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『女神喰いケースB 第3章:対人間』

 

数時間後…


「フフフ…。ついに来たか……」
不気味な笑みに見ちた顔のダレス。
この時を待っていたとばかりに、部屋の扉の方を見つめている。

バタン!!

重厚な装飾が彩られた扉が勢いよく開けられ、その音が部屋中に響き渡る。

開かれた出入り口。
そこに立っていたのは、アドルだった。

「ダレス!」

アドルはそう言って室内へと足を踏み入れ、慎重な間合いをとってダレスとの
攻撃態勢を構える。

「ここまでやって来るとは、やはり君は大した人間だ。初めて君の存在を知った時は、
正直ここまで邪魔な存在になるとは思ってもいなかったよ」

「…………」

「だが、君の勇敢な進撃もここまでだ。
最後に笑うのは私なんだよ」

「僕は負けるつもりで戦ってきたんじゃない。
何としてもこの先に進ませてもらう!」

「フフフ…。確かに1対1でまともやり合えば、君の勝機も少なからず在るかもしれんが、
残念ながら私は「正々堂々」などという言葉に縁がなくてね…。
これを見るがいい!!」

そう言うとダレスは、部屋の奥隅にかけられた幕を降ろした。

「ッ!?」
目を丸くするアドル。
降ろされた幕の向こう側にあったもの。
それは、見知らぬ男を相手に淫らに振舞うフィーナの姿だった。

「んっ…んんぁ……っぃ…ぃ」
口にペニスを咥え、言葉にならない喘ぎを漏らしているフィーナ。
後ろからはもう1人の男が彼女の尻肉を掴み、太い肉棒を女陰部に深々と突き刺している。

「ん…んん…」
チュッ…チュパッ……チュウゥ〜

自らペニスに吸い付き、腰を振るフィーナ。
そこから生じる淫靡な音が彼女を更に興奮させ、その勢いは止まる所を知らない。

グッチュ…グッチュ…グッチュ

「んあっぅ…く…ぁっ…」

身体の至る所に付着して精液。
そしてその淫靡な顔つき。

以前の神々しさは微塵とも感じられなかった。


そして、それを呆然と見つめるアドル。
「あ…………」

あまりにも衝撃的な光景を目の辺りにし、アドルは一度構えた剣を降ろしてしまった。

「分かっているね、アドル君?
さぁ、とりあえずその剣をこちらに渡してもらおうか?」


[終]

 

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