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The Children's Hospital at Montefiore 

レポート

なんという子どもをさそうキーボードなのでしょう!

2002.1

Report by ノーラ・コーリ

ここは科学博物館だろうか?と思うほどここ The Children's Hospital at Montefiore (モンティフィオーレ小児専門病院)は床から天井まで子ども達を神秘的な科学の世界へと導いていく。このモンティフィオーレ小児病院は2001年10月にオープンしたばかりの最新技術とデザインを取り入れた病院である。病院はニューヨークのブロンクスにある唯一の小児病院である。

科学をテーマに

マンハッタンにある自然科学博物館を手がけたRockwell 氏によってデザインされた。各フロアによってテーマがそれぞれ違う。海をテーマにしたICU、森林をテーマにした小さい子どものフロア、庭園をテーマにした大きい子どものフロア、宇宙をテーマにした外来のフロア、とこのように子ども達に病院というところを単に病気を治すところというイメージではなく、地球についてを学ぶ場に気持ちを移行させている。

エレベーターも壁の一部。壁には標本の箱がある。

家族中心型

モンティフィオーレでは患者中心、家族中心を心がけている。

1. 入院期間は平均して3,4日

2. 入院時には Child Life Specialist  がつき、手術の心構えなどを遊びを通して準備してくれる。

3. すべての部屋が個室。

4. 親は子どもといつもいっしょにいられる。誰が面会にきてもよい。(面会時間はない)

5. 病気について学べるライブラリーがあり、そこではインターネットも使える。

6. テレビは自由に見られ、同じ画面でインターネットへのアクセスも可能である。

7. 泊まる家族のための洗濯場、キッチンも備えている。

壁画はブロンクスの歴史の流れを表していたり、水をテーマにしているフロアでは湖の絵(上)が描かれている。

特別な施設

特別な施設としては腎臓をわずらっている患者のための透析施設、ぜんそくをわずらっている子どものための Asthma Suite がある。この喘息の子ども達の為の部屋には吸引機がずらりと壁にそって備え付けられていた。

 

喘息の患者のための吸引機(左)、透析患者のための機械(右)

病気を知るために

ドクターに言い渡された病気についてもっと知りたいと思うのは当然。子どもにとっても親にとっても、これからの治療のために、ドクターに質問するためにも病気の知識が必要です。そのため、1階にFamily Learning Place が設けられ、インターネットを始め、書籍類、持ち帰れるパンフレットなどが置かれています。

病院の図書館が1階に設置されている。

 

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