サマーキャンプを探そう 日本より長い夏休み、さぁ、子供はどうなる?・・・と思ったら、アメリカではほとんどの子供達がサマーキャンプやサマースクールに参加します。これを機会に趣味や得意分野を伸ばしたり、新しい友達を作ったり、新しいことに挑戦してみたり、学習活動をより充実させたりすることができます。学区によっては独自のサマープログラムが設置されており、学区内に住んでいる子供であれば登録できるようになっています。学校外のキャンプになると非営利団体主催から私営のものまで、内容も期間も多岐に渡っています。多くのキャンプは3月半ば頃から参加者登録を始め、5月上旬頃には満員になってしまったりします。キャンプを探すには学校内外のキャンプ経験者・関係者に聞いてもよいし、インターネットのキャンプ検索ページのあるKids Camps.comやNational Camp Associationなどを利用することもできます。私のYouTubeチャンネル『あめりかん教育相談室』の方にもサマーキャンプについて話しているビデオがありますので、そちらの方もチェックして下さいね。興味のあるキャンプに問い合わせをしてパンフレットをもらったら、基本事項を確認しましょう。
キャンプのタイプ:〔日帰り・泊りがけ〕〔期間〕もし可能であれば、参加経験者からプログラムの感想を聞くとよいでしょう。ただ、自分の子供に合ったものかどうかは、他の子供の感想や評判からだけではわからないので、子供の特徴から次の点を考慮してみましょう。参加者の対象:〔男女混合・男女別〕〔年齢制限〕〔参加人数〕
参加料金:〔登録料金〕〔必要な用具にかかる費用〕〔交通費〕
開催場所:〔交通手段〕〔通学時間〕〔緊急事態時のアクセス〕
スタッフ:〔主催団体〕〔スタッフの資格〕〔スタッフの人数〕〔教育方法〕
年齢
日帰りか泊りがけかという選択がある場合、泊りがけに行かせても安心な年齢かどうかという問題があります。日帰りの場合も何か問題が起こった時にどう対処してもらえるのか、カウンセラーなどスタッフと子供達の割合や参加人数などを確認しておくとよいでしょう。興味
どんな分野に興味がありどんなことを学びたいのでしょうか?あるいはどんな経験を積みたいと思っているのでしょうか?同じ分野でも知識重視から実践重視、室内活動から野外活動など、どう活動内容が設定されているのかに差があります。条件
子供の英語のレベルはどれぐらいなのか、参加したい分野に全く初心者なのか、経験がいくらかあるのかなど、子供のレベルとキャンプの内容を比べ合わせて、どれだけ参加することに意義があるものかを考えてみましょう。期待
興味以外でも、例えば、新しい友達を増やしたい、英語でやりとりする経験を高めたいという期待があれば、子供達同志のコミュニケーションのしやすさ、参加人数、活動スタイルなども考慮しなければなりません。性格
新しいことにチャレンジすることが好きな性格か、できることをどんどん伸ばして自信をつける方がよいのか、性格的なことも考慮しましょう。全く経験のないことにトライさせても、学ぶどころかストレスが溜まるだけの場合もあります。学習スタイル
キャンプによっては活動プランが決まっていて子供が何をするのかわかりやすいこともあれば、個人のペースが基本になっていることもあります。競争心を高めるプログラムもあれば、協調性や協力体制を重視しているプログラムもあります。どういう形式が子供にとってより効果的なのか考えてみましょう。
05/21 updated