九月から、東北大学生協では、コプリカに変わるプリペイドカードとしてICカードを導入し、トラベルコープを除く生協の全店舗で一斉にサービスを開始した。
ICカードは、生協の組合員証であるメンバーズカードや、組合員証にクレジット機能の付いたTuoカードに、ICチップを搭載して、プリペイドカードとしての機能を持たせたもの。
ICカードは各キャンパスに一台設置されている加金機を使って、現金をカードに加金して利用する。最低千円からの加金が可能で、カードに加金できる上限は二万円。レジで残高が不足した場合には、現金で不足した分を支払う。その際、釣り銭が出た場合には、釣り銭分をカードに加金してもらうことができる。また、レジでは利用者が自分でカードを読み取り機に差し込む。これまでの、コプリカやTuoカードのように、レジ職員にカードを手渡しする方法とは異なるため、注意が必要となる。また、ICカードでは、二万円利用ごとに割戻し証券が発行される。
昨年までのメンバーズカードから、ICチップ付の新しいメンバーズカードへの切り替えは、生協が無料で行っている。また、生協では十月から店頭での、切り替えキャンペーンを予定している。Tuoカードについてはすでに各カード会社からICチップ付きの新しいカードが六月に送付されており、すべてTuoICカードに切り替わっている。
一方コプリカは、八月末をもってすでに販売が終了している。同時に購買書籍部での使用も停止されており、残る食堂での利用も来年三月末をもって停止となる。その際コプリカに残高がある場合は、生協が払い戻すが「できれば使い切ってほしい」という。なお、ICカードに関する詳しい情報は、http://www.coop.org.tohoku.ac.jp/