオとオーディオが含まれていて,それぞれを取り出すことができません。QuickTime Player Proを使ってオーディオをAIFF書き出しもできないのです。そこで,そのMPEG1ファイルをbbDEMUXにドラッグ&ドロップすると,まず.mpgというMPEGビデオファイル,次に.mpaというMPEGオーディオファイルにわけてくれます。
DLは著者のページ(http://www169.pair.com/lukifer/bbdemux.html)から。
予備→[DL 1.0],[DL 1.1],[DL 1.2],[DL 1.2.1],
3ivx codec
MPEG4形式,3ivxのコーデックです。現在3.5が配付されています。最高画質で書きだした場合,on2 VP3よりもちょっとだけ画質が落ちる気もしますが,v3.5からエンコード時間が非常に短くなり,気軽に利用できるようになりました。 Windows,Macの他にも,Linux,Be,Amigaなどもサポートするなどその点は非常に優秀。DivXを作成したStuxの下でかなりいい感じでのリリースが続いているような気もします。DLは3ivxのページから(http://www.3ivx.com/download.html)。
予備→3.0 [DL MacOS],[DL MacOS X(decode only)],[DL WinQT]
予備→3.5 [DL MacOS],[DL MacOS X],[DL WinQT]
on2 VP3 codec
MPEG4形式,on2 VP3のコーデックです。ベータ版のコーデックが配付されていましたが,現在は正式版として販売されています。困ったものです。普通フリーのデコーダーくらいは配付するものですが,リアルプレイヤー用のデコーダーしかありません。いちおうベータ版のエンコーダーを置いておきます。リアルプレイヤーのデコーダー,また,VP4というコーデックのデコーダー(ブラウザ・プラグイン)のDLはon2のページから(http://www.on2.com/)。
[DL VP3_3201],[DL vp3_3210],[DL windowsQT用_VP3]
Indeo Video 5
通称IV5。なかなかの高品質に仕上がるコーデックです。でもまぁ開発元はintelだったのですが,すでに手放して今後アップデートされることはないでしょう。そういう存在です。DLはAppleのサイトから(http://asu.info.apple.com/swupdates.nsf/artnum/n11430)。
予備→ [DL]
(Last Update:01.07.09)