香川大教授が賠償提訴 告訴女性相手取り=香川
心理的な悩みの相談に訪れた女性に自宅でわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で公判中の香川大教育学部教授岩月謙司被告(50)が22日までに、精神的な苦痛を受けたとして、この女性を相手取り慰謝料など計2750万円の損害賠償を求めて地裁に提訴した。
訴状などによると、2002年4月、岩月教授が女性の心を癒やす治療をする際、
女性がスキンシップを希望し、自ら服を脱いで抱きついた。
準強制わいせつ罪が成立するような行為は行っておらず、違法な刑事告訴だったと主張する。
03年3月、女性の告訴を受けて県警が準強制わいせつ容疑で書類送検したが、
地検が不起訴処分に。高松検察審査会が「不起訴不当」の議決を行い、
昨年12月、地検が逮捕、起訴。公判で岩月被告は無罪を主張している。
[読売新聞 2005年6月23日(木)]