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イラク侵略自衛隊員を送る

 行矣従軍の兵士、吾人今や諸君の行を止むるに由なし。
 諸君今や人を
さんが為めに行く、否ざれば即ち人に殺されんが為めに行く、吾人は知る、是れ実に諸君の希う所にあらざることを、然れども兵士としての諸君は、単に一個の自動機械也、憐れむ可し、諸君は思想の自由を有せざる也、躰躯の自由を有せざる也、諸君の行くは諸君の罪に非ざる也、英霊なる人生を強て、自動機械と為せる現時の社会制度の罪也、吾人諸君と不幸にして此悪制度の下に生るるを如何せん、行矣、吾人今や諸君の行を止むるに由なし。

 嗚呼従軍の兵士、諸君の田畆は荒れん、諸君の業務は廃せられん、諸君の老親は独り門に倚り、諸君の妻兒は空しく飢に泣く、而して諸君の生還は元より期す可らざる也、而も諸君は行かざる可らず、行矣、行て諸君の職分とする所を尽せ、一個の機械となって動け、然れどもイラクの市民も又人の子也、人の夫也、人の父也、諸君の同胞なる人類也、之を思うて慎んで彼等に対して残暴の行あること勿れ。

 嗚呼吾人今や諸君の行を止むるに由なし、吾人の為し得る所は、唯諸君の子孫をして再び此惨事に会する無らしめんが為に、今の悪制度廃止に尽力せんのみ、諸君が
サマワの野に奮進するが如く、吾人も亦悪制度廃止の戦場に向って奮進せん、諸君若し死せば、諸君の子孫と共に為さん、諸君生還せば諸君と與に為さん。
(1904年年2月の新聞から「イラク侵略自衛隊員に送る」K君の記事)  


2003年10月12日(日)
「不要な戦争」支援のイラク派兵は誤り
ノーベル平和賞の元コスタリカ大統領
 【メキシコ市10日】中米和平への貢献でノーベル平和賞(一九八七年)を受賞したコスタリカのオスカル・アリアス元大統領は十日、米国がイラクで展開している軍事作戦を支援するために軍隊の派遣を決めた中米諸国の対応を「誤った決定」と厳しく批判しました。エルサルバドル、ホンジュラスなど中米四カ国の政府は、国内世論の反対を押し切ってそれぞれ数百人規模の部隊をイラクに派遣しています。

 アリアス氏は十日の記者会見で、中米地域の人口三千六百万人のうち六割が貧困にあえいでいる事実をあげ、「中米は不要な戦争を可能にする(米国との)連合に兵士を送って参加するために一銭たりとも浪費すべきではない」と指摘。各国政府が、戦費ではなく、貧困対策など社会開発のための緊急の課題のために貴重な財源をふりむけるよう訴えました。

 同時にアリアス氏は、「武器製造や兵士養成のために世界で毎年八千億ドル(約八十八兆円)が使われているのに、豊かな諸国から貧しい諸国への援助はそのわずか16%でしかない。これは正当化できない」と発言しました。




2003・10