Site hosted by Angelfire.com: Build your free website today!

紙おむつ



赤ちゃんが毎日使うもののひとつ・紙おむつ。
アメリカ国内なら、どこでも手に入る代表的な2社のものを比較してみました。


パンパース http://pampers.com
ハギーズ http://www.huggies.com/sweepstakes/

パンパース (Baby Dry) ハギーズ(Ultratrim)

<サイズ>

  new born 1 2 3 4 5 6
Pampers  (baby dry)   8-14lbs    4-6s 12-18lbs  5-8s 16-28lbs 7-13s 22-37lbs10-17s 27lbs up
12kg up
35lbs up
16kg up
Huggies(ultrarim)   8-14lbs     4-6s 12-18lbs  5-8s 16-28lbs 7-13s 12-37lbs10-17s 27lbs up
12kg up
35lbs up
16kg up

両社とも同じサイズで区切ってありました。

またポンドとキロの両方で表示されているのがポンドに慣れてない日本人には助かります。


<サラサラ感の実験>

使用したのはパンパースがbaby dry、ハギーズがUltratrimです。一番、手軽に手に入るものです。サイズは3(16〜28lbs)。水の量の目安は、まいまいの1晩使ったおむつの重さがだいたい200gなので、ちょっと多めで240mlにしてみました。


時間による違い(240mlの水を入れた場合)

  パンパース ハギーズ
直後 水が吸収されるのに多少時間がかかる。 水が吸収されるのが早い
1分後 表面はサラサラ。触ると冷たい感じ。 表面はサラサラ。押してもあまり冷たい感じはしない。
5分後 表面はサラサラ。触ると冷たい感じがする。強く押してもほとんど水は戻らない。 表面はサラサラ。強く押しても水はほとんどもどらない。

量による違い(水を入れて10分後に使用する)

  パンパース ハギーズ
240ml 冷たい感じはある。手で押しても、体重をかけても水の戻りはほとんどない。 冷たさはあまり感じない。手で押しても、体重をかけても水の戻りはほとんどない。
480ml じっとりした感じ。手で押しても水はあまり戻らないが、体重をかけると水が少量もれる。
厚みは比較的少ない
シートが敷いてあるところ以外がとても冷たい。手で押すとも水の戻りは少ないが、体重をかけると水のもれが多い。
厚みがある


480mlの水を含んだ紙おむつ

左がパンパース、右がハギーズ

そのままの状態で水がもれるといことはない

横からみたところ

ハギーズの方が盛り上がっている

パンパースの方がまだ吸収する余地がある


<デザイン>

  パンパーズ ハギーズ
テープの幅 1.1 インチ 2 インチ 
たての長さ 16 インチ 15 インチ
中央のシート 9・8インチ X 3インチ 6・7インチ X 3インチ
はめ具合
たての長さもあるので、太ももに余裕がある。

テープの幅もつける部分も余裕があるので赤ちゃんが動いても止めやすい
テープが収縮するのではめやすい
ズレにくい

パンパース ハギーズ
  パンパーズ ハギーズ
いい点

・中央に敷いてあるシートの幅が広いので、後ろの方までサラサラ感がある。
・たての長さがあるので、太ももに余裕があり、窮屈にならない
・480mlの水を入れたが、まだ余裕があった
・水を入れてもおむつの膨らみが少ないので、はめていても違和感が少ないのでは
・大量に水を入れても、戻りは比較的少ない

・使用した後も、ヒヤリとした感覚がほとんどない。
・水の吸収が早いので、違和感が少ないのでは。
・テープがはめやすい。
・テープの収縮性があるので、ズレにくくなっている。

問題点

・表面はサラサラしていても、水を入れたあとのひんやり感がある
・テープがつけにくい。

・中央のシートの幅が短いため、お尻全体に届いていない。シートのあるところは驚くほど違和感がないが、それ以外のところはジットリとしている
・長時間使用後は高分子吸収体?の粒がお尻につくことが多い
・たての長さが短めなので、ぽっちゃりしている赤ちゃんは太ももがきついかも


今回の調査・実験で一番感じたのは、紙おむつは想像以上によくできているということだった。
水を含ませて実際に使用した場合、少量の水ならば違和感がほとんどなかった。あかちゃんのおしっこ1回分ならほとんど不快感がないのではないだろうか。水の量が増えれば、不快感が増すのは確か。長時間同じものをしていていいというわけではない。まめに変えてやらなければならない。

とはいうものの、やっぱり睡眠中やおでかけの時はなかなか変えられないもの。夜は8時間以上(時には10時間以上)、同じものをしているので、おしりのむれ具合というのが一番の気になるところだった。

わが家は、日本にいた頃からパンパーズ派だったので、まいまいもほとんどパンパースを使用してきた。はじめは気になってしかたがなかった匂いも、慣れてきたせいか、ほとんど気にならなくなった。
ハギーズは一度使ってみたが、おむつの中の吸収体の粒粒がお尻についてしまうので、それがイヤでほとんど使っていなかった。
しかし、今回の実験では吸収の早さ、サラサラ感ではハギーズの方がずっとよかった。テープの部分もストレッチ式になっているのでずれも少なく、なによりもはめやすい。ただ、吸収は早いが、おむつのふくらみも大きいので、たくさんのおしっこがたまっているときはパンパースの方が、容量に余裕があるし、中央のシートの面積が広いので、こちらの方が違和感が少ないのでは。それに、実際、一晩中まいまいがおむつを使用した場合、朝、お尻がしめった感じがするのはハギーズの方だ。一晩中だと、どうしてもおしっこの量が多くなるので、シートが長い、パンパースの方が不快感が少ないのかもしれない。昼はハギーズ、夜はパンパースという使い方もいいのでは。

まいまいはちょっとぽっちゃりの部類。おむつのたての長さがあるパンパースの方が、太ももがきゅうくつそうではなかった。ちょっとテープを斜めにはめるようにすると(日本のパンパースのものは斜めにテープがついている)ちょっと余裕が生まれる。こういう微調整もしていくと便利だ。でも、基本は体のサイズにあったおむつを選ぶことだろう。大きすぎるものをしていれば横や後ろからもれてしまうし、(水をいっぺんにいれるとおむつの上を流れていった。寝ている赤ちゃんは後ろにおしっこがもれてしまいやすいはずだ)、小さすぎれば赤ちゃんが窮屈で不快だろう。(セールで大量に買い込んでしまい、小さいおむつにガムテープをはって利用している人もいたが)

どちらのメーカーでも、この種類以外に、デリケートなお肌用など、いろんな種類が出している。コストのことを考えなければ、ほかのものを試すのもいいのでは。ただ、私が両社のちょっとコストが高いものを試したときが、驚くほどの違いはなかった。


05/08/02  しんまいまむ

  home

Copyright  1998-2003 Care the World / Nora Kohri