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E9(Eg)解説ページ
(暫定ページ)
 



◎E9(Eg)初期設定イラスト等
(1985年)

 自分がずっと書いてきたオリジナルキャラクター「Eg(エグ)」(後にE9に改名)のイラストの最初期の物。多分全部85年内に書いたものです。クリックするとイラスト拡大されます。
 一々原稿を掘り返すのが大変なので(あとで見つかったら差し替えますが)、97年最初に出した同人「プレ・シルエッタ」(同人ページ参照)より、解説をまんま転載。
 一番上がマンガ原稿用のラフ。一番下がペン画的に最初に書いたもの(当時桃高マン研の1妄田氏に送ってて、後にIGタツノコにも送った筈)で、その上が改稿。
既に幼稚園でのマンガである事は決まっている。女の子の名前も最初からエリちゃんだった。初期のフルネームはEg-9000(2001年のHALか?)。宇宙生命体ではなくて、宇宙ロボットもしくはサイボーグだった。ひざは磁力球体関節の組み合わせになっていて、なんかミクロマンのタイタンの関節を複雑化させたような感じにするつもりだったようである。  2段目はその後に書いたラフ画。というか、最初のラフである、Egの身体をベースに、背丈と体格を変形前の少年体型と、変形後の戦闘モード・・・今でいう烈帝フォーム(97年版画像コチラ)に分けたものです。描き始めの時から少年体と戦闘モードに変形する設定になっていた。
 目の部分にゴーグルが落ち、胸部のミラー(人の心が読める設定だった)がスライドした胸パネルに収納され、背骨が背中のボックスから伸び、足など全体のパーツがスライド伸長、肩と向うずねのスラストが開く、という設定になっていた。
 受験の為に漫画を描ききる事はできなかったんだけど、多分結構当時としては斬新だったキャラではあり、最初のペンラフに関しては、体型的にははっきり言って後タ●ノコがらみで作られたエ*ァの走りだったりする。特にふともも部分の形や頬の部分のかみ合わせ的部分(これは片頬にライトがあるためだったのだが)にそのオリジン的要素が顕著。
 ただ当時は実際自分の何がオリジナリティーで何が影響を受けた部分なのかもよくわかってなかったというのは事実だと思う。
 89年版Eg(過去創作物ページ下段参照)の角が後(97年(この辺や同人ページ参照))に、やっぱりユニコーン的形態に戻ったのはそのせいで、結構色々迷いがあったからなんだけど(それでもなんか足りないと思ったからか同人表紙絵では折り紙の兜の要素を入れたりしていた)、考えてみれば昨年からのライダー=カブトのハイパーフォームなんかは、この当時(まぁカブトスタッフにこの97年の同人誌などが渡ってるかは不明と言っておこうw)の少年形態から戦闘モードへの変形とよっく似ているわけで、
 そういう意味で僕にとって、カブトって作品を見ていく行為は、本当リアルに時をかける感触にしてくれる、そういう体験でもあったりしたわけです。       (2007/1/19)
 
 
 

 



◎E9(Eg)バトルモード変形設定
(1987年3月18日分)

 片付けをしていたら出てきました。87年頃のEgバトルモードの設定。これより前のもある筈なんだけどまだ見つかってません。でも87年ごろに既にこういうのを描いてたってのは判ると思う。当時の漫画ノートより。大学合格が決まった直後ごろに描いたものだと思います。なので結構描線も走り気味。日付は見づらいけど一番左のEgの角に重なる形で描かれてます。
 ほぼ完成に近い感じです。両胸パネルの幅が広くなってしまってるので少年体まで筋肉質的になってしまってるのは欠点と言えば欠点。
 上で解説した85年版イラストでは胸パネルは幅狭いですが、よっく見れば85年版の胸パネルを90度回転させると、エ*ァ初号機などの胸パネル支えの形状とほぼ同じになり、太ももパーツも上下逆さにすればエ*ァなどと同じになる事が判る筈。
 右下はEg少年体のイメージイラスト。横にEg-meta-being 9000と書かれている。E9を人間にしたらこんなキャラ、って感じで書いたものです。顔が「集積高層街〜」の主人公の少年と変わらないけども。また▽とか言われるのか・・・;
 かなり出来上がってはいるんですが、これでも漫画を描かなかったのは、要は発表場所が無かったからというのと、夜間戦う話のためトーン代が馬鹿みたいにかさむらしい事が判ったからでした。あと「宇宙ロボットなのか生命体なのか判らないデザイン」にしたかった・・・などです。自分の実力に納得行って無かったので実力上げたかったってのもあったんですが、つまり理想の高さに体力が追い付いて無かったんだと思います。当時身長172cmで体重48kg。そりゃ無理です。今では太ったので逆の意味で無理っぽいけど(身長は174.5cm)。 で、97年にむちゃくちゃレベルを落とした(笑)ギャグマンガ本を同人で描くに至るわけですが、この件については「集積高層街」のページにて。        (2007/3/24)
 
 
 

 



◎E9(Eg)初期設定版のイラスト。書き下ろし;
(クリックすると拡大されます)

 上のE9の解説ページをUP後、勢いで比較画を描いてみた。こんな感じです。各デザインはある筈なのですが、頭身比較画は昔から無かったので。
 プロポーションの取り方が85年当時と今ではかなり変わっているので全然体格が上の絵とは違ってるんですが、ディテールは当時のまんまです。最近は「リファイン」とかはありますが、そうじゃなく、当時デザインのまんまで描き起こしてみた、って感じです。下腕部分だけ上のラフ案と複合にしてあります。あとは腰関節内とひざ関節内だけ変更。
 意識が自省的になるか、そのエネルギーが他者に向くかで、少年体とバトルモードの区別ができる・・・というのは、97年版と全く同じなのですが、変形パターンが瞬間移動的異次元的物質変換的(要はタカラサイボーグのアンドロイドAみたいなもの)である97年版に対して、あくまでも85年版は物理変形的イメージです。だからちゃんと変形パターンがあります。
 変形パターンは、
 ・目にバイザーがおちて遮光シャッターが閉
 ・胸部ミラー収納(ミラーで他者の心を読めるために、邪心のある大人たちとはつきあえず、
   結局子供の相手をするしかなくなってしまったという設定。収納はダンバインパターン)
 ・下腕部、各足部、胴体部伸長、腹部コーン開放、向うずねのターボインテイク作動
 という感じです。
 通常モードの背丈が172cm位。変形後が約2m位。パーツ伸長してもそこまでいかないので多分各パーツがボリュームUPしてしまってる。

 この頃は少年体でもマスクをしています。「仮面少年」ですね(高橋葉介氏のマンガのタイトルのインパクトから、なんか全く別のことを考えたんだと思う)。で、マスクの目がエ○ガイム的というか、オ○ジェ的になってるのは・・・やっぱN氏の影響が強いんだろうなぁと思うわけですが。で、変形すると鼻も完全に見えなくなって、ウ○ングマン的顔になるわけです。うひゃあ
 両足のローラースケートは片側が6輪、両足で12輪ですが、97年版では当然インラインローラーに変わってます。
 こうして見るとガイバーとかイクサー1(←多分顔の元はN氏のファティマの原型、マリアから)に似てるとも思う。ていうかかなりデザインは違うんだけど、影響を受けてるんじゃないかという意識から、相当悩んだってのはあります。僕がEgを厳密に描いていた時期がいつ頃だったのは微妙。受験期だったのでよくわからない。
 特徴としては、左耳が1オクターブ音階の鍵盤になっている事。会話をするときに感嘆符的にハーモニカ的音声をならす分分で・・・(未知との遭遇的)、なんとなく「のだめ」を見てて思い出したので、このデザインを描きなおしてみたってのもあるわけですが。・・・幼稚園児と遊ぶのがぬいぐるみとかでなくて、こんな物騒な宇宙人だってのが、僕の僕たる・・・(;;)
 実は首は後のシャドームーンの形状と同じ。
 ・・・変形デザイン的には破綻はしていなかった筈なのですが、結局ボリューム的に細身の少年体から細身のバトルモード(青年体)に変形するというのは当時でもなんか変だな(玩具なら多少のプロポーション破綻なら問題ないにしてもどうせ同人でしか描く気はなかったし)と思ってたわけで、でもそういうのが当時はなんとなく納得いかずで、延々書き直したり設定変えなおしたりしてたって感じです。
 一番気にいらなかったのは、こめかみ回り。左向きの場合、向かって右の部分は描き易いんだけど、背後との境界にあたる左のこめかみがどうにも描き辛くてストレスたまってデザイン的に気にいらない。そんな事をうんうん思いながら描いてた気がします。
 今だったら多少太めのこんな少年体でも許せる気がする。バトルモードも後のエ*ァ的プロポーションの85年版よりは、こっちがいいかもしれない。デザイン的にはこれでも出来ていると言えば出来てるわけですが、やっぱり自分が今描いてるのとは、デザインもプロポーションも、趣味的に違う。それでもこれがなければ、後のE9は全部ないんだよね。
 まぁ、自分にとっての85年E9はこんな感じだった、ということで。       (2007/1/20)
 
 
 

 
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