ここ数年、「旅行」と呼べるほどの遠出はしたことがありませんが、そうでなくても、どこかへ行くと、なぜか、手紙を書きたくなるなぁと思います。いつも、筆記具(uni-ball 5を全色と、その他、水性ボールペン、サインペンを何本か。修正液も持ってるのだ)とのり、はさみはバッグの中にはいっているし(うーん、男らしくない…)、切手も、いろいろな種類のものをバインダーの中に入れて持ち歩いていたりします。だから、書こうと思えば、いつでも手紙を書けるような状態になってるんですね。宿泊するようなときは(そんなことはあまりないけど)、ちゃんと、レターセットを買い込んでよけいに持っていったりもします。いちばん多いときには、一晩で10通近く、手紙を書いたことがありますね。ほんとに、何時間もかかって。最後にはねむたくなってなにを書いているのかわからなくなってしまうこともあって、「そこまでして書かなくたっても…」と思ってしまうこともありますけど(ほんとに、もらった人からすればえらく迷惑な話だなぁと思う)。
でも、ほんとに、こうして手紙を書きたくなるっていうのは、いったいなぜなのでしょうね。別に、特におもしろいものがあった、とか、用事がある、ということでもなんでもないのに(まぁ、ふだん書いている手紙もそんなものだけど)。あんまり深く考えたことはないし、考えたところでわからないような気もするけど、「旅行に来たよー」っていうような、そういうノリなんでしょうかね。証拠を残す、とでもいうのかなぁ。楽しさのおすそわけ、みたいな感じかも知れませんね。はたして相手に伝わっているかどうかはわかりませんけど(苦笑)。やっぱり、基本的に「書いていることが楽しい」っていうものなんですね。この本と同じように。(そこまで言うか?)
あと、自分の場合は、「日記がわりに手紙を書く」っていうのもあるかな。もともとは、日記帳(というよりは落書き帳だけど。これもいつも持ち歩いています)を書くために筆記具を持ち歩いていたもので、手紙を書くため、っていうわけではなかったんですね。だから、その日記の延長線上に手紙があるっていうこともいえるんです。日記帳が手元に残る記録で、手紙は手元に残らない記録。そんなふうに言えるかも知れません(なにをえらそうに…)。
あんまり自分のところには、旅先からの手紙っていうのは届かないですね。正直なところ。でも、たまに「北海道にいます」とか「青森から東京に向かうバスの中です」という手紙が届いたりすると、やっぱりなにかうれしいです。そういえば、数日前、グァムからエアメールが届いたっけ…。
この内容は変わったところと変わってないところが混ざってますね。「旅先で手紙を書くのが好き」というのはそのまま。でも、「ここ数年遠出はしたことがない」というのはすっかり変わってしまいました。出かけてばかりです。
この先は、どんなところで手紙を出すのでしょうね…これからも、いろんなところに行けるといいんだけどな。