昨年度の授業評価アンケートの集計結果が、五月下旬から各学部の窓口で公開されている。今回公開されるのは、昨年度の前期と後期の二回分のアンケート結果である。
授業評価アンケートは、学生の授業に対する意見を聞き、より良い教育環境を整備していこうという目的で始められた。一九九九年一月に一回だけ実施されていたが、昨年度から各セメスター末に定期的に実施されることとなった。
アンケートは回収後、各授業の担当教官や各科目委員会に送られ、そこで授業の改善に活用されている。また、全学的に改善されたこととして、教室の机が替えられたことがある。昨年度まで使用されていた、椅子と一体になっているタイプの机が使いづらいとの声がアンケートに多かったため、今年度から机と椅子が分離しているものに替えられた。
学生へのアンケート結果の公開は五月下旬から各学部の窓口で行われており、そこで結果に関する報告書を閲覧することができる。しかし、わざわざ窓口に見に行かなければならない不便さから、どれだけの学生がこの報告書を読むのかは疑問が残る。より気軽に、多くの学生が結果を読むことができる制度が望ましい。