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生協割り戻し断念   318号の目次   艮(うしとら)

七大戦直前大特集
勝利へのプレリュード
全国の猛者が東北大に集結

318号3面・大学

今夏七月十二日から八月十二日にかけて、第四十一回国立七大学総合体育大会(七大戦)が地元仙台を中心に開催される。全三十三種目、延べ五千人の選手が優勝を目指して争う、今夏の仙台の一大イベントである。ここでは東北大運動部各部の士気を高めた壮行会の様子、七大戦を影で支える応援団、七大戦実行委員長の本田数也さんのインタビュー、各部の主将の意気込みも紹介していきたい。

主管の誇りを掛けて

七大戦は北海道大学、東北大学、東京大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学の旧帝国七大学の間で争われる。各種目ごとに順位の良いほうから十点、八点、六点、四点、三点、二点、一点と点数を与えていき、各大学の総合得点で優勝を決定する。過去四十回の七大戦の内で、二十六回の大会で主管校が勝利を収めている。本学はもちろん今大会の主管校として総合優勝を狙っている。

既にスケート、スキー、航空、乗馬の各種目は競技が終了しており、スケート部は優勝、航空部は二位、馬術では三位という素晴らしい成績をあげた。

壮行会開催

体育部主催による壮行会が六月十二日、川内北キャンパス体育館にて行われた。これは七大戦に向けて、体育部各部の士気を高めることを目的としたもので、多くの選手が参加している。

壮行会は午後六時ごろから始まった。まず体育部常任委員長の三浦彰彦さんが壇上に上がり、選手を激励する挨拶を行った。三浦さんは打倒京都大学を掲げ、「精いっぱい悔いの残らない試合をして下さい」と話した。

次に、七大戦実行委員長である本田数也さんが壇上に上がった。「これまでの戦績はベスト」と言う本田さんは、主管校であるメリットを強調、「一体となって応援しましょう」と話し、壇上を後にした。

その後、井口泰孝体育部長、三谷英夫副学長による挨拶が行われた。三上副学長は、阿部博之学長が七大戦に熱心なことを話に織り交ぜ、「ぜひとも頑張ってほしい」と語り、話を締めくくった。壮行会は終わりに、応援団による演舞が行われ、閉会の辞をもって幕を閉じた。

また壮行会の終了後、川内北キャンパス厚生会館において懇親会が催された。体育部各部の選手たちのほか、顧問の先生も参加し、お酒を片手に、七大戦での健闘を誓い合っていた。

応援団の戦い

現在、激戦が繰り広げられている七大戦。その中で、応援団の存在を忘れてはいけない。彼らによって、七大戦はより白熱したものになる。

本学の応援団は四年生の男女それぞれ二人ずつの合計四名と少人数である。そのため、同時に複数の競技の応援に回ることはできない。「でも、できるだけ頑張っていろいろな部を回り応援をしたいです」と応援団長の水石和礎さん (教育学部四年)は語る。

七大戦での応援は、団員が少ないため、応援団主体で行うことができない。そこでメガホン持参で部員と一緒になり、部の応援に合わせて声援を掛ける。水石さんは、「応援の掛け声はある程度決まっています。しかし、その中に気持ちをできるだけ込めたいと思います」と応援団らしい発言をする。

今年の七大戦について、「七年に一度の本学主管の七大戦。東北大学は絶対に優勝します。皆さんもぜひ会場に足を運んで、一緒に応援してください」と水石さんは言う。

今年、部員不足のため活動できていなかった九州大学の応援団が復活し、七大学すべての応援団がそろった。そのため、それぞれの大学の応援が活発になり、今年の七大戦は昨年以上に盛り上がりを見せるだろう。

七大戦実行委員長は語る

――七大戦を目前にして、学内での盛り上がりはどうですか。

今年は主管校であるので、例年以上に各部とも士気が高いですね。他大学主管の年とは違って身近な所で試合をやっているので盛り上がると思います。

――選手を活気づけるために、体育部各部や体育会ではどのようなことをしていますか。

ミーティング等で各部ごとにモチベーションを高めている、という話は聞いています。その他にも、壮行会や、体育部各部が決起集会という形で盛り上げるような行事を行ってきています。そういった所で例年よりもこちらからも呼びかけをして盛り上がっていくようにしています。

――やはり、目標は優勝ですか。

過去、東北大が主管となった年で優勝を逃したことはありません。もちろん、今年も優勝を目標にしています。精神的なプレッシャーもあるとは思いますが、ぜひ優勝してほしいですね。

――プレッシャーが逆に不利になる、という事にはなりませんか。

プレッシャーが強いということは期待が大きいということです。体育部各部の人たちにはその期待に応えられるよう頑張ってほしいと思います。それに、OBの人たちが応援に来てくれるということもあって、各部の人たちの励みになると思います。

――優勝を狙うにあたって、特にライバル校として意識している学校はありますか。

現在七大戦三連覇中の京都大学が最大のライバルとなると思います。しかし、すべての大学が強いと思いますし、力の差もそれほどあるというわけではありません。よって、どの大学が優勝してもおかしくありません。そういう意味では、すべての大学がライバルと言えます。

――総合優勝のためにも、優勝を期待できる部をいくつか教えてください。

昨年優勝した弓道部と準硬式野球部。この二つの部に関してはもちろん優勝を期待していますが、昨年二位、三位だった部もたくさんあります。そういったチームにももちろん優勝を狙ってほしいと思います。あと、昨年あまり成績の良くなかったチームにも昨年以上の成績を期待しています。年が変わるとチームも変わりますからね。

――応援団の数が少ないということで、応援は大変になりそうですか。

応援は応援団だけがやればいい、というものではありません。応援団の数が少ないので、今年は特に私たち体育会や学内のみなさんの応援が必要不可欠だと思います。    ――最後に、七大戦に向けての意気込みを一つお願いします。

部活をやっていない人にも七大戦に関心を抱いてほしいですね。総合優勝は確信していますが、そういう形で東北大の後押しをしてくれれば優勝は絶対的に揺るがないものになると思います。


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