注意力を高める食事内容 注意力が散漫で集中力が維持できないという場合に食事の内容から見直すというのも1つの方法です。薬などでも個人によって効き目がある、ないの差があるように、食べ物でも個人に与える影響に差があります。ADHDを持つ子供はもちろん、運動選手や管理職のお父さんなど、家族で試せる心理士が勧めている方法の一部を紹介致します。簡単に説明すると2週間ほど、注意力に影響を与えそうな食べ物を控え、2週間後に徐々に控えていた食べ物を1つずつ1日おきに食事内容に戻していき、変化がないかを観察するという具合です。食事に戻す際は4日間その食べ物をいっぱい食べるようにし、身体の反応を見るわけですが、反応がある場合は4日間以内に出てくるようです。反応はじんましんのようなものとして現れるものから行動的に落着かなくなったり、苛々が爆発するようなものまで様々に渡ります。もし何の反応も起こらなかった場合は、もちろんその食べ物を食べ続けて大丈夫だということです。初めの2週間はとにかく神様から与えられた状態の食べ物を食べるというのが基本です。1940年代ぐらいの人が食べていたように食べてみましょう。
2週間控えてみるもの
- 乳製品
特に牛乳。乳製品は特に気を付けなければならない食品ナンバー1です。牛乳の代わりにアーモンドミルク、米ミルク(rice milk)、Better Than Milkを試してみるのでもよいし、牛乳の代わりに水をいっぱい飲むのもお勧めです。脳の80%は水で出来ているので、一日に7〜10杯ぐらいの水を飲むことじたいとてもよいことなのです。炭酸飲料、ゲータレード、お茶などは水の類に入りません。
- 黄色い食品
特にとうもろこしやかぼちゃ。バナナは白いので大丈夫ですが、皮は食べないようにしましょう。
- ジャンクフード
セロファン紙で包まれてるようなものは食べてはいけません。
- フルーツジュース
フルーツジュースは糖分が多く含まれています。例えば、りんごジュースを小さなグラス1杯飲んだだけでりんご8個分の糖分が摂れてしまいます。後にジュースを飲んでもよいことになったら、半分(50%)水で薄めて飲みましょう。
- 糖分を90%はカットすること
できれば糖分0%までカットできるとよいのですが、どんなものにも糖分が含まれていますから0%にするのは難しいでしょう。気が狂いそうにならない程度にベストをつくしてみましょう。
- チョコレートを90%はカットすること
週に1回1かけら以上は食べない。
- 人工甘味料
コーヒーなどに入れるNutrasweetなどと呼ばれる人工甘味料は駄目。
- 加工食品と化学調味料(MSG)
“Turkey and Water”みたいなラベルのはってある肉だけにしましょう。発音できないような化学調味料が含まれている肉を買ってはいけません。
- 油で揚げたフライ類を90%はカットすること
- 合成着色料
着色料の中でも何色が影響しやすいのかを見るというのも手ですが、とりあえず全ての着色料を控えてみましょう。
お勧めの食品類
- 蛋白質が多目で炭水化物が少な目の食事
特に朝のコーンフレークと牛乳というのはやめて、蛋白質を60%ぐらい、炭水化物が40%の割合が朝食としては理想的。他の食事はどちらも50%ずつぐらい。もし、蛋白質が十分とれないようでしたら、プロテインシェークなど栄養補給食品で補うこともよいでしょう。
06/05