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-番号ずれてます-
397名前:名無しさん@お腹いっぱい。Mail: 投稿日:2000/08/17(木) 15:43 −−−− APPENDIX −−−− ・・・「陽気な声」が口を開いた。 「いやぁ、何だか盛り上がってきたねえ。どうだい?彼らはなかなか頑張っているじゃないか?」 ・・・「神経質そうな声」が答える。 「・・・少し遊びが過ぎるのではないか?」 「そうかい?面白いじゃないか。人生は舞台、彼らには存分に演じてもらわなくっちゃあ」 「・・・だが、あの剣を取られてしまったぞ?まだ見つかるのは先の予定ではなかったか?」 「お芝居に台本の変更はつきものさ。役者のアドリブだって入る。でも大丈夫、演出家がすべてを 把握していればお芝居は破綻しやしないよ」「・・・」 「んじゃぁ、一つ謎解きだ。今世界に、聖騎士は何人いるか知ってるかい?」 「・・・800人くらいか?」 「違う違う。それは「騎士」だろう?正式に洗礼と叙勲を受けた聖なる騎士さまのことさ」 ・・・やや間があって、「神経質そうな声」が答える。 「・・・食えない奴だな、お前は」 「食えないのは尻尾の彼氏の方さ。黒髪の魔王もいい線いってるね。でも、彼らは演出家じゃない」 「役者は彼らだけじゃないぞ」 「そうだね、飛び入りもあるかもね。ファンタスティック!こいつは前衛的なお芝居だねえ」 「そろそろ次の幕が上がるか。第何幕かはもうわからないがね」 「でも終幕は近いよ。人生は舞台、彼らには存分に演じてもらわなくっちゃ」 ・・・「陽気な声」はおどけた調子で付け加えた。 「『破滅』という名のお芝居をさ」 399名前:名無しさん@お腹いっぱい。Mail: 投稿日:2000/08/17(木) 16:32 フライヤ「・・・・・・・・・・行くぞ、ベアトリクス・・。」 ベアトリクス「・・・・・・・・・ええ。」 ・・・全てはここから始まった・・・。過去の忌まわしき思い出、そして・・・今、2人が望む全ての謎。 ――そのアレクサンドリア城が、眼前にある。・・そして静かに2人は歩き出す―――― ―――――同刻 アレクサンドリア市街 ドスッドスッドスッ・・・バンッ!!ドタッ!! 走ってきた男にぶつかり横転するアレクサンドリア兵。 アレクサンドリア兵「・・!痛ッ!!こらッ!!そこの男ッ!!待ちなさいッ!!こらッ」 倒れこんだまま喚くアレクサンドリア兵を尻目にぶつかった男はそのまま猛ダッシュで 走り去ってゆく。 アレクサンドリア兵「・・クソッ!!あいつっ!!」悔しがるアレクサンドリア兵。そこへ彼女の同僚がやってきて 訝しむかの様に、未だ倒れたままの彼女に話しかける。 同僚「・・なあ。今の男・・・・あの人どっかで見た事なかったか・・・?」 アレクサンドリア兵「・・・そういえば・・あの図体・・でも・・まさか。私はあの時あの「現場」にいたんだぞ!」 同僚「そうだよな・・。そんなはず・・ないよな。・・もう・・「あの人」は、確かにあの時死んだはずなのだから・・。」 ―――――数時間前 アレクサンドリア大広間 ガーネット「・・・・クイナの・・生命反応が・・・消えた。・・クイナ・・死んだのか・・。・・・ということはやはり 「奴」が何らかの手段を用いて・・ついにこの世界の者に・・手を出せるようになったという事か・・!」 しかしその言葉の内容とは裏腹に、ガーネットの表情は嬉々としたものであった。 バルコニーから外を眺める彼女には、今、確かに自らが「待ち望んでいるもの」がこちらへと向かってきている気配! ―――それをしっかりと感じ取る事が出来ていた。 ガーネット「・・・・・・だが・・・もう・・遅い。もう・・「奴」には・・どうする事も・・出来はしない・・。」 405名前:名無しさん@お腹いっぱい。Mail: 投稿日:2000/08/17(木) 20:55 フライヤ「・・・・・・・・・妙じゃな?」ふいに訝しみ声を上げるフライヤ。 ベアトリクス「・・ええ。これは・・一体・・。」そう、彼女等は今、城内の様子がいつもとは違う雰囲気に 疑問を感じていた。2人は城兵の警護に用心し、忍び込む様に入城したのだが・・城内には・・兵の姿は全くなかった。 いや、兵だけでなくほんとに人一人誰も見当たらない。まさに無人の城の様相を呈している。 今、2人はガーネットの待つ大広間へと続く廊下に立っていた。無論ここに至るまでに誰とも出会う事はない。 (・・・まるでこれは・・私達を誘い入れているような・・。私達がここへ来るという事を知っていたのか?) バンッ!!ふいに背後で何かが閉まる音!振り返る2人!みればこの廊下の間へと至る際にくぐってきた扉が閉められている。 がチャッがチャッ!開けて見ようとするが・・開かない。すなわち、これで2人はここから引き返す事が不可能となってしまった。 フライヤ「・・・後戻りはさせぬ・・・そういうことか。」2人の先にあるのは只一つ。大広間への扉だけ。 先に進む事意外、選択肢のなくなった2人は今、ゆっくりと最後の扉をくぐる・・・。 フライヤ「・・・・・・ガーネットッ」 ベアトリクス「・・・・・・・ガーネット様。」 この城に入り、初めて出会う者の名を口にする2人。 この城の主、ガーネットはいつも通り、玉座に座したままであった。 しかしその様子は以前とは明らかに異なっているのがわかった。魔王の如きあの迫力は、今は完全に影を潜め、 顔は青白く、その面影、風貌はどことなく弱々しくさえ見える。・・が、その瞳に宿る眼光だけは、以前と未だ変わる気配なく、 らんらんと妖気に満ちた、緑光まばゆき輝きを発している。 以前とはまるで変わってしまったガーネットの姿に困惑の色を隠せないフライヤとベアトリクス。 その彼女等をよそに、ガーネットが静かに口を開いた。 ガーネット「・・・人が限りなく進化を求めんがたるその内なる欲望は・・時に、神をも凌がんばかりのものを生み出せし事もある。 ・・・・・よく・・我が元へ帰ったな・・。遥かなる時空を越え、失われし封印の・・器。・・・ベアトリクス。」 413名前:ゴシップ紙<公国タイムズ>Mail: 投稿日:2000/08/17(木) 21:32 『人気女優ルビィ、夫とライバルを撲殺!』 「リンドブルム警察の発表によると、昨日夕刻リンドブルム復興劇団の楽屋にて 団員を含む二人の男女が殺害された模様。 被害者は同劇団所属のローザさん(16)と無職ブランクさん(24)。 その際、劇団の人気女優ルビィ(23・ブランクの妻・トラビア出身:注)の凶行が 多数目撃されており、警察は容疑者として行方を追っている。 発表によると、ルビィは劇団の次回公演『白魔道士の脱出』のヒロインを ローザさんに奪われたことを逆恨みし、同日ローザさんを絞め殺しかけている。 また、ローザさんとブランクさんは恋愛関係にあることが明らかになっており、 そのことに対する復讐の念が犯行に及ばせたものと思われる。 容疑者ルビィは普段より切れやすい性格で、 彼女の演技を酷評した評論家M氏を半殺しにした前科をもつ(その後M氏は死亡)。 また、目撃者の話により、二人を撲殺する際に「これがトラビアの流儀や!」などと わけのわからないことを口走っていたことも明らかとなっており、 今回の犯行も一時的な怒りによる衝動的なものであると推測される。 ルビィは現在リンドブルムからすでに脱出したものと思われるが、 なお国内に潜伏している可能性もあり、市民は当分の間警戒が必要になりそうである。 本記者も彼女の大ファンであったので今回の凶行は非常に残念。 彼女が罪を悔やんで自首をしてくれることを切に願っている。 また、今回の事件の発端となった『白魔道士の脱出』が犯行が行われた前日に 敵国アレクサンドリアの女王の若い時のエピソードに内容が酷似していることを 理由に上演中止が決まっていたことは皮肉としかいいようがない。 注:トラビア・・大陸西部に位置する人口1500の小さな村。 何となく将来ミサイルが打ち込まれそうな雰囲気が漂っている。 ひったくりが多い。 420名前:名無しさん@お腹いっぱい。Mail: 投稿日:2000/08/17(木) 22:17 「シャギャアアァァァァァッ」 「な、あ、あれは」 その姿は昔見た召喚獣リヴァイアサンそのものだった。 「何をしている!隠れろサラマンダー!」 巨大な蔦の影に身を潜める2人。 「ふぅ、やっこさんこっちには気付いて無い様だ、とんでもないモノが出て来やがったな」 「しかし何て邪悪な気だ、これだけ離れていても吐き気がするぜ」 スティルツキンは額に冷や汗をかきながら巨大な蛇を盗み見る。 「チッお前はここで待ってろ今始末してくる」 剣を握りしめたまま蔦の影から飛び出そうとするサラマンダー。 それを体を張って止めるスティルツキン。 「早まるなサラマンダー!いくらお前でも何の策も無しに倒せる相手か?」 「ここならしばらくは時間を稼げる、落ち着いて考えるんだ!」 スティルツキンの説得力の有る言葉に己を取り戻すサラマンダー。 「…昔、ダガーと呼ばれた女があの像からリヴァイアサンの魂を取り出していた」 サラマンダーはポツリと語り出す。 「あの像はリヴァイアサンの魂の依代だったと言う事か?、そしてあの霧…」 「リヴァイアサンの魂の残りカスと霧が混ざり合って出て来たのが奴と言う事か…」 首を捻りつつ思案を重ねるスティルツキン。 「いやそれだけでは無いな、鍵はその剣か…その剣を本物のエクス2だと仮定するならば…」 思案の結果を淡々と紡ぎ出す。 「なるほど、魂の残りカス+霧+剣の神霊力=あの化け物って事か?」 スティルツキンは自分の出した答えの正解をサラマンダーに尋ねる。 「そう言う事になる…この剣が本物である可能性が高くなって来たな」 スティルツキンの答えに頷くサラマンダー。 「するとあの邪悪さは霧のせいか?」 新たな疑問がスティルツキンの中で産まれる。 「霧=邪悪とは限らん、…あいつは今の俺と比べれば羨ましくなる程純粋だった」 昔、仲間の一人であった霧から造られし黒魔導士の事を思い出すサラマンダー。 「ここは昔世界を滅ぼそうとした男の居城が有った場所だ、魂の方が影響を受けたのだろう」 サラマンダーの納得のいく答えに満足気な表情のスティルツキン。 「なるほどな、そういえば似た様な怪物が出て来る英雄譚をダゲレオで読んだ事が有る」 「伝説の武具を護る邪悪に染まりし聖蛇、その名もタイダリアサン」 「その英雄譚では月の聖騎士によって討ち滅ぼされたと書いてあったな」 本などマトモに読んだ事の無いサラマンダーは吐き捨てる様に言う。 「くだらん、そんな事はどうでもいい」 「キシャアアァァッッッッ」 咆哮をあげるタイダリアサン、状況はいまだ変わってはいない。 485名前:タイトルメーカーMail: 投稿日:2000/08/18(金) 06:40 えっ〜と、こんなカンジでよろしいでしょうか?↓ <引用の元ネタ> 「四天王」/FF4 ジタン達の最高幹部会に列席していた、「スカルミリョーネ」 「カイナッツオ」「バルバリシア」「ルビカンテ」のこと。 元ネタはFF4に登場した四天王。それぞれが「地水火風」の 力を司る、ゴルベーザの配下。それぞれ、スカ=土、カイ=水、 バル=風、ルビ=火を司る。 さらに各自の名前の元ネタはダンテの「神曲」だとか…。 でも、全部にこんな解説やってたら、ここの流れを壊してしまい そう…。やはり、どのシリーズに出ていたか、くらいに留めて おくべきなのでしょうか…。あっちにアップするかな…。 どうしましょう?皆様の意見求む。 486名前:タイトルメーカーMail: 投稿日:2000/08/18(金) 06:53 ストーリーチャート(第2版再) ・ガーネット VS エーコ 第2R >>34→>>52→>>58→>>59→>>66 ・ラニの受難 >>46→>>84→>>137→>>196→>>200(→>>303へ続く) ・ビビJr6号とベアトリクス >>49→>>61→>>163 ・暁の騎士団、リンドブルムに到る >>55→>>270→>>369→>>355 ・ゾディアックブレイブ >>63→>>106→>>107→>>177→>>241→>>252 ・ベアトリクス、ブルメシアへ >>70→>>74→>>76→>>91→>>92→>>116→>>143→>>151→ >>172→>>176→>>182→>>211→>>217→>>218(→>>232へ続く) ・フライヤ VS クイナ (>>218から→)>>232→>>296→>>297→>>309→>>316 ・演説の後 >>64→>>65→>>187→>>304→>>305→>>358 ・トレジャーハンターズ >>79→>>100→>>169→>>210→>>235→>>327→>>350 ・カバオとシロマ >>248→>>274→>>276 ・トムの日記 >>265→>>272→>>284 ・シドの力 (>>200から→)>>303→>>306→>>321 ・ルビィの憂鬱 >>310→>>313→>>323→>>357 487名前:名無しさん@お腹いっぱい。Mail: 投稿日:2000/08/18(金) 06:58 >タイトルメーカーさん 説明はここに書いて、こっちにはそのリンクを貼ると言うのはどうでしょう? http://piza.2ch.net/test/read.cgi?bbs=ff&key=966165165 488名前:タイトルメーカーMail: 投稿日:2000/08/18(金) 07:03 目次5 >>333 老人の話(メリダ平原北ゲートにて) >>336 苦しみのガーネット(徐々に無くなりつつある時間) >>350 イーファの樹到着(ついにイーファの樹に着き、獲物を目指す) >>355 ワイマールの召還(ワイマールに命令が下る) >>357 目撃(衝撃的な事実を知ってしまうルビィ) >>358 最高幹部会(ジタン達は作戦変更を余儀なくされていた) >>369 貴重な買い物(やっぱり良いなぁ、暁の騎士団) >>393 黒魔道士の村到着(城を逃げ出したシロマとカバオは目的地に到着) >>394 ジタンとシロマ(ジタンはシロマに二つの選択肢を与える) >>398 ジタンの行動(シロマが出した結論に対してジタンのとった行動は…) >>400 傍観者達の言葉(何やら深いですな…) >>402 いざ、アレクサンドリア城へ(ベアトリクスとフライヤはついに城へ入る) >>408 奇妙な状況(城の中に兵士達がいない事に疑問を持つ二人) >>416 昨日の一面(あるゴシップ紙の一面より) >>423 「タイダリアサン」(像より現われたヘビの正体) とりあえずアップしてみました。どうでしょうか? ストーリーチャートもアップしましたが、 やはり壊れている様子…。うぅ…。 489名前:タイトルメーカーMail: 投稿日:2000/08/18(金) 07:03 定期更新 <目次の目次4> >>77 目次1(>>34〜>>74) >>183 目次2(>>76〜>>169) >>257 目次3(>>172〜>>241) >>340 目次4(>>248〜>>327) >>488 目次5(>>333〜>>423) <資料> >>387 ストーリーチャート(第2版) >>246 ゾディアックブレイブ >>256 かつての英雄 >>377 ストーリーの要約3 490名前:タイトルメーカーMail: 投稿日:2000/08/18(金) 07:12 <目次の目次4(改)> >>77 目次1(>>34〜>>74) >>183 目次2(>>76〜>>169) >>257 目次3(>>172〜>>241) >>340 目次4(>>248〜>>327) >>491 目次5(>>333〜>>423) <資料> >>489 ストーリーチャート(第2版再) >>246 ゾディアックブレイブ >>256 かつての英雄 >>377 ストーリーの要約3 うぅ…ずれてた…。すいません。 申し訳ないですが、もう一度だけ、直して貼ります。 これでダメなら、保留します。ご迷惑をお掛けします。 491名前:タイトルメーカーMail: 投稿日:2000/08/18(金) 07:24 あぁ…。またもや…。<目次5>は>>493ですね…。 ストーリーチャートの再アップしたのもやはりダメですね…。 あまりにも沢山、レスへのリンクが貼ってるあるから、ダメなんでしょうか…。 皆様、荒らしのような状態になってしまい、ほんとに申し訳ございません。 >492さん そのようにするのがよさそうですね。そうさせて頂きます。 ▼次のページへ