SOLDER DIY MANIAC ELECTRICAL HANDCRAFT PAGE |
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(C)Copyright by Solder 2005.
変更点メモ:Ver1.5→2.0
- SIFトリガー検出回路を超高速コンパレーターを使わない方式に変更した。
- 再現性を改善するため+6dBアンプをC-MOSインバーター流用から、ビデオ専用の石に変更。
- 基板とのマッチングのためジャンパーを追記。
Ver2.0→2.1
- SIFトリガー検出回路を改良し、入力感度をアップ。
簡単に回路と調整方法の解説をします。回路上段左側が同期圧縮されたビデオ信号の振幅を半分にして上へずらす回路、4052は同期信号部分とシフトさせた映像部分とを切り替えるアナログスイッチ、この出力をJRC製のセレクター付きビデオアンプNJM2246で2倍に増幅します。 ver1.xとの違いは最初に増幅してから切り替えるか、切り替えてから増幅するかの違いでトータルでは同じことです。 映像信号部分はやや上にオフセットさせる必要があるのでR5の半固定抵抗で同期信号部と映像波形の相対関係を調整します。
下段左半分は音声キャリア信号をあえて非直線性が悪くなるように増幅し、その振幅をエミッタフォロワーで受け検波、この波形を微分してSIFの節に同期したパルス信号の生成を行ない水平同期切り換えを開始する元になるパルスを生成します。 この信号をその後に続くHC423でタイミング生成してビデオ信号を切り替えるタイミングを構成します。下段左のHC423は水平同期部の切替を開始するまでの遅延を生成し、下段右側のHC423で水平の同期切り替え信号、一番上段のHC04で垂直同期信号の切替タイミングを生成しています。 その間のHC04は非スクランブルchのときに波形の切換動作を抑制するための回路です。 うまく動作していればスクランブルchを受信中はD4のLEDが点灯し、SYNCと書かれたLEDも薄く点灯するはずです。
基板レイアウト例(未デバッグ:参考程度)
最終的な完成レベルに達して無いので簡単に書きます、R5の半固定で画像の明るさを調整、R6で画像の左側の切り替えタイミング、R12で画像の右側の切り替えタイミングが調整できるハズです。(たぶん)
大幅に部品点数が増えてしまった点を反省し、ver3.xでは多少の部品入手やプログラム書き込みに難があってもデジタル式のタイミング生成調整方法をとろうと思います。 ビデオ信号の切り替えの回路もNJM2266を入手できるルートを見つけたのでこれに改めていきたいと思っています。 またver2.1の回路からAvenger用の自動バイパス切り替え制御信号を作る回路が導出できるので、これもなんとか時間を探して公開できるようにしたいと思っています。
(C)Copyright by Solder 2005.原稿料くれれば雑誌掲載も可(笑)
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