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●羽織ゴロ助 題名:質問 投稿日 : 99年12月15日<水>22時57分
奧村さん、御久し振り

>私が管理する舊「やれうちは」網路頁に對し、「反鐵扇會組織」との見解を御持ち
>の樣ですが、管理者自身これには辟易してをりまして…。

それぢやあ、私一人をあの掲示板に連れ込んで、馬鹿だの、サンドイッチマンだの
と扱き下ろしたのは、一体どういふ目的でやつたことなんですか?


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●野嵜健秀 題名:鐵扇會の事など 投稿日 : 99年12月15日<水>17時53分
こんにちは、奥村樣。書込み、ありがたうございます。
さて、早速ですが――

確かに燎原氏らと奥村さんとは思想信條に違ひがあると思ひます。ただ、奥村さんも燎原氏も政治的立場に基いてをられると云ふ事は言へるだらうと思ひます。
私、Yahoo!掲示板で、民主主義的多數決原理の極みである集團による苛めを經驗して、すつかり意地が惡くなりまして、それで申上げるのですが――「南京大虐殺の實態」が「事實」を名乘つてはゐても、その背後に政治的意圖が隠されてゐるのは明かでありますね。ならば「鐵扇會の實態」もまた、その背後に政治的意圖がある事は明かではないかと私は考へざるを得ないのであります。「平和資料館」もまた、政治的なものであります。
私は政治的であると云ふただ一點において鐵扇會を非難してゐるのでありますから、やはり政治的である「反鐡」をも非難せねばならない。

また、鐵扇會に關する見解で、私は奥村さんと對立します。私は鐵扇會に期待をしてゐるのです――鐵扇會が自壞寸前だとは思はないのであります。鐵扇會の組織そのものに對する憎惡なんてものを私は感じません。組織に憎惡を感ずる事は人間には不可能だからであります。そして鐵扇會が必ずしも好い加減な人間ばかりで構成されてゐると云ふ譯でもない。鐵扇會の主張は右翼の思想であり、人間の思想ではないから私は肯定出來ないが、鐵扇會の主張に從ふ人間が必ずしも人間味のない人間であると云ふ譯でもない。ならば鐵扇會の會員が眞劍である場合もあり得る譯で、つまり右翼の思想を眞劍に信ずると云ふ事もまた道徳的であると云ふ譯で、ならばさう云ふ人物を私は嫌ひにはなれない。

かう云ふ書生論は、例へば初心者・元氣だぞ氏には通じないし、Yahoo!の掲示板で私を非難する連中にも通じない。彼らは政治で世の中を變へる事は出來るし、それは良い事だと思ひこんでゐる。しかし私は必ずしも政治でなんでも解決出來るとは思はないし、さう云ふ政治主義は甚だ非人間的であると思ふから大嫌ひであります。

私はどうしても政治主義は信用出來ないのであり、鐵扇會が政治主義ならば、政治的に共鬪出來ないと云ふ理由で鐵扇會に反對する事もまた政治主義だと判斷せざるを得ない。私の立場は飽くまで「言葉 言葉 言葉」であり、虚學の思想であります。

喧嘩腰の文章になつてしまひましたが、申し譯ございません。
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●奧村定征 題名:御挨拶、其他 投稿日 : 99年12月13日<月>11時47分
 こちらには初めて書かせて戴きます。奧村でございます。…扨…、私が管理
する舊「やれうちは」網路頁に對し、「反鐵扇會組織」との見解を御持ちの樣
ですが、管理者自身これには辟易してをりまして…。會議室には「反鐵扇會派」
に分類されるであらう燎原氏等が出入りなさつてをりますが、頁その物は私が
腹立ち紛れに思付で急造した「平和資料館」に過ぎません。誤解を招く舊名は
廢し、「鐵扇會の實態」と名を改めました。御理解戴ければ幸ひでございます。
抑も、燎原氏、岩井氏共に私とは政治的立場が相當に異なり、組織化だの共鬪
だのといつた事は不可能かと思ひます。これを某が無理矢理行つた結果が鐵扇
會の醜態でせう。誰が批判する(且つ、自壞寸前の)相手の眞似等致しませう。
自稱「土着的復古派農本保守主義者」との共鬪を望む變人(御同類)がおいで
になるならば、敢へて來る者を拒みは致しませんが…。(ゐたら見てみたい。)

 それでは、これにて…。亂入・亂筆・亂文、平に御容赦下さい。


http://www66.tcup.com/6609/ratimonndai.html
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●野嵜健秀 題名:どうでもいいんですが 投稿日 : 99年12月6日<月>01時58分
メイン掲示板よりもサブ掲示板の方が賑はふ邊り、いかにも私のサイトの掲示板らしいですよね。「論爭板」も再活性化したいと思つてをります。皆樣の書込みお待ちしてをります。
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●野嵜健秀 題名:匿名希望樣 投稿日 : 99年12月3日<金>22時06分
いらつしやいませ。

松原先生は今年度で退官なさいます。
講義を聽けるのもあと僅かです。
最後の數囘の講義を聽く事が出來てよかつたですね。
眞劍勝負とはどういふものなのか、よく學んで下さい。
先生の講義は、文學の講義であり、生き方の講義でもあります。
人が眞劍に生きると云ふ事が、文學的だと云ふ事なのです。
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●匿名希望 題名:松原先生の講義を拝聴して 投稿日 : 99年12月2日<木>15時11分
 私は、松原正先生の固定読者です。先週(11/26)の金曜日、私は
初めて松原先生の講義を拝聴することができました。

 松原先生の真剣な講義を拝聴して、私は「文学」の読み方について
勉強することができました。また、私は現在、他大学の学生ですが、
早稲田大学の文学部の学生の勉強意欲をうらやましくも思いました。

 今学期の先生の講義は、あと数回あるようなので、それにも参加
したいと思います。

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●野嵜健秀 題名:先日高田馬場に出まして 投稿日 : 99年11月29日<月>17時57分
芳林堂書店で、保田與重郎文庫を見ました。

『和泉式部私抄』ッて、あんなに薄かつたんですね。全集で讀んだので、重厚長大なものだとばつかり思つてゐました。全集の方は、女流歌人に對する批評が澤山載つてゐるんです。
松金樣、また感想お聞かせください。

それから、カンちやん樣、今後ともよろしくお願ひいたします。
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●カンちやん/お孃樣言葉研究會 題名:Kotoba! JAPANをリンクさせていたゞきました 投稿日 : 99年11月24日<水>21時22分
宜敷お願ひします。

http://kan-chan.stbbs.net/word/
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●松金 題名:ありがとうございました 投稿日 : 99年11月15日<月>10時25分
ご意見参考にしてさらに読んでみます。

第1印象を付け加えますと、保田與重郎さんは「歌」に価値を
おく=道徳的価値観が人々の意識を支配する以前の、そのとき
そのときの人間の心情に価値をおくと感じました。ニーチェや
ハイデガーの認識に近いのかもしれません。

勉強、長くなりそうです。それでは失礼します。

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●野嵜健秀 題名:保田與重郎 投稿日 : 99年11月11日<木>11時10分
どうも、こんにちは>松金樣

>すこし読んだかぎり、小林秀雄や福田和也よりも難解かな、という印象です

保田さんは思想家と云ふよりは詩人に近い人です。

保田與重郎は柳田國男と同じやうに、まづその文體を樂しむべき人です。讀んでゐて變な氣分にならなければ、保田さんの文章なんて讀む資格はありません。とはいへ、保田さんの文體に醉拂つてだけゐるのも、正しい態度とは言へないでせう。

保田さんは時々變な事を言ひますが、大事な事も言つてゐます。その大事な事に着目すべきであります。なのに世間では「變な事」にばかり注目する。桶谷も福田和也もさう云ふ淺はかな連中です。

「私は異常な感動を味はつた」なんて云ふ表現を保田さんはよく使ひます。この手の保田さんの文章のレトリックだけをよく覺えて、保田さんの近代精神を全然理解しない評論家が威張つてゐます。そんな馬鹿評論家を尊敬してゐる馬鹿も跳梁跋扈してゐます。
桶谷秀昭の『保田與重郎』は駄本です――かう云ふ事を書くと右翼は怒りますが。

保田さんは單なる保守反動ではなくて、近代精神を理解した近代人です。古典を論ずる保田さんの態度は、近代人のそれにほかなりません。
近代的なものの見方をしつつ、一方でさうしたものの見方の限界を保田さんは意識してゐた。だからこそ、保田さんは古典を積極的に論じたのではないか。
日本人の「近代精神」よりも古典の精神の方が、むしろより自由でより近代的であると、保田さんは思つてゐたのではないか。保田さんはただ單に近代的なものを拒否したと云ふだけではないと思ひます。
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●松金 題名:本が来ました 投稿日 : 99年11月9日<火>14時17分
保田與重郎の本がやっと来ました。いろいろ情報ありがとうございました。新学社さんからはこれからも刊行が続くようですので取り寄せて
勉強するつもりです。すこし読んだかぎり、小林秀雄や福田和也よりも難解かな、という印象です(ヘルダーリン論)。しばらく勉強のためにROMしてます。ずっとかもわかりませんが・・・。
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●野嵜健秀 題名:『保田與重郎文藝論集』 投稿日 : 99年11月2日<火>20時20分
>それから『日本の橋』(?)が講談社文藝文庫に入つてゐたと記憶します。

「日本の橋」が入つてゐますが、題名は上の通り。(確か)
新字新かなに改竄されてゐますので、おすすめしません。
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