岩月教授を懲戒解雇＝「名誉と信頼傷つけた」−香川大　時事通信

　香川大学（高松市）は27日、心の傷を癒やす「育て直し」と称し、 女性にわいせつな行為をしたとして準強制わいせつ罪に問われ高松地 裁で懲役2年の実刑判決を言い渡された教育学部教授岩月謙司被告 （51）＝控訴中＝を、同日付で懲戒解雇した。

「大学の名誉と信頼を傷つけた」ことなどが理由。　

（時事通信） - 3月27日17時0分更新

香大が岩月教授を懲戒解雇処分に　RNCニュース

3/27　18:07

香川大学は今日、準強制わいせつ罪で懲役２年の実刑判決を 受けた教育学部の岩月謙司教授を懲戒解雇処分にしたと発表しました。 一井眞比古学長が会見で明らかにしたもので先の高松地裁の 判決を受け大学教授として大学の名誉や信用を大きく傷つけた ことを処分の理由としました。

香川大学では人事審査委員会を開き岩月教授本人からも弁明 を聞きましたが判決を重く受け最も厳しい懲戒解雇を言い渡したとしています。 一方、一井学長らの監督責任については大学ホームページで謝 罪の言葉を公開するだけにとどまりました。

■わいせつ行為で香川大・岩月教授を懲戒解雇 ＲＳＫニュース

神経症で悩む女性に対しわいせつな行為を行っていたとして、 高松地裁で懲役2年の判決を受けた岩月謙司・香川大学教授 に対し、香川大学は懲戒解雇の処分を行いました。

岩月教授は、神経症で悩んでいた東京都内の20歳代の女性に 自宅で性的行為を強制したとして、今月23日、高松地方裁判所 で懲役2年の実刑判決を受けました。

これを受け香川大学は、今日、一井眞比古学長らが記者会見を 行い、岩月謙司教育学部教授を今日付けで懲戒解雇するとした 人事審査委員会の決定を発表しました。

岩月教授は「女性とは合意の上での行為で、準強制わいせつで はない。」として控訴しています。

準強制わいせつ・岩月教授を懲戒解雇　四国新聞

2006年3月28日 09:43

　香川大（一井真比古学長）は二十七日、準強制わいせつの罪で 懲役二年の実刑判決を受けた岩月謙司教育学部教授（５１）を、 同日付で懲戒解雇とする懲戒処分を決めた。同大によると、教授の懲戒解雇は初めて。

　同日開いた人事審査委員会と教育研究評議会で処分内容を審議し、 学長が決定。同教授に処分内容を通知した。

　審議では、実刑判決に加え、公判を通じ、同教授が約二十人の 相談者と「タントラ」と称して性行為に及んでいたことが事実認定された点を 重視。岩月教授側は判決を不服として控訴しているが、「大学教授の 行為としては許されない」として懲戒解雇が妥当とした。

　会見した一井学長は、「社会的使命を担う大学の名誉と信用を失い かねない事態を招いた。改めておわびする」と謝罪。その上で 「信頼回復に向け、再発防止に努めたい」などと述べた。

　岩月教授は二〇〇四年十二月、心理療法と称して相談者の女性に わいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪で起訴。今月二十三日に 高松地裁で実刑判決を受けた。

香川大、岩月教授を懲戒解雇に　マイタウン香川（朝日新聞）

2006年03月28日

　治療と称して女性にわいせつ行為をしたとして、準強制わい せつ罪で懲役２年の実刑判決を受け控訴している香川大教育学 部の岩月謙司教授（５１）の処分を検討していた同大学（一井 真比古学長）は２７日、同教授を同日付で懲戒解雇処分とする ことを決めた。

　２３日の高松地裁判決によると、岩月教授は０２年４月、神 経症に悩んで相談に訪れた２０代の女性に対し、身体を触るな どのわいせつ行為をした。判決を受けて大学は、全学部長らに よる人事審査委員会を開き処分を検討。「大学の名誉を著しく 傷つけた」などとして解雇処分とすることを決めた。

　大学の監督責任については、この事件や医学部付属病院職員 の収賄事件など不祥事が相次いだ０４年、前学長と理事３人が 報酬を一部返納していることなどを理由に、不処分とした。

実刑判決の教授　香川大が懲戒解雇　読売新聞

実刑判決の教授　香川大が懲戒解雇 　香川大は２７日、心の悩みの相談に訪れた女性に治療と 信じ込ませてわいせつ行為をしたとして準強制わいせつ罪 に問われ、地裁判決で懲役２年を言い渡された同大教育学 部教授の岩月謙司被告（５１）（休職中）について、同日付で 懲戒解雇とする処分を発表した。

　一井真比古学長は「大学の名誉と信用を失いかねない 事態を生じさせたことに対し、おわび申し上げたい」と謝罪した。岩月被告は控訴中。

（2006年3月28日 読売新聞）