カテゴリ別傾向と対策(笑)
キャラクタもの
ファンシー文具の中でもっとも多いのはこの部類でしょう。サンリオやサンエックス、ソニー・クリエイティブプロダクツなどがキャラクタ中心の展開をしているメーカーといえるかな。これらも、サンリオやサンエックスのように自社開発のキャラクタ中心のものと、ソニーCPのように他社(海外のものが多い)キャラクタのライセンスを中心とするもののように分類できます。
キャラクタをその性格ごとに分類するとこんな感じかな(あくまで自分の主観的分類)。
- デフォルメ
- 動物などをデフォルメしてキャラクタにしたもの。キャラクタものの中でも王道といえるものでしょう。サンリオ「HELLO KITTY」、サンエックス「たれぱんだ」など。
- 擬人化
- 生き物でないものを擬人化したキャラクタ。サンエックスのお家芸という感じがしていたのですが、ほかのメーカーでもよく見かけるようになりました。
- コミック
- マンガのキャラクタふうのもの。メーカーというよりイラストレーターや漫画家のキャラクタ、といったほうがいいのかな。
キャラクタものはファンシー文具の主流なのでそれなりに買うことも多くなったのだけど、もともとキャラクタものを集めていなかった自分にとっては、実はそれほど思い入れのあるキャラクタはなかったりします。そこそこ好きだけど、「マニア」になるほどのものはないなぁ。
人物・動物系イラストもの
人物や動物を描いてはいるのだけど「キャラクタもの」と呼ぶには違和感があるもの。ものすごく説明と線引きがむずかしいのだけど…。バラエティショップに並ぶファンシー文具はこの手のものが多いかな。
このカテゴリのものにはけっこう思い入れもあります。「集めてみよう」というものも多いですね。
非キャラクタ系イラストもの
このジャンルもファンシー文具の中では大きな割合を占めるものですね(というより、もう「ファンシー文具」とは呼べないかも知れない)。日本ホールマーク、ジー・シー、ミドリなどがこの手の製品をよく出しているかな。
- 季節柄
- 必ず文具コーナーにはこの手の商品があります。あまり「ファンシー」というイメージではないものも多いけど…。季節の花、行事などのイラストです。
- 植物柄
- 「季節柄」と重なるものも多いのですが、ハーブなど季節に依存しない植物柄の文具もけっこうあるものです。
- 風景柄
- こういう呼び方でよいのかどうかわかりませんが…黒井健の手によるユーカリ社「PASTEL LIGHT」などはここに分類できるのかな。数としては少なかったものの、鈴木英人や永井博などのイラストを使った文具もありました。
パロディもの
これもけっこう古くからあるジャンル。妙に多く出る時期とそうでない時期の波がけっこうあるように思うのですが…。古くはセブンセンシス、その後バーゼルやサカモトがこの手のものをよく出していました。サンエックスも以前はこういうものをよく出していたなぁ。最近は、知的所有権の問題もあるのか、実在の商品や人物をパロディにしたものは少なくなっているように感じます。
- 商品パロディ
- これはさらに「実在する商品をパロディ化したもの」と「あるカテゴリの(ありがちな)商品パッケージイメージのステレオタイプをもとに創作したもの」の2つに分類できます。
- 芸能パロディ
- 芸能人の似顔絵だったり、動物化していたりするものもあります。肖像権の問題はだいじょうぶなのかなぁと心配してしまうものもありますが…。「PEFFY」「つぶつぶジロー」「SPADE」「シュ乱9」「SHAKANA」などなど、ちょっと思い出せるものだけでもかなりのものがあるなぁ。
パターンもの
単純な図形や色のパターン。ファンシー文具における割合は少ないけど、どの時代でも確実に存在するものです。総合文具メーカーや雑貨系メーカーに多いかな。
写真もの
自分が最初に集めはじめたのはこの手のファンシー文具。1980年代中ごろはこういうのが多かったなぁ…。ここ数年かなり少なかったのですが、最近またすこしずつ出てきているようです。写真に落書きしたものも多くなりました。
- 風景
- 南の国の島々、ヨーロッパの街角などを使った文具はかなり多かったですね。ソニーCPの写真シリーズやサンエックス「SOUND SCAPE」(後期)がこれらの代表例かな。現在はエトランジェ・ディ・コスタリカ、ミドリなどでよく見かけます。
- 動物
- 最近復活している写真もの文具の中心はこれ。メーカーオリジナルというよりもライセンス商品が多いように思います。ちょっと前は「THE DOG」や「はなデカ倶楽部」、最近はマインドウェイブ「The friend is this animal.」など。
- 静物
- くだもの、事務用品などの写真。これも最近またちらほらと見るようになったかな(ホームページの素材にありがちな気もする)。YOUNG KOKUYOなどでよく見かけたような気が。