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「世界選手権疾走記録 2」


3月18日() ウォームアップ(出発、到着、公開練習)
関西空港18:00発バンクーバー行きは北ウィングからの出発になる。チケット引き換えカウンターで同行のKと合流…したのはいいが彼女の荷物が小さい!
リュックサックが一つ。さすが「荷物は全て機内持ちこみ」がモットーの彼女、今回も実行したか。わっ…私だってトランクだけど半分は空っぽだもん。カメラとフィルムと三脚と横断幕と折り曲げ厳禁の投げ物がなかったら機内持ちこみですませられるもん!(言い訳)
「着いてすぐチケットの受け渡しで人に会うから」という理由の私と「バンクーバーは都会だから」という理由の彼女、お互いいつもの旅行と服が違っている。
何か違う(^^;)

待合ロビーにあるガラスケースの中に紅葉狩りを楽しむ子供達の日本人形が置いてあった。普段なら三月半ばに紅葉狩りの置物もないだろうと突っ込むところだが、今回は別。別の形で楓の葉を愛でる国が頭にあるから。
その国へ行く。
もうすぐ。


ファイナルの少し前に「北ウィング」を聞く機会があり、歌詞を改めて見返して「これバンクーバー行く時と同じスケジュールなんじゃ…」と思っていた。また北ウィングからの出発なのでテンションが上がる上がる(笑)。予定から30分後れの出発のために離陸した時はすでに外は真っ暗になっている。まさにミッドナイトフライト♪

運よく出会った時にプレゼントするつもりで用意した中国勢やリカルド先生(本命は?)の写真をKに見せてきゃいきゃい言っている間に飛行機が気流の悪い所に入り、たっぷり1時間は揺れた。飛行機の都合で機内食サービスの時間が遅れたのは初めて。
揺れ自体はそれほどでもなかったのだが、「どうせしばらくはごはんが食べられなさそうだからその間に内職しよう」と作りかけの横断幕を縫っていたのがまずかった。揺れる状態で下を向いて細かい作業をしていたおかげで酔ってしまい、せっかくの機内食も食欲減少。おなかがすいていたはずなのにサーモンがおいしくない。
Kは行く前にひいた風邪が治りきらずにしょっちゅう咳をしている状態で、おかげで客室乗務員のおじさんに顔を覚えられてしまった。大丈夫か?
(そういう状態だったので朝ごはんに白粥があるのは嬉しかったぞエアカナダ)

ごはんを食べた後即行寝て、目が覚めると空が明るくなっていた。
しかし飛行機は雲の上。楽しみにしていたのに光る海が見られない。

着陸直前に後ろの席のお兄さんが「これどうぞ」と上手な日本語で新聞をくれた。見てみるとバンクーバー地元紙の特別面、世界選手権特集!表紙に大きなサレー組の写真でその下にペアの有力選手の紹介。雪ちゃん達はファイナルの写真で(宏博兄さんの目が閉じている^^;)で一番新しい!お兄さんありがとう!!
しかしこれ、いかに私達がスケートネタで盛り上がっていたかということだな…(^^;)

雲の下まで降りてやっと見えた海はどんよりとした色だった。どうも今日は曇り…いや、着陸してから窓を見ると水滴がついている。雨!?まずい、私傘持って来てない!
Kも持って来ていないらしい。あなた風邪治りきっていないのに〜〜


入国審査のお姉さんの口調が早くてやけにきつかった。定番の質問の後、
「ツアーで来たの?」「いいえ、友達と2人で」「本当?どこにいるの?」 は?
何、個人旅行は信用ならないと?
「後ろにいますけど…呼びましょうか?(←少しカチンと来ている)」「連れて来て」
ラインの後ろに並んでいたKに来てもらうと2人まとめてはんこを押して通してくれた。なんだなんだ、手間を省いたか?こんなの初めてだ。


来たぜ、カナダ!!
(いちいち叫ぶなって)


空港から空港バスでダウンタウンへ向かう。地平線が見える何もない地帯を抜けて高級そうな住宅地。雨が降ったせいで湿度が高いのとKが一緒にいるということ、プラス道路沿いに桜らしき木がたくさんあるので外国に来たという気があまりしない。花が咲いている分、奈良より少し季節が先に行っているようだ。
アンティーク通りを抜けていよいよダウンタウンに入る。噂には聞いていたとはいえ、本当に中華系の店が多い。元同僚の中国人がバンクーバーに住んでいるのだが、これは確かに心強いだろう。
空港バスは有名ホテルに停車していく。ユースに近いホテルでバスを降り、体調を整えたいKはユースへ直行した。私は練習を見に会場へ向かう。

それはいいが、地図ではすぐそこにあるはずのスカイトレインの駅が見つからない。通りかかった人に訊きながらブロックを一回りしてたどり着いたのはホテルのすぐそば、しかも地下鉄だったのね!?てっきり地上にあると思っていたのだ。「カナダだからいいや」といかにガイドブックを読んでいなかったかということの表われである。
海外旅行で必ず手間取る切符の自動販売機もなんとかクリアし、目的のStadium駅からダッシュでGM Placeへ。


入り口のドアを開けると大音響で弦楽器が響いている。雪ちゃん達のショートの曲!ペアの練習に間に合うなんて、なんてラッキー!しかしここは3階席。1階席へのゲートを抜けた時には曲がほぼ終わっていた。大きな拍手…は嬉しいが、会場を見渡して呆然とする。

公開練習で会場が満員になるか!?

この会場は日本の会場と違い、アリーナとスタンド席の境目がない。スタンド1階席の一番上からアリーナまでずっと席がある状態と言えば近いイメージが描けると思う。つまり日本より収容人数が多い。その会場が!!しっかり綿あめ売りの人まで出ている。さすがカナダ、スケートの人気が桁違い。それはいいがもう一つ問題があった。

この会場の中からMamiさんを見つけ出さないといけないわけ!?


実はMamiさんのお知り合いからチケットを譲っていただくことになっているのだ。その相手のスーザンはメールであっさり「泊まる所知っているんだし会場で会えるわよ、心配しないで」と書いてきたきり会う手順の打ち合わせができていない。いくらあなたがカメラマンだからって私達お互い顔知らないのにそりゃ無理だって!
スーザンはホテルにいなかったので
(当然彼女はリンクに行っている)ので、こうなるとMamiさんに頼るしかない。「まあMamiさんには公開練習で会えるわ」と気楽に会場に来たのだが、ヘルシンキやニースの公開練習を想像していた私が甘かった。

しかしこういう時に東洋人は目立つので助かる。リンクの反対側にいるトディーズの面々をなんとか見つけ出し、男子の練習が始まる直前に合流できた。


GROUP 3
本田君はダグコーチと話をしつつマイペース調整、田村君はわりに飛ばしてクワドのコンビネーションもやっていたと思う。前から思っていたが本田君の体が大きくなった。田村君も少し肉がついただろうか?Tシャツだから大きく見えているのだろうか。
練習が終わったとみるとすかさずリンクサイドにいるファンがその選手にサインを求める。さすが人気者の本田君、手慣れた様子でサインをしてあげている。本田君がサインをしている間に田村君も練習を終わり、しっかり反対側のリンクサイドでサインをして帰っていった。


GROUP 4
前のグループが始まる時に既にリンクサイドでアップしていたエルビスが真っ先にリンクに降りて滑り始める。やはりスケーターは滑っていてこそ実体化する。そうだこのスケーティングだ。やっとエルビスに会えた―――

と、感動の再会気分もつかの間。
何この歓声は!?

エルビスがリンクに出てきただけなのだ。観客に向かって何かアピールしたわけでもなくただウォームアップに滑り出しただけで会場全体で歓声。またこの時のエルビスは一人だけあっという間にリンクの中央からさらに向こうへと滑っていく。本人はただ普通に滑っているだけなのだがこの瞬間リンクはまさにエルビスの独壇場、Elvis On Ice。
ちょっと〜〜〜これ公開練習でしょう!?試合じゃないでしょう!?他の選手はといえば出てきた付近のリンクの端に五人固まっていて今から滑り始めるといったところ、エルビス一人役者が違う!ひえ〜〜〜〜!!
16日からこの状態だったのか、これはさぞかしやりにくかろう…と気分はすっかり中国勢の身内になっている。何この展開は、ひねくれすぎや私!
おちつけおちつけ、今日は日曜日だからこれだけ賑やかなんだ。それと私がエルビスのファンでやっと見られたから過剰に反応してしまうだけだ。逆に。

変なパニックは横においてさあ練習の見学…という所なのだが、また曲かけの一番目がエルビスなのだ。舞台整いすぎ(^^;)
やっと見られるエルビスのグラディエーター。ジャッジと反対側の壁際、リンクの真ん中にジャッジに背を向けて立ち、右手に愛用の長剣―――


この時はジャンプを本番通りのタイミング、コース通りに滑ったものの振付はほとんど省略していた。今日は曲の雰囲気をつかむだけで全部見るのは明日までお預けというところか。映画「グラディエーター」の戦いがベースになるイメージを離れ、全体を通してプラス方向の感情が感じられるある意味エルビスらしい選曲。
序盤のクワドのコンビネーションは3+3、単独クワドもトリプル。アクセルは…覚えていない。ループがダブル、あとはトリプル。

エルビスの曲かけが終わると観客席と関係者席の境目のリンクサイドにどっと人が降りてくる。まさか今からサインをもらう気?まだ一人目の曲かけが終わった所だよ、誰がサインするんだよ!
一瞬ぎょっとしたが別に選手を呼んでいる様子はない。スタンバイしているだけなのか。それでもすごすぎる。


エルビスに続き成江の曲かけ。

エルビスと中国勢が同じ公開練習のグループというのは一見おいしいようで実は頭を抱えてしまう組み合わせだということにこの時気がついた。エルビスがいる時に中国勢の面倒を見られる自信はない。ごめんね中途半端な応援人で(^^;)
アルファベット順で続きだから極めて妥当な組分けとはいえ、なんでよりにもよってカナダと中国が同じ練習グループなんだ。3人同士なんだから中国はロシアとくっつければいいじゃないか!(それはそれで困るか)


成江の右手に包帯が巻いてある。手首をかばっているような巻き方。ジャンプを転んで壁にぶつけたのかな…と思っているうちに派手にジャンプを転んで右手から壁に激突した。成江――!Mamiさん曰く「よくあの転び方で転んでいる」との事。ああっ大丈夫か成江〜〜!?
曲かけが終わった後でさりげなく4サルコウ+3トゥをきめていた。

大阪四大陸の時にも思ったが、運飛はなぜか練習の時の方がかっこいい。試合の時はおでこが広くてのっぺり顔に見えてしまうが、練習では前髪をおろし気味で目鼻立ちもくっきりしている。元はいいのだ。彼は中国男子の中では磨いている方だが、どうも磨き方が悪い。うまく磨けば田村君とでも勝負できると思っているのだが…。
ところで練習の様子は?いや、曲かけで全く合わせていなかったもので…(^^;)

張民がやせた。髪の毛も少しだけ茶色くして、少し垢抜けている。
曲かけではコースを滑っていただけなのだが、曲を聞いている分では去年よりは垢抜けようとしているプログラムのようである。フィンランドトロフィーに出場したし、連盟も少しは彼に力を入れるようになったのか。
実は小顔でスタイルがいいということにこの時初めて気がついた。(運飛よりも顔が小さい)

三人とも早いうちに帰っていった。サインの相手もしていない。


さてエルビスはというと曲かけの直後にアクセルのコンビネーションのチェック。その後クワド+3トゥ+2ループを跳びはしたが、クワド以降は力を抜いたという感じのジャンプ。その後同じ場所で3トゥ+2トゥを跳んだが、それから腰に手をあててぐるぐるぐるぐるリンクにそって滑ってはUschiさんとちょこちょこ話をしている。練習時間の中盤で上着を着て完全に話し込みモードに入った(だから私は中国勢を見る余裕があったのだ)
早めに切り上げるのかと思いきや、この状態で練習時間が終わるぎりぎりまでいる。その後きっちり両方のリンクサイドにいるファンにサインをしてあげて帰っていった。


あまり調子はよくないという印象だったが、エルビスのファンページでリーダー的な存在のHeart of a Championではどのようにレポートされるのだろう。


周りの席を見ると、既にメディアインフォメーションを持っている人があちこちにいる。試合が始まる前にもう発売されているのか!?すごい!
前の列に生後1、2ヵ月そこらの赤ちゃんを連れて練習を見学している人がいた。赤ちゃんはぐずりもせずに、歓声にも目を覚まさずずっと寝ている。この子大物になるよ…ってちょっと、このリンクで寝たら体冷やして風邪をひくよ。大丈夫なのか!?
「カナダ人はみんなこうやって育つんだよ」とはMamiさんの名言。カナダ人のスケートにかける熱はやはりただ事ではない。


GROUP 5
確かこの時にMamiさんにスーザンを探してもらって会え、チケットの受け渡しができたのだと思う。(Mamiさんありがとう!)したがって練習はほとんど見ていない。キュヒュン君(韓国)はウォームアップの時にいたのに、曲かけの時には帰ってしまっていた…。
スーザンはHeart of a Championにも写真を時々提供しているので前から名前は知っていた。自分のホームページにオーストラリアとニュージーランドの選手の写真をたくさん載せていて、限定地域応援人の私としては親近感もありあこがれの存在でもある。
紹介してもらうと「あらーあなたがチケット買ってくれる人なのねー!」と初対面とは思えないほど気さくに接してくれるスーザン。一方カチコチに緊張していた私、あいさつとお礼以外にほとんど言葉が出ない。だってあなた、いくら世界選手権の観戦でずっと大物の当たりがいいとはいえ、ここまでの大物に当たるとちょっとその!(←小心者)


GROUP 6
このグループの注目どころは何と言ってもロシア3人。しかしウォームアップ開始のアナウンスが流れても3人とも出てこない。気が抜けた空気が漂い始めるが私には無関係。というのもこのグループにはメキシコの代表がいるから。
メキシコの代表は大阪四大陸にも出たMauricio Medellin。彼が代表ということは当然、リンクサイドにいました。



リカルド先生!!
(彼については騒動記録・3をどうぞ)


メデリン(Medellin)に言葉をかけている。
きゃー先生が本当に先生してる――!!




しばらくしてプルシェンコ、続いてヤグディンが出てきた。(アプトは結局来なかった)さすがに大人気の2人、特にヤグディンが出てきた時には「Happy Birthday, Alexei!」の声があちこちからかかり、「Happy Birthday To You〜♪」と歌い出す人も。それに応えて手を振りながらリンクを一回りするヤグディン。17日と覚えていたのだが、今日が誕生日だったのか。ものすごく嬉しそう。
しかしこの時のヤグディンとプルシェンコは片方がコンビネーションを跳べば、しばらくしてもう片方が同じ場所で似たようなコンビネーションを跳ぶというジャンプ合戦状態。プルシェンコが去年のフリーに戻していたので気が抜けてしまい、メデリンの観察に専念することにする。


去年の四大陸の公開練習でトリプルのエッジ系がきまらずがっくり落ち込んでいた彼は、今回トリプルルッツを習得中。幸い他の選手とコースが重ならなかったのか、リンクの半分くらい長い助走を取って黙々とジャンプを跳んでいる。転んだり、ダブルで跳び直したり。一度跳んではリカルド先生の所へ行って指示を聞いている。
確か先生は去年トリプルルッツを持っていなかった。自分が跳んだことのないジャンプを人に教えるというのはどういう感じなのだろう。二人三脚で未知の領域へ挑戦しているのだろうか。
それを言うなら今のトップクラスの選手のコーチが現役時代にクワドを跳んでいたわけではないのか。


早めに練習を終わったヤグディンとプルシェンコをファンがそのまま帰らせるはずがない。待ってましたとばかりにサインをするヤグディン。一度リンクから上がったものの、もう一度リンクに降りてサインをするプルシェンコ。二人ともリンクの同じサイドに少し距離をとってサインをし続けている。ジャンプ合戦の次はサイン合戦。君ら、恐い(^^;)
プルシェンコは適当な所で帰ったが、ヤグディンは場所を移動してはサイン、製氷車が出てきてもまだサインをしている。しまいには製氷車の後ろにつかまってスパイラルまでやっていた。製氷の意味ないだろうが!まったくもう(^^;)
製氷中に何気なしに通路の先を見ると、関係者二人と一緒に観客席に座るヤグディンの姿が。え、ちょっとそこで練習見学するの!?
これは引きずってでもKを連れて来るべきだったかもしれない……。

しっかしヤグ君ご機嫌しゃんだねえ。そんなにテンション高い所を見ると、おねーさんは心配になるよ?(なんで私が心配するんだろう?)


GROUP 7
そういえばエルドリッジの公開練習を見るのは初めてだった。上下黒の練習着。シャツがタートルネックでかっこいい〜(*^^*)この時に初めて彼のクワドを見たのだが、これがものすごくきれいなのだ!
もともと端正なエルドリッジのジャンプ(いや全てが端正なのだが)、トリプルがクワドになったからといって個性が変わるはずはない。しかし今まで見たことのないタイプのクワドなだけに印象が強かった。コンビネーションもあっさりきめている。
彼に惚れ直した公開練習だった。

このグループが終わった時か途中だったと思うのだが、ヤグディンが帰っていった。チラッと見ただけなのだが、足引きずってないか!?すぐに姿が見えなくなったので確認はできなかったのだが。でも水の入ったビニール袋を持っていたし……。


GROUP 1
トディーズの知り合いらしき本田君ファンのカナダ人の方と話し込んでいた(正確に言うと彼女の話を聞いていた)ので、このグループも全く頭に入っていない。本田君の練習が終わった時に立ち上がって何か叫んでいた彼女、5円玉をペンダントにしているあたりかなりの親日家のようである。
彼女に色々写真を見せてもらったのだが、その中で90年か91年の世界選手権で記者会見をしている時のエルビスの写真があった。若い!

このあたりになるとさすがに観客も半分ぐらいに減っている。


GROUP 2
このグループの選手で見てすぐわかるのがシュメルキン(イスラエル)。他の選手がウォームアップでリンクの周りをぐるぐる滑っている中、一人だけ気合いの入ったステップ、そして高速スピンをやって観客を沸かせている。
トリプルアクセルがきまらないのだが、トゥジャンプのトリプルを腕を組んだまま降りたりと一人だけ本当に動きが違う。音楽にのって弾けるようなあのスケートが戻ったのではないだろうか?いや、戻った。これは明日の予選が楽しみだ。


着いたばかりなので適当な所で切り上げて帰るつもりだったのに、結局最後まで練習を見てしまった。長時間練習を見ていたこともあるが、夜のバンクーバーはコートがないとさすがに寒い。
スカイトレインの駅の出口の周りに桜の木がたくさん植えられている。このつぼみの様子だと、大会が終わる頃には咲くだろうな。

ユースから一つ離れて少し大きい通りがあるので食べ物には困らなさそうである。いきなり「寿司、ラーメン」の店(しかも日本語表示)を見つけてぶっ飛びながらも雰囲気のいいギリシャ料理の店を見つけてそこで晩ごはんを食べる。さすが地中海つながり、学生の時に旅行したトルコで食べた料理に似ている。
通りの反対側にドラッグストアを見つけ、のどあめを買いに入ってみるが、パンなどちょっとした食糧も売っていた。お土産のメープルシロップもここですまそう。ついでに水、パン、サーモン味のクリームチーズをゲット、よーしこれで極貧観戦は完璧だ(笑)!
結構大きい雑誌のスペースがあったので、スケートの雑誌を探してみたのだが見つからない。しかしKがヤグディンが表紙のInternational Figure Skatingをしっかり見つけた。さすがファン(笑)。二人して買い、ほくほく気分で宿に戻る。


しかし今日はものすごい収穫だ。とても着いたばかりとは思えない。

(3に続く)

追記:
・運飛の発音が「ゆんふぁい」とインプットされていた私は人に彼の話をする時にも「ゆんふぁい」、応援する時にも「加油、ゆんふぁい!」と言い続けていました。帰って来てから他の方の書き込みを読んで気がついたのですが、Yunfeiですから発音は「ゆんふぇい」。「ゆんふぁい」では本人に言ってもきっと通じないでしょう(^^;)ここで書く分には運飛ですむので漢字ってやっぱり楽ですね。
・リカルド先生の写真は翌日の予選のものです。この日の写真では顔がわからないので…。

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