元香川大教授の有罪確定へ=悩み相談でわいせつ−最高裁2009年12月14日 心の悩みの相談に訪れた女性に「育て直し」と称しわいせつな行為をしたとして、 準強制わいせつ罪に問われた元香川大教育学部教授岩月謙司被告(54)について、 最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は8日付で、被告側上告を棄却する決定をした。 懲役2年、執行猶予3年とした二審判決が確定する。 一審高松地裁は「頼ってきた女性の精神的不安定さにつけ込んだ」と懲役2年の実刑としたが、 二審高松高裁は被告が懲戒解雇されたことなどを考慮し、執行猶予を付けた。 二審判決によると、岩月被告は2002年、治療に必要と相談者の女性に信じ込ませて、 一緒に入浴したり、下腹部を触ったりした。(2009/12/10-18:04) |
悩み相談の女性にわいせつ行為の香川大元教授、有罪確定へ2009年12月10日 悩みの相談に訪れた女性にわいせつな行為をしたとして、 準強制わいせつ罪に問われた香川大教育学部元教授、 岩月謙司被告(54)の上告審で、最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は、 被告側の上告を棄却する決定をした。懲役2年とした1審判決を破棄、懲役2年、 執行猶予3年とした2審高松高裁判決が確定する。決定は8日付。 2審判決などによると、岩月被告は平成14年、神経症的な症状の治療を受けようと 自宅を訪れた20代の女性に「重症の幸せ恐怖症だ。のろいを解かないと幸せを逃がしてしまう」と 言って治療と信じ込ませ、体を触るなどした。 岩月被告は「女は男のどこを見ているか」など多数の著書がある。 |
香川大教授の準強制わいせつ:有罪判決確定へ2009年12月11日 高松市で02年、神経症的症状に悩んで相談に訪れた女性の体を触ったとして、 準強制わいせつ罪に問われた元香川大教育学部教授、岩月謙司被告(54)の上告審で、 最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は8日付で被告側の上告を棄却する決定を出した。 1審の実刑を破棄し、懲役2年、執行猶予3年とした2審・高松高裁判決(07年5月)が確定する。 2審判決によると岩月被告は、幼児期に満たされなかった欲求に応える「育てなおし」で 対人関係の悩みを克服できるとの考えを提唱。02年4月、女性に「のろいがとける」などと 述べ性的行為を受け入れなければならない心理状態に陥らせ、下腹部や胸を触った。【銭場裕司】 |
「育てなおし」と称しわいせつ 元香川大教授、有罪確定へ2009年12月11日 「育てなおし」と称するカウンセリングを受けに訪れた女性にわいせつ行為をしたとして、 準強制わいせつ罪に問われた元香川大教育学部教授岩月謙司被告(54)の上告に対し、 最高裁第2小法廷(竹内行夫裁判長)は10日までに、棄却する決定をした。 懲役2年の実刑とした一審高松地裁判決を破棄、懲役2年、執行猶予3年とした高松高裁判決が確定する。 決定は8日付。 二審判決によると、岩月被告は2002年4月、神経症的な症状の改善を図るため、 自宅を訪れた女性に「のろいを解く」などと言って、胸などを触った。 被告は当時、対人関係で悩みを抱える人の心の傷は、 多くが幼児期に満たされなかった欲求に応える「育てなおし」で 克服することができるといった考えを提唱し、テレビでも紹介された。 一審判決は「自らを信じて、頼ってきた被害者の精神的不安定さにつけこんだ犯行」として実刑を選択。 二審は、大学を懲戒解雇されていることなどから執行猶予とした。 |