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SOLDER DIY MANIAC ELECTRICAL HANDCRAFT PAGE



回路図


Schematic Circuit Diagram
(C)Copyright by Solder 2003.
変更点メモ:

Ver1.4→1.5

回路動作解説

簡単に回路と調整方法の解説をします。回路上段が同期圧縮されたビデオ信号を2倍に増幅するためのHC04と通常の映像部分とを切り替えるアナログスイッチの4052です。 同期信号部分はややオフセットさせる必要があったのでSYNC-LEVEL(5kΩ)の半固定抵抗で同期信号の底と映像波形の相対関係を調整します。ところでこのHC04をアナログでビデオアンプ動作させているというかなり変態な? 回路ですが、出てくる絵をみる限り高価なビデオアンプを使わなくとも同期するためだけに必要みたいなものゆえ、極端に高画質を目指すのでなければあまし問題ないレベルです(爆)

下段は音声キャリア信号をエミッタフォロワで受けるのと同時に、その出力側の0.01uFで平滑を行い簡易的な検波動作を行っています、このエンベロープを次段の0.0068uFで微分してから高速コンパレータTL712に入力し、水平同期切り換えを開始する元になるパルスを生成します。 
この信号をその後に続くHC423でタイミング生成してビデオ信号を切り替えるタイミングをつくっています。
下段の2個のHC423は水平同期部の切替信号を生成し、上段左側のHC423で垂直同期信号の切替タイミングを生成しています。 右上のHC423は非スクランブルchのときに波形の切換動作を抑制するための回路です。 うまく動作していればスクランブルchを受信中はSCRMと書かれたLEDが点灯し、SYNCと書かれたLEDも薄く点灯するはずです。

調整方法

調整方法です、オシロがあれば簡単なんですが、とりあえず全ての反固定抵抗を中位にしておいてTRIG-THRESHOLDを調整してSYNCの
LEDが消えている状態になる位置寄りで薄く点灯する位置に合わせます、このLEDは音声キャリアからタイミングを抽出できていれば薄く点灯します。(大きくズレている場合フルに点灯しっぱなし、もしくは消灯したままになります)
次にDELAYで画面の右側の端を調整、WIDTHで画面の左端を調整します。(アンダースキャンできるモニタがあれば継ぎ目が見えるので非常に簡単です)
SYNC-LEVELの調整はオシロが無い場合、とりあえず適当に同期がとれて画面が極端に明るくなりすぎない程度に調整すればOKでしょう。
上記の調整を何度が繰り返せば最終的にはなんとか見れるレベルにたどりつけるのはないかと思ってます。

とりあえず、ここでは2現象のオシロを使用する場合の調整手順を以下に掲載します。

(ステップ1)
オシロのch1で4.5MHz音声FM(SIF)のスイングが大きくなっている部分(節にように見える部分)でトリガーがかかるようにします。
この状態でch2を使いTL712の出力に節に同期した立下りパルス幅が2μS程度で安定して出力されるようにTHRESHOLD半固定を調整します。

(ステップ2)
オシロのch1をH-Sync切り替え信号(4052のセレクターA)にプローブします。ch2を4052のY出力ピンに繋ぐと波形を切り替えている様子が観察できるはずですので、DELAYの半固定でフロントポーチ側の切り替えタイミングを調整、次にWIDTH半固定でバックポーチ側の切り替えタイミングを調整します。

(ステップ3)
ここまで調整できたらch1をV-Sync切り替え信号(4052のセレクターB)にプローブし、ch2で垂直同期信号のバックポーチの電位が本来の位置に来るようにSYNC-LEVEL半固定を調整します。これで埋もれていた同期信号が下側に飛び出してきてモニター上でも安定した絵が見えるようになるはずです。

上記の調整手順を数回繰り返せば何とか観てられるレベルにまで到達できると思います、非Sチャンネルで画面がちらつく場合はTHRESHOLD半固定の調整がうまくいってないか、ノイズが乗ってると思われるので、トリガー検出用半固定の調整範囲を広げる(100KΩを小さくする)などして対処してみてください。いずれにせよ、いかにしてSIF信号から安定したトリガーを生成するかという点がポイントです、ノイズが乗らないように基板から引き出す際も同軸ケーブルやシールド線を使用するなどの配慮が必要だと思います。

うまく動作している状態で、カラーバー放送を受信したらこのような波形が出力されました。




(C)Copyright by Solder 2003.   

原稿料くれれば雑誌掲載も可(笑)
ハ Written by Solder


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