香川大教授・岩月被告がわいせつ行為を全面否認/RSK山陽放送 2005/03/11
神経症で悩んでいた女性に、治療と称してわいせつな行為を行ったとして
起訴された香川大学教授の岩月謙司被告に対する初公判が高松地裁で
開かれ、岩月被告は容疑を全面的に否認し、無罪を主張しました。
香川大学教育学部教授の岩月謙司被告(50歳)は、神経症を悩んでいた
東京都内の20歳代の女性に治療と称し、2002年4月27日夜から翌28日
午後にかけて高松市内の自宅浴室や寝室でわいせつな行為を行ったとし
て、準強制わいせつの罪で起訴されました。
初公判は、今日午後1時過ぎから高松地裁で開かれ、検察官は起訴状
朗読の中で「被告は治療行為と称して、一緒に風呂に入ったり被害者の
女性を裸にして寝室でわいせつな行為をしており、準強制わいせつの罪
に当たる。」と述べました。
これに対し岩月被告は、冒頭陳述で「思い残し症候群ということで治療を
してきましたが、準強制わいせつをしたことはありません。私は無罪です。」
と起訴事実を全面的に否認しました。
裁判は、次回4月26日から証人尋問に入りますが、検察側と被告・弁護
側は岩月被告の行った行為が「わいせつ」か「治療」かで全面対決した
まま裁判が進められることになりそうです。