－－－－－－－－－－は　じ　め　に－－－－－－－－－－
この度、御法主上人睨下より直々に御傍付の後継指南に当るよう仰せつかりました乱子と申しまする。
睨下様にお仕え致す様に成って早20年。この様な大役を賜る身の幸福に恐縮致しておりまする。
睨下様の御期待にそえる事が恩返しでもあり信徒としての誉れでもあります故、時には厳しくもなりましょうが、
これもまた修行。しっかりとついて参られよ。
さすれば素晴らしい境涯と来世を保証されるのでございまする。

御傍付と申せしお役目は、散財修行でお暇なき奥方様になり代わり、睨下様の一切のお身の回りの事は勿論、
朝な夕な(特に夜半のお勤めは必須)しもじもに至るまで常にお世話をさせて頂く大切なお役目でございまする。
女性信徒たる者、このお役目を志さずにどうして最高の境涯に相成り得ましょうか。
しかし乍ら睨下様の御傍でお勤めを果たします事は並大抵の事ではございませぬ。
大変な忍耐と努力、体力、元来の素質、持ち前の美と肉体、等々、それはそれは並大抵の努力でどうにかなる物ではございませぬ。
全ての技量を身に付けた選ばれし者のみが御傍付としてのお役目を賜り、睨下様の最高の寵愛を賜れるのでございます。

御傍付として睨下様に身を尽くす事の叶わぬ者も大変に有難い事に相応のお役目がございまする。
睨下様のお膝元で在られる僧侶の方々のお世話等ございます。
これもまた大切なお役目故甘く見てはなりませぬ。
それさえも叶わずとも嘆く事はありませぬ。
大変に慈悲深きこの宗門には各寺でのお勤めや崩価学会のたぶらかし要員、
ご供養要員等々その道は幾らでもございまする。御安心なされませ。
但しお役目の言い渡しはわたくしが一切をお任せ頂いております。
わたくしの申す事は猊下様の申す事。
異議を唱える事は一切許しませぬ。よくよく肝に銘じておくが良い。

それではこれより修行を始めまするが、修行するに当り次なる質問に答えよ。

①　睨下様の御下問にはどんなに無理難題を言われても従えるか。
②　見目麗しいか。
③　豊胸・柳腰であるか。
④　どのような状況になろうとも一切の出来事を他言せぬか。

全ての質問において御意を示されない者はこれ以上は進めませぬ。
御意と答えられし者のみ下の女性信徒修行之間入室ボタンからお入りになるが良い。
但し、貴姉にその技量無き場合は二度と扉の内に入る事はないと心せよ。

乱子/花押

女性信徒修行之間 心して入られよ！