『子供の学習に関するサポート』チェックリスト 現地校での宿題はもちろん英語になります。自分達が小学校・中学校時代に経験してきたスタイルとも内容とも異なり、言葉も異なる学習過程。どう手伝ってあげたらよいのかわからないとお困りの方が多いかと思われます。まずは学習環境を整えることと学習習慣を確立させることから始めましょう。
学校の勉強が大切であると思っていることを子供に示すこと
- 毎日の勉強時間と場所は確立されていますか?
- 宿題をするのに必要な学用品・材料・資料は揃っていますか?
- 子供が勉強する場所は静かで明るいですか?
- 勉強中はテレビを消し、勉強と関係のない電話をさせないようにしていますか?
- 読書や書き物など、自分自身が子供によい御手本を示していますか?
子供は親が努力しているところを見習うものです。あなたが今どんな本を読んでいるのか、何を書いているのか(それが簡単な買い物リストであっても)、それについて子供と話しましょう。
- 子供の教育のことを考えていることを行動で示していますか?
例えば:
- 図書館に子供を連れて行き、宿題に必要な資料を探す時間を作りましょう。
- 子供と一緒に本を読みましょう。
- 家庭での会話に学校や学習活動について話すことを習慣付けましょう。
- 子供にその日クラスで何をしたのか聞きましょう。もし、子供があまり言わなかったら、子供が学校で書いた作文を音読させたり、理科の実験の結果がどうなったかを聞いてみてもよいでしょう。
- 先生との連絡を怠っていませんか?
宿題の取り組みを見届けること
- 子供の宿題がどんなものであるか把握していますか?
どれぐらい時間がかかるものなのか、先生が親にどのように協力してもらいたいと考えているのかなど、カンファレンス(保護者面接)で先生に聞いてみましょう。
- 子供が宿題に取り掛かり始めてから終わるまで把握していますか?
子供が小学生の場合、宿題が終わったかどうかチェックすることはよいことです。もし、中学生でも宿題を終わらせるのに苦労しているようならチェックしましょう。
- 宿題の完成度、丁寧さ、正確さなどをチェックしていますか?
例えば、「もう少しきれいに書いたら、あなたのアイディアが先生にもっとはっきり伝わるよ。」などとポジティブにすすめてみましょう。
- 返ってきた宿題に書かれた先生からのコメントを読んでいますか?
学習に関連したガイダンスやサポートをすること
- 子供の学習スタイルを把握していますか?
個人で取り組んだ方が勉強しやすいタイプ、誰かと取り組む方が好きなタイプ、見て情報を吸収した方が早く覚えて理解できるタイプ、聞いて情報を吸収した方が早く覚えて理解できるタイプ、触ったり実際に試した方が早く覚えて理解できるタイプなど、子供の力を伸ばすのに欠かせない情報になります。
- 子供が整理整頓できるようになるように気を付けていますか?
教科書用のカバン、宿題用のフォルダーはありますか?例えば、玄関のドアや子供のバックパックの中など、学校に行く時に忘れないように終わった宿題を置く場所を決めておきましょう。また、毎日宿題用フォルダーや宿題カレンダーをチェックさせてもらいましょう。
- 計画性のある効果的な学習習慣が付くように気をつけていますか?
大きな課題の前には十分な時間を取るように早目に始めさせるとか、練習問題を作ってテスト前にやらせるというのも、効果的な学習成果につながります。
- 宿題は自分でやらせて自分の責任であることを理解させましょう。
子供のペースでは締め切りに間に合わないから、子供の宿題が間違いだらけだから、という理由で親や家庭教師が宿題を終わらせてしまうことは避けましょう。先生は親や家庭教師がどのくらい学習しているのかを評価するために教えているわけではありません。
- 子供と授業や宿題について話し合っていますか?子供は授業や宿題の内容を理解していますか?
- 子供を励まし、よくできた時は褒めていますか?
特によくできた作品は家に飾ったりしましょう。
- 宿題が完璧でないことに我慢できていますか?
子供はまだ完璧にできない新しいスキルをいっぱい学んでいる最中です。
問題が出てきた際には学校関係者の誰かと話すこと
04/02
- もし次のような状態である場合、先生と連絡を取り合いましょう:
- 子供に宿題をさせようとあなたがどんなに頑張っても子供が宿題をするのを嫌がる場合
- 宿題があいまいでわかりにくい場合
- 子供の計画性を高められず宿題が終わらない場合
- 宿題に必要な材料が用意できない場合
- あなたも子供も宿題の意味がわからない場合
- 宿題がいつも難しすぎたり簡単すぎたりする場合
- 宿題の量が日によってかなり差がある場合(いろんな科目の宿題がある曜日にいっぺんに出てある曜日には全くないような場合)
- 学校を休んで宿題を後にやらなければならない場合
- 学校が始まって間もなく、問題が起こる前に先生に会っていますか?
多くの小学校や中学校ではカンファレンスやオープンハウスがありますが、もしなかった場合は先生に連絡をしてミーティングの機会を持ちましょう。
- 問題が出てきた時には先生と連絡を取っていますか?
宿題提出に問題がある時は電話やメモ、面接などで先生と連絡を取りましょう。子供とは宿題について言い争わないように。
- 先生と協力して学習の問題を解決するプランやスケジュールを実行していますか?
- 解決策の効果があるか、先生と子供の両方と確かめていますか?