『 NiAlの金属間化合物の転位網の解析』
Dislocation Analysis at Crack Tips at Phase Boundaries in an Intermetallic Ni-NbNiAl Alloy B2
構造の金属間層NiAlとNbNiAl−C14構造のLaves層−よりなる擬2 元共晶合金は,1200℃以上の高温における強度は純NiAlに比べると 改善される.しかし,NbNiAl層の脆性は,室温や高温における変形の ときマイクロクラッキングの原因となる.TEM観察により,クラックと層境 界NiAl/NbNiAlを詳細に研究した.ある場合には,き裂エネルギーは 塑性域の形成によりNiAl中に吸収された.転位の詳細な解析により, 全体として7つのすべり系が{310}系を含むNiAlの中で活動して いた.この結果は他のき裂先端の研究とともに論じられ,NiAlの巨視 的変形の実験と比較された.
Wilfried Wunderlich, Lothar Machon, Gerhard Sauthoff,
Dislocation Analysis at Crack Tips at Phase Boundaries in an
intermetallic NiAl/NbNiAl-alloys,
Zeitschrift f. Metallkunde 83 (1992) 679-684
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