準強制わいせつ罪の香川大教授、懲役2年の実刑判決 朝日新聞2006年03月23日13時37分 神経症の症状があると相談に訪れた女性に心理療法名目で わいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた 香川大学教育学部教授の岩月謙司被告(51)に対する判決 公判が23日、高松地裁であり、増田耕児裁判長は懲役2年 (求刑懲役3年)の実刑を言い渡した。 判決によると、岩月被告は02年4月、高松市内の自宅に 訪れた20代の女性に「体の呪いを解かないと幸せを逃して しまう」などと言ってわいせつな行為をした。 公判で検察側は「自分に従わなければ心の病は治らないと 思わせ抵抗不能な状態にした」と指摘したが、被告側は体に 触ったことは認めた上で「行為はお互いの自由な意思に基づ いている」と無罪を主張していた。 |
心の悩み持つ女性にわいせつ行為をした教授、懲役2年 産経新聞心理療法と偽って心の悩みを持つ女性にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた香川大教育学部教授、岩月謙司被告(51)=高松市昭和町=に対する判決公判が23日、高松地裁であり、増田耕兒裁判長は「性的欲求を満足させる意図があったのは明らか」として懲役2年(求刑懲役3年)を言い渡した。 判決によると、岩月被告は平成14年4月27日から28日にかけて、神経症的症状の20代の女性を自宅に呼び寄せ、「のろいが下腹部にかけられている。今すぐ解かないと幸せを逃してしまう」などと言って、自宅で胸や下腹部を執拗(しつよう)に触るなどした。 岩月被告は動物行動生理学や人間行動学を専攻。幼少期に親の愛情を十分に受けず、大人になっても心が満たされない神経症的症例を「思い残し症候群」と名付け、自身や妻が疑似親となって絵本を読んだり食事をさせたりする「育てなおし療法」を提唱していた。 (03/23 13:57) |
香川大教授に懲役2年 相談女性にわいせつ行為悩みの相談に訪れた20代の女性に自宅でわいせつな行為をしたとして準強制わいせつ罪に問われた香川大教育学部教授岩月謙司被告(51)=休職中=に対し、高松地裁の増田耕児裁判長は23日、懲役2年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。 増田裁判長は判決理由で「言葉巧みに女性を抵抗不能の状態にし、狡猾(こうかつ)で周到な犯行。刑事責任は重い」と述べた。 検察側は「女性に治療と信じ込ませた」と指摘し、被告側は行為自体を認めた上で「女性は自ら服を脱いでおり、自分の意思で判断したか納得していた」と無罪を主張。マインドコントロールによる同罪の成否が焦点となっていた。 (共同通信) - 3月23日14時10分更新 |
「のろい解く」と風呂や寝室で触った教授に懲役2年悩みの相談に訪れた20代の女性に自宅でわいせつな行為をしたとして準強制わいせつ罪に問われた香川大教育学部教授の男の被告(51)=休職中=に対し、高松地裁の増田耕児裁判長は23日、懲役2年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。 増田裁判長は判決理由で「言葉巧みに女性を抵抗不能の状態にし、狡猾(こうかつ)で周到な犯行。刑事責任は重い」と述べた。 検察側は「女性に治療と信じ込ませた」と指摘し、被告側は行為自体を認めた上で「女性は自ら服を脱いでおり、自分の意思で判断したか納得していた」と無罪を主張。マインドコントロールによる同罪の成否が焦点となっていた。 判決によると、被告は2002年4月27−28日の間、神経症的な症状の治療を受けようと自宅を訪れた女性に「重症の幸せ恐怖症だ。のろいを解かないと幸せを逃がしてしまう」と言って治療と信じ込ませ、浴室や寝室で胸などを触った。 女性は、被告がテレビ番組で治療実績を話すのを見て相談に訪れたという。 女性は02年5月に被告を告訴したが高松地検は不起訴にした。高松検察審査会が04年7月、不起訴不当を議決。地検が再捜査し同年末に起訴した。 マインドコントロールによる女性へのわいせつ行為や暴行をめぐっては、京都地裁が2月、信者の少女に暴行を繰り返したとして起訴された元牧師(62)の判決で準女性暴行罪の成立を認定。懲役20年を言い渡した。 ZAKZAK 2006/03/23 |
準強制わいせつ香大教授に地裁判決 OHKニュース 2006/03/23心理療法と称して女性の胸や下半身を触ったとして、 準強制わいせつの罪に問われている香川大学の教授 の裁判が、高松地裁で開かれました。 準強制わいせつの罪に問われているのは、香川大学の教授、岩月謙司 被告51歳です。起訴状などによりますと、岩月被告は2002年4月、 高松市の自宅で神経症の相談に訪れた20歳代の女性に対し、 心理療法と信じ込ませて胸や下半身を触るなどしたものです。 岩月被告は、引きこもりや対人関係の不安を解消する独自の心理療法を実践して いて、これまでの裁判でわいせつな行為は認めた上で、 女性の同意があったとして無罪を主張していました。 判決公判で、高松地方裁判所の増田耕兒裁判長は、 「言葉巧みに女性を抵抗できないようにした犯行は卑 劣極まりない。被害者の精神的苦痛は大きい」として、 懲役3年の求刑に対し、懲役2年の実刑判決を言い渡 しました。判決後、岩月被告の弁護士が会見し、即日 控訴する意向を明らかにしました。 一方、岩月被告が教授を務める香川大学は、 判決を重く受け止め、週明けにも処分を発表すると言うことです。 |
わいせつ行為の香大教授に懲役2年の実刑判決 RSKニュース神経症で悩む女性に対し「育てなおし」と称しわいせ つな行為を行っていた香川大学の岩月謙司教授に、 高松地裁は懲役2年の実刑判決を言い渡しました。 判決を受けたのは香川大学教育学部の岩月謙司教 授です。判決文によりますと、岩月教授は神経症で悩 んでいた東京都内の20歳代の女性に自宅で性的行為 を強制したものです。 「思い残し症候群」などの著書で知られる岩月教授は、 神経症などで悩む女性に子供時代にして欲しかったこ とを体験させる「育てなおし」という行為を自宅で行って おり、その過程で数人の女性を相手に同様の行為を繰 り返していました。 高松地裁で行われた今日の判決公判で、増田耕児裁 判長は「神経症で悩む女性に対し育てなおしを口実に 自分の性欲を満たすために行った行為は悪質」と、 懲役2年の実刑判決を言い渡しました。 岩月教授は即日控訴しています。 |
わいせつの香川大教授に2年の実刑 03/23 16:52 KSBニュース心の病気の治療と称して20代の女性にわいせつな行為を した罪に問われている香川大学の岩月謙司教授に高松地裁は 懲役2年の実刑判決を言い渡しました。 準強制わいせつの罪で判決を受けたのは、香川大学教育学部 の教授岩月謙司被告です。判決によりますと岩月被告は4年 前の4月、神経症に悩む20歳代の女性を高松市の自宅に呼 び出しました。 そして治療に必要な行為だと信じさせて、浴室や寝室で女性 の体を触るなどのわいせつな行為をしました。 これまでの裁判で弁護側は、「女性自らの意思と、お互いの 納得の上のことだった」として、無罪を主張してきました。 判決公判で高松地裁の増田耕兒裁判長は「治療だけでなく、 自らの性的満足で行っていたのは明らか。被害者に落ち度は なく、精神的被害は計り知れない」として懲役2年の実刑判 決を言い渡しました。岩月被告は弁護士を通じて即日控訴す る方針です。 |
治療と称し女性にわいせつ行為の香川大学教授に懲役2年の実刑判決 FNNニュース「心理療法」と称して女性の身体を触ったとして、準強制わいせつの 罪に問われている大学教授に懲役2年の実刑判決が言い渡された。 教授側は直ちに控訴している。 神経症の症状があると相談に訪れた女性に心理療法を行っていた香川 大学教育学部教授、岩月謙司被告(51)。 20歳代の女性に治療と称して、自宅でわいせつな行為をしたとして準 強制わいせつ罪に問われ、23日、懲役2年の実刑判決が言い渡された。 検察によると、岩月被告は2002年4月下旬に、自宅を訪れた神経症の疑 いがある女性に「重症の幸せ恐怖症だ。のろいを解かないと幸せを逃 してしまう」と言って、治療と信じ込ませ、浴室や寝室などで胸など を触ったとされている。 これに対し岩月被告は、「女性が服を脱いだので触ってほしいという意 思表示があったと思う」とし、無罪を主張していた。 23日の判決公判で、高松地方裁判所の増田耕兒(こうじ)裁判長は「言葉 たくみに女性を抵抗できないようにした犯行は卑劣極まりない。被害者 の精神的苦痛は大きい」として、懲役2年の実刑判決を言い渡した。 この判決を受け、岩月被告の弁護士は「弁護団にとってはですね、本人 にとってもそうなんですが、まったく予想外の判決と受け止めています。 われわれは、刑事事件として無罪になると思っていましたし、すぐに控 訴の手続きを取ります」と話した。 [23日18時21分更新] |
香川大教授に懲役2年=「卑劣極まりない」−相談女性にわいせつ行為・高松地裁心の悩みの相談に訪れた女性に「育て直し」と称し、わいせつな行為 をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた香川大教育学部教授岩月謙 司被告(51)=休職中=に対する判決が23日、高松地裁であった。増田 耕児裁判長は「卑劣極まりない犯行」と非難し、懲役2年(求刑懲役3年 )の実刑を言い渡した。 同裁判長は、女性が心理的に抵抗できない状態に陥っていたとし、「 信じて頼ってきた女性の精神的不安定さにつけ込んだ」と指摘した。 また、被告の法廷供述について「不合理な弁解を繰り返し、自己保身 にのみ心を砕いている」と断じた。被告側は「不当な判決」として即日 控訴した。 (時事通信) - 3月23日19時1分更新 |
準強制わいせつ罪の香川大教授に懲役2年の実刑判決〜高松地裁 NNNニュース<3/23 19:01> 神経症などの相談に訪れた女性に対する準強制わいせつの罪に 問われた香川大学教授・岩月謙司被告(51)に対し、高松地裁は 23日、懲役2年の実刑判決を言い渡した。 判決で、高松地裁・増田耕児裁判長は「治療と信じ込ませ、胸などを 触った行為は狡猾(こうかつ)で周到」として、弁護側の無罪との主張を退けた。 |
育て直し」香川大教授に懲役2年判決 TBSニュース心の悩みで相談に訪れた女性に対し、「育て直し」と称してわいせつな行為を した香川大学の教授が懲役2年の実刑判決を受けました。 「言葉巧みに女性を抵抗不能の状態にし、狡猾で周到な犯行。刑事責任は重い」<高松地裁> 一時は女性から熱烈な支持を受けていた大学教授に懲役2年の判決が言い 渡されました。その男が犯した罪とは・・・。 30歳代の女性を抱きかかえ、ミルクを与える男。この男こそ、判決を言い渡 された香川大学教育学部教授・岩月謙司被告(51)です。岩月被告は、幼い頃 の親からの愛情不足や、親子の正常な関係をやり残したことが、神経症の原因 だとする「思い残し症候群」という仮説を提唱していました。 20歳代の女性と手をつなぐ岩月被告。女性の希望で肩車もします。岩月被告は、 主婦が思い残した心の溝を埋めるために、「育て直しをしている」と説明していました。 「なぜ、女は『不可解な行動』をするのか」、「思い残し症候群」など心理学の本を 数十冊出版、熱烈なファンも多く、岩月被告は自らの仮説を女性達に実践していま した。神経症などで悩む女性に「治療」と称して、「育て直し」などの行為を自宅で行 い、その過程で女性と一緒に入浴したり、寝室で下腹部を触ったりするなどの行為 を数人の女性に繰り返していました。 裁判で岩月被告側は「行為は合意のうえだった」と主張していましたが、高松地裁 は23日、「神経症で悩む女性に対して、育て直しを口実に自分の性欲を満たすため に行った行為は悪質」として懲役2年の実刑判決を言い渡しました。 岩月被告は即日控訴しています。また、会見した香川大学は、岩月被告について 委員会を開いて処分を決める方針を示しました。(23日19:28) |
心の悩み相談の女性にわいせつ行為、教授に実刑判決 読売新聞心の悩み相談で自宅を訪れた女性に、治療と称してわいせつな行為を したとして、準強制わいせつ罪に問われた高松市昭和町、香川大教育学 部教授岩月謙司被告(51)(休職中)の判決公判が23日、高松地裁 であった。 増田耕児裁判長は「言葉巧みに女性を抵抗不能の状態にするなど、被 害者に与えた苦痛や屈辱感は大きい」と懲役2年(求刑・懲役3年)を 言い渡した。被告は控訴した。 判決によると、岩月被告は2002年4月27日、神経症的な症状に 悩む20歳代の女性を自宅に呼び、「のろいを解かないと幸せを逃して しまう」などと言い、同日夜から翌日午後まで、わいせつな行為をした。 (2006年3月23日20時21分 読売新聞) |
準強制わいせつ:香川大教授に懲役2年の判決・高松地裁 毎日新聞 2006/03/23神経症的な症状を克服するために相談に訪れた女性にわいせつな 行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた香川大教育学部教 授、岩月謙司被告(51)=高松市昭和町1=の判決が23日、高松地 裁であった。増田耕児裁判長は「治療を受けようとした被害者の精神 的不安定さにつけ込み、卑劣極まりない」として、懲役2年(求刑・同3 年)を言い渡した。岩月被告は控訴した。 判決などによると、岩月被告は02年4月27日夜〜28日午後、自宅 に相談に来た20代女性を、岩月被告に従うことが治療に必要と思い込 ませて抵抗できなくし、浴槽や寝室で下腹部や胸を触るなどした。岩月 被告は「互いに納得の上だった」などと無罪を主張していた。 女性が02年5月、香川県警に告訴し、県警は03年3月に準強制わい せつ容疑で書類送検。高松地検は嫌疑不十分で不起訴処分としたが、 検察審査会の不起訴不当の議決(04年7月)を受け、同年12月、岩月 被告を同容疑で逮捕、起訴した。 岩月被告は、神経症的症例を「思い残し症候群」と名付けて治療して いると称し、恋愛指南本を多数出版したり、テレビ番組に出演していた。 【南文枝】 毎日新聞 2006年3月23日 23時46分 |
わいせつ行為で岩月・香大教授に実刑 四国新聞 2006/03/24心の病の相談に訪れた女性に対し、心理療法と称してわいせつな行為 をしたとして、準強制わいせつの罪に問われた香川大教育学部教授、岩 月謙司被告(51)=香川県高松市昭和町一丁目、休職中=の判決公判 が二十三日、高松地裁であり、増田耕児裁判長は懲役二年(求刑懲役三 年)を言い渡した。岩月被告は判決を不服として即日控訴した。量刑理 由で増田裁判長は「信じて頼ってきた女性の精神的不安定さにつけ込ん だ犯行は卑劣極まりない。女性に損害賠償を求めるなど自己保身のみに 心を砕き、反省していない」と指摘した。 公判で被告側は「行為は女性自ら判断または納得した上で行われた」 などと無罪を主張したが、増田裁判長は「被告自身が性的満足を得る意 図だったことは明らか」とした上で、「女性は症状の改善を強く期待し ていたため、被告の言葉を信じるしかなかった。心理的に抵抗不能な状 態だったというべき」として準強制わいせつ罪の成立を認めた。 増田裁判長はこのほか、被告が「タントラ」と称して約二十人の相談 者と性行為に及んでいたと事実認定し、「自分の意図を受け入れる女性 の見極めや、そうした女性を性的行為に応じるよう仕向ける手法を身に 付けていたと推認できる」と述べた。 判決によると、岩月被告は二〇〇二年四月二十七日から翌二十八日に かけ、神経症的な症状の相談のため同被告宅を訪れた二十代の女性に対 し、「重度の幸せ恐怖症だ。のろいを解かないと幸せを逃してしまう」 などと言って症状の改善に必要な行為と信じ込ませ、浴室や寝室で胸や 下腹部を触るなどした。 事件は女性が〇二年五月に岩月被告を告訴。高松地検は当初、嫌疑不 十分として不起訴にしたが、高松検察審査会が〇四年七月に不起訴不当 と議決したことを受け、再捜査。同年十二月に同被告を逮捕、起訴した。 岩月被告の弁護団は判決後の会見で「予想外の結論。女性は自分で服 を脱ぐなどしており、抵抗不能な状態だったと判断するのはおかしい」 と判決を批判。一方、高松地検は「被害者の感情をくんだ妥当な判決だ」 としている。 |
岩月被告を週明けに処分−香大方針 四国新聞 2006/03/24香川大は二十三日、岩月被告の実刑判決を受け、一井真比古学長の「大学を預かるものとして誠に申し訳なく思う。被害者やご家族に心よりおわびする」などとしたコメントを発表。合わせて同被告の処分を、週明けに決定する方針を明らかにした。 被告側は判決を不服として即日控訴したが、会見した同大の高木健一郎理事は「(岩月被告は)公判で外形的な事実を認めており、大学人としての品位を著しく欠いている」と、現段階で処分可能と判断した理由を説明した。 処分の内容については、「個人的にはかなり厳しいものになると考えている」と述べ、解雇の可能性も示唆した。処分は、学部長らでつくる人事審査委員会で決定する。 岩月被告は一九九三年に香川大助教授となり、二〇〇〇年から同大教授。専攻は人間行動学と動物行動学。多くの著書があり親子、男女関係に関する独自の説はテレビ番組などでも紹介された。 |