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韓国への旅

2002年 7月 31日〜8月 5日

 今回、最後の夏休みに韓国へ行ってきました!韓国を選んだ理由は、ボストンで一緒に過ごした韓国人の友達がもうすぐチェコに留学してしまうから会いたかったのと、美味しいご飯が食べたかったこと、そして他にも友達がいるので宿賃がいらないこと!これが決めて。得にこの夏は金欠すぎてどうしようもなく…。北欧やギリシャとかも行ってみたかった気もするけど、それはまたの機会におあずけ!航空券もネットで安いのを調べて買って、とにかく節約節約で出かけました。
 当日、JRに乗って尼崎へ。そこから関空行きのバスが出てるので行ってみると、白人の女の人が暑そうに暇そうに待っていました。私もチケットを買うと暇だったので、それからバスの発車時刻まで一緒にローソンにお茶を買いに行ったりしておしゃべりしました。彼女は去年オーストラリアから来て、1年間先生として貝原の高校で教えていたんだって。日本はどうだった?と聞くと、「mmm...it was... okay.」って感じで、そんなに最高!でもなかったらしい…。貝原だったらちょっと…田舎すぎて不便だったのかも。けど、お互い神戸大スキッ子だと判明。同じbarによく行っていたりで盛りあがりました。ファミリーマートの鮭オニギリが恋しくなるわぁ…と寂しげでした。
 関空で彼女と別れてチェックインして、頼まれてた化粧品を免税店で購入。で、ゲートまで行こうと思ってなんかモノレールみたいなのに乗ると、ハイヒールのモモコファミリーが一緒でした。モモコはお腹が大きくて、小林君も色黒で、TVのまんまでした。で、モモコファミリーとも別れて、私はAsiana航空の飛行機に乗っていざソウルへ。

 ソウルへ着いて出口を出ると、Bostonの寮で一緒で、今回泊めてもらうことになっていたJi-Yoonが待ってくれていました。彼女とわいわい再会をした後、一緒にリムジンバスでソウル市街へ。で、積もる話がたんまりあったので、夜のバスでぺちゃくちゃおしゃべりをしていると、前の席の人が振りかえって韓国語で何やら言ってくるから、何?とJi-Yoonにきくと、どうやら、私達がうるさくて眠れませんとの事でした。韓国に来ていきなり怒られてしまいました。それからはコショコショ小声でおしゃべり続行したのでした。
 Ji-Yoonの住んでいるところは、NakSeongdaeと言う駅の近く。Seoul National Universityの学生がたくさん住んでいる地域なんだとか。彼女もその大学の生徒で、早速次の日の朝、大学に連れていってもらいました。朝一番に、もう一人の友達、Chae-Youngと再会!彼女ともBostonでとても親しくて、1年ぶりに会えてすごく嬉しかった!ベリーショートだった髪の毛が長く伸びていて、すごく大人っぽくなっててドキドキでした。
3人で大学の中をウロウロ。すごく大きな大学で、緑もたくさん。建物自体はそんなに新しくて綺麗ではないんだけど、とてもどっしりした感じでした。彼女の研究室に行ったり、先生に会ったり、カフェで食事したり。その後は、名前を忘れたけど、なんとかって言う街に行って色々買い物。洋服などなど。とりあえず値段にビックリ。もちろんデザイナーのブランドとかじゃないけど、充分可愛いのが日本の半分や3分の1くらいの値段で売っていました。あまりお金のない私にもお求めやすい価格。その日のお昼は、今韓国で流行っているヂムダックと言うものを食べさせてくれる事に。チャプチェ(芋?から出来た歯ごたえのある麺)と鶏肉を辛いソースで炒めたものだったんだけど、もーとっても美味しくて感動のお味でした。めっちゃ辛かったけど…。(↓ヂムダック)
それからJi-Yoonは授業へ。Chae-Youngと二人で南大門を歩いて、野球場へ。Chae-Youngの友達がバイトをしているから、タダでいれてくれるとの事でした。ラッキー!ソウルのチームとどっかのチームとの試合だったんだけど、開始直前になっても席はもひとつ埋まらず…。9.6割方空席の球場で、ゲームが始まりました。なかなか面白いゲームになりそうな感じだったんだけど、始まる前に1時間半も待っていたので、くたびれてしまい、3回表で帰ることに。韓国の野球チームにはチアガールがついていて、とても綺麗で人気なんだそうです。彼女達のファンクラブも出来てるくらいで、その日の試合も、チアガールが踊る舞台の前だけに観客が集中していました。踊ると言っても、二人しか出てこないんだけど。
 クタクタになりながら、Chae-Youngの家へ。ソウル郊外の高級住宅街にあって、すごい豪華なおうちでびっくりしました。広いリビングがあって、中庭には竹がライトアップされて植わっていて、海外ドラマに出てきそうな雰囲気でした。ケンタッキーで買ったご飯を食べてくつろいでいると、Ji-Yoonが合流。31のアイスを買ってきてくれて、でっかいバケツのようなパイントをみんなですくって食べました。実は、こうやって大きなパイントを回しあって食べるのがちょっとした夢だったので嬉しかった!
翌朝、Ji-Yoonは早くに学校へ。私はChae-Youngの家でゆっくりして、一人でJi-Yoonの家まで戻ることに。初めての土地で、文字も読めないしかなり距離もあったのでドキドキだったけど、紙に色々書いて説明してくれたのでちゃんと乗り換えも出来てJi-Yoonの家まで着く事が出来ました。合鍵で入って、昼寝…。zzz

 それから、Ji-Yoonがお寿司を買ってきてくれて二人でお昼ご飯。そして、国立博物館や、なんとかって言う宮殿へ。Ji-Yoonは博物館の時代別に展示してある展示品を事細かに説明してくれて、歴史の知識の深さにひたすら感心でした。博物館の青磁がすごく綺麗だった。
それからインサドンに行って食事。本場のピビンバはやっぱり美味しかった!そして、ハチミツで出来たお菓子を食べた後、占いの店へ。喫茶店風になっている薄暗い店のソファに座ってしばらくすると、占い師のおばさんが来てくれました。おばさんは次々に私の性格や、私が水分を異常な位摂ることも指摘し、色んなアドバイスをしてくれました。Ji-Yoonが逐一韓国語を英語に訳してくれ、彼女にもホントに感謝感謝でした。占いは1000円くらいで、時間もたっぷりで情報もたっぷりでとてもよかった。夜には、同じくBostonの寮で一緒だったYun-joonと言う男の子と再会。すごく大きくなっててびっくり。Ji-Yoonと3人で、今韓国で流行っているというデザート、Pap-bing-suを食べに。↓ かき氷の上に色んなフルーツと小豆、そしてソフトクリームがたっぷり乗っているデザートでした。それを、ピビンバを食べるときのようにみんなでスプーンでぐちゃぐちゃにかき混ぜて食べるというスタイル。韓国は、一つの料理をみんなでスプーンやお箸で取り合って食べるのが主流で、日本みたいに一人に焼き魚一つ、とかそう言うのはあんまりないんだって。パッピンスーはシンプルな甘さでなかなか美味しかった!また食べたい〜。だいたいこれ(かなり大きいボール↓)で900円くらい。外国でこのお店を出したら絶対に流行る!とみんな言っていました。私もそう思う!Yun-joonは来月から兵役で軍隊に入ってしまうので、ほんとグッドタイミングで彼に会う事が出来てよかった。若者としての一番楽しい大事な時期を軍隊で過ごさざるを得ない現実に、反発の意見を持っている人も少なくないみたい。訓練はそれはそれは辛いと聞くし、具体的な内容も聞いた事があるけど、まさに地獄。日本では考えられない厳しい現実…。だから、兵役を逃れるために、アメリカで子供を産んで国籍を取ることは子供にとって大きなチャンスで、luckyな事なんだって。だけど韓国で政治家や政府の役人として働こうと思ったら、兵役を終えていないと難しいらしい。いわゆる非国民みたいに言われるそうです。なんか、今から長期間の厳しい状況に直面している2歳年下の彼を、可愛そうとも思うけどエライなあと思いました。2年2ヶ月の兵役を終えて帰って来る男の人は皆成長していたり、保守的になったり、とにかく変わって帰って来るそうです。みんなでプリクラをとって、手紙書くからね と言ってYun-oonとはお別れしたのでした。
 夜、Ji-Yoonと帰り道に居酒屋で一杯。マッコルリと言う韓国の乳白色のお酒と、トッポッギと言うお餅の棒みたいなのが入った炒め物。美味しかった〜。お酒も手伝って、二人で色んな話をしました。
 
 次の日は朝から雨。お昼、雨が上がってからJi-Yoonの友達2人と一緒に、エバーランドと言う遊園地へ。ソウルから車で1時間くらい。まずサムギョプサルと言う、豚の3枚肉の焼き肉で腹ごしらえ。すごい油っこくて私はちょっと苦手だったかな…。エバーランドは楽しかったんだけど、2つ目に乗ったクルクル回る系の乗り物でかなり気持ち悪くなって、それからずっとグロッキーでした。ちょっと疲れた1日でした。
 次の日、Ji-Yoonは授業だったので、Chae-Youngと会う。Chae-Youngの友達のEthdaという女の子を紹介してもらいました。彼女は小学生の時日本にいたので、日本語がペラペラ。とても面白い可愛い女の子でした。一緒になんか高級ショッピングエリアらしきところをウロウロ。全然場所の名前を覚えてない…!メモしとけば良かったかなー。その日は、おしゃれな喫茶店に連れていってもらったりして、夜にはカルビを食べました!
 
味は、もちろんすごく美味しかった!そこでサンチュのキムチが出たんだけど、それがすっごく美味しくて感動。帰りに買って帰ろうとしたんだけど、結局見つからなかった…。冷麺もコシがあって美味しかった〜。スープが凍ってるのがミソだそうです。中に入ってるゆで卵は人気の的で、みんなの楽しみなんだって。あぁ、また食べたい!
夜には、Ji-Yoonも合流してみんなでなんとかって言うビルの33階のレストランへお酒を飲みに。初めて韓国のビールを飲みました。普通に美味しかった!次の日デパートでケンニプ(ごまの葉っぱ)キムチと沢蟹みたいに小さな蟹のキムチをお土産に買って、Starbucksで朝食。Ji-yoonの携帯から、今回会うことができなかった残りの友達に電話をしておきました。元ルームメイトのSooは冬に結婚するそうで、その時に来てくれたらよかったのにーとお互い会えなかったことを悔やみました。また来ようっと。リムジンバスで空港へ行って、無事帰国。安上がりな旅行になってみんなにひたすら感謝の旅行でした。