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2・26件史
日本の組長と組組織がチンピラ将校やガキ兵士をったあの頃の日本。
出来事

昭和10年
1935

「天皇機関説」弾圧、自由主義の完全圧殺
2月25日、美濃部達吉が貴族院本会議で天皇機関説の正当性を説明した。在郷軍人会、国粋主義団体、右翼などによる機関説排撃運動は全国的な展開をみせ、政府は、8月と10月、正式に機関説を否定宣言。美濃部は東京地検に召喚されて取り調べをうけ、著作は発禁処分となった。この事件によって
大正自由主義排撃の風潮はますます強まり、国家体制はいっそうファッショ化へと突き進んでいった。

4月6日:満州国皇帝来日
4月6日:真崎教育総監が国体明徴を全陸軍に訓示
8月3日:政府が国体明徴に関し声明
8月12日:陸軍省軍務局長永田鉄山が皇道派の相沢三郎中佐に暗殺される
10月7日:広田外相が蒋中国大使と会談、日中提携3原則(排日停止・満州国承認・赤化防止)を提議

3月16日:[独]がベルサイユ条約の軍縮条項を破棄し再軍備宣言
5月13日:[英]T・E・ロレンス(アラビアのロレンス)、オートバイで転倒し、頭を強く打って意識不明。19日死亡。
10月3日:[伊]がエチオピア侵入
10月11日:国際連盟、対伊制裁を決議

10月23日:日本ペンクラブがロンドンに本部をもつペンクラブの要請で誕生。初代会長は島崎藤村。
12月1日:初の年賀切手発行。
民俗伝承の会発足。柳田国男が自宅を開放して作り、後に日本民俗学会となる

「喫茶店」
酒類を扱わないカフェの呼び名として定着した。なかでも、レコード音楽を聞かせる専門店を「純喫茶」と呼んだ。
「ハイキング」
都市近郊の自然を歩くことが庶民のレジャーとして流行。私鉄各社が乗客を誘致した。
「非国民」
非常時体制の中、国民としての義務を果たさない者を非難することば。日露戦争当時から、ことば自体はあったが、このころからひんぱんに使われるようになった。

第1回芥川賞:石川達三
第1回直木賞:川口松太郎

誕生

Elvis Aron Presley[米・歌手](1.8、〜1977)、 大江健三郎[作家](1.31)、 畑正憲[作家](4.17)、 庄司薫[作家](4.19)、 筑紫哲也[ジャーナリスト](6.23)、 堺屋太一[作家](7.13)、 赤塚不二夫[漫画家](9.14)、 林家正楽[落語家](9.21)、 水原弘[歌手](11.1)、 アラン・ドロン[仏・俳優](11.8)、 寺山修二[歌人](12.10、〜1983)

物故
坪内逍遥[作家](75歳、2.28)、 与謝野鉄幹[作家](62歳、3.26)、 T・E・ロレンス[英・「アラビアのローレンス」](5.19、46歳)、 寺田寅彦(57歳、12.31)


人生劇場・青春篇(尾崎士郎)
夜明け前・第2部(島崎藤村)
蒼民(石川達三) 第1回芥川賞
色ざんげ(宇野千代)
雪国(川端康成)[「文芸春秋」連載]
真実一路(山本有三)[主婦之友社]

雪之丞変化(松竹)

二人は若い(ディック・ミネ/星玲子)[作曲:古賀政男]
♪ 貴女と呼べば 貴方と答える 山のコダマの うれしさよ
明治一代女[作詞:藤田まさと]
♪ 浮いた浮いたと 浜町河岸に 浮かれ柳の はずかしや 人目しのんで 小舟を出せば すねた夜風が 邪魔をする
どじょっコふなっコ[詞:東北民謡]
♪ 春になれば氷(すが)コも溶けて
デュポン社、ナイロンが完成。1939年に発売


昭和11年
1936

2・26事件

2月26日、歩兵第1・3連隊などの青年将校21人が下士官・兵士約1400人を率いて、首相官邸、警視庁などを襲撃し、蔵相高橋是清らを
惨殺した。将校らは軍部の改革を要求したが天皇への忠誠は厚かった。しかし天皇は反乱軍鎮圧の方針を貫き、軍部も反乱軍を包囲、原隊復帰を呼びかけた。29日、下士官と兵士達は帰営、将校らは自決した者を除き、全員逮捕された。2月27日〜7月18日、東京市に戒厳令がしかれた。
阿部定事件
5月18日、東京の待合で男の絞殺死体が発見されたが、死体の局部が切り取られていた。5月20日、犯人の阿部定が逮捕された。
7月17日:[スペイン]内乱始まる。

7月:[独]ヒットラー、オーストリアと友好協定を締結。
11月25日:[日・独]日独防共協定を締結。
12月20日:【王冠を賭けた恋】[英]国王のエドワード8世が、2度の離婚歴があったシンプソン夫人と結婚するため、退位。在位十カ月で王位を弟のジョージ6世に譲った。

「前畑ガンバレ!」(河西アナ)

ベルリン・オリンピック、女子200m平泳決勝の実況で連呼。
「大日本帝国」(外務省)
4月16日、外務省はそれまで「日本国」「大日本国」「日本帝国」「大日本帝国」とまちまちだった国号を「大日本帝国」に統一し、すでに実施していると発表した

誕生
立川談志[落語家](1.2)、 市原悦子[俳優](1.24)、 長島茂雄(2.20)、 楳図かずお[漫画家](9.3)、 梶原一騎(9.4)、 堀江謙一(9.8)、 北島三郎[歌手](10.4)、 山崎努[俳優](12.2)


物故
高橋是清(81歳、2.26)、 鈴木三重吉(53歳、6.27)、 魯迅[清・作家](55歳、10.19)

宮本武蔵(吉川英治)
晩年(太宰治)
真実一路(山本有三)

人生劇場(日活)
[監督]内田吐夢

忘れちゃいやよ(渡辺はま子)[作詞:最上洋、作曲:細田義勝]
<「いやンよ」と甘く歌ってヒットしたが、検閲当局は「あたかも娼婦の媚態を眼前に見るが如き(大変な想像力である)官能的唱歌」として発禁にしたため「月が鏡であったなら」と改題して発売した>
♪ ねえ 忘れちゃいやよ 忘れないでネ
東京ラプソディー(藤山一郎)[作曲:古賀政男]
♪ 花咲き花散る宵も 銀座の柳の下で 待つは君ひとり 逢えば行く ティールーム

昭和12年

1937年

蘆溝橋事件、日中戦争の発端に
7月7日、蘆溝橋で日中両軍が衝突した。現地で停戦協定が成立した11日、政府は不拡大方針をくつがえし華北派兵を決定した。28日、日本軍は華北で総攻撃開始し、8年間にわたる日中全面戦争へと突入した。7月11日、政府はこの事件を「北支事変」と呼ぶと公表した。9月2日、「今回の北支事変の名称を『支那事変』とすろ」という閣議決定を発表した。
4月26日:【ゲルニカ爆撃】反乱軍のフランコ将軍を支援するドイツ空軍43機ががスペイン北部の古都ゲルニカを爆撃し、町の大半が破壊され多くの死傷者を出した。
5月1日:パリでゲルニカの悲劇を知ったパブロ・
ピカソが習作スケッチを開始、6月に20世紀絵画を代表する大作「ゲルニカ」を完成。
12月:イタリア、国際連盟から脱退。

総動員、パーマネントはやめましょう、千人針、慰問袋、あきれたぼういず
2月11日:文化勲章制定。

「銃後」
戦場の後方。大陸で戦う戦士たちの「前線」に対して、内地にいる直接戦闘に加わらない一般国民を表した。「朕カ銃後ノ臣民克(よ)ク協力一致シテ時難ニ当レリ」(帝国議会開院式の勅語、12月26日)の「銃後ノ臣民」が新解釈の決定版になった。以前は「砲火の背後に活動する将士」の意味だった。
「千人針」
一片の布に千人の女が赤糸で一針ずつ縫って千個の縫玉を作り、出征将兵の武運長久・安泰を祈願して贈ったもの。初めは「虎は千里走って千里をもどる」の言い伝えから寅年生れの女千人の手になったものという。
「トーチカ」
ロシア語で点の意。コンクリートで堅固に構築して、内に銃火器などを備えた防御陣地。火点。中国軍が上海市内や近郊に築造したのが日本軍を難渋させたことから、なかなか思い通りにならない人物などを指して言うようになった。
「馬鹿はしななきゃなおらない」(広沢虎造)
浪曲「森の石松」にある名文句。

誕生
江利チエミ[歌手](1.11)、 河野洋平[政治家](1.15)、 山藤章二[漫画家](2.20)、 加山雄三[俳優](4.11)、 美空ひばり[歌手](5.29)、 緒形拳[俳優](7.20)、 ダスティン・ホフマン[米・俳優](8.8)、 橋本龍太郎(7.29)、 東海林さだお[漫画家](10.30)、 ジェーン・フォンダ[米・俳優](12.21)

物故
北一輝(54歳、8.19)、 中原中也(30歳、10.23)

若い人(石坂洋次郎)
雪国(川端康成)
綴方教室(豊田正子)
路傍の石(山本有三)
映画
日本真実一路(日活)

人生の並木道(ディック・ミネ)[作詞:佐藤惣之助、作曲:古賀政男]
♪ 泣くな妹よ 妹よ泣くな 泣けば幼い 二人して 故郷を捨てた 甲斐がない
ああわが戦友
♪ … 此処はお国を 何百里 離れて遠き 満州の 赤い夕陽に 照らされて 戦友(とも)は野末の 石の下
たばこやの娘
♪ 向こう横丁の煙草屋の 可愛い看板娘
早起き時計
♪ ちっくたっく ちっくたっく ぼーんぼん お早う お早う 夜があけた
別れのブルース(淡谷のり子)[作詞:藤原洸、作曲:服部良一] ♪
 窓を明ければ 港が見える メリケン波止場の 灯が見える>
若しも月給が上がったら
♪ 若(も)しも月給が上がったら わたしはパラソル買いたいわ
裏町人生(上原敏)
露営の歌
♪ 勝ってくるぞと勇ましく 誓って国をでたからは
かもめの水兵さん
♪ かもめの水兵さん ならんだ水兵さん

9月12日:プロ野球公式第1戦行われる。
プロ野球優勝チーム
巨人、タイガース
5月20日:二葉山が横綱昇進
1月4日:名古屋城の金のシャチホコの鱗が盗まれた。27日、容疑者を逮捕。
2月12日:来日したヘレン・ケラー女史が大歓迎を受ける。
12月11日:南京陥落を祝って全国で提灯行列が行われた。
12月13日:【南京陥落】日本軍、南京を占領。【南京虐殺】このころ、日本軍による中国人大量虐殺
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