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ダイス目 宿命
 00    光
 01〜02 創造主の子
 03〜04 死者
 05〜06 死
 07〜08 肉なき者
 09〜10 血
 11    聖杯
 12〜13 燭台
 14〜15 枯渇
 16〜17 果実
 18〜19 薔薇
 20〜21 根
 22    鎚
 23〜24 黒依
ダイス目 宿命
 25〜26 追跡者
 27〜28 妄執
 29〜30 夢追い
 31〜32 勝者
 33    蠅
 34    槍
 35〜36 彷徨い人
 37〜38 追放者
 39    落鳥
 40〜41 謝苦
 42〜43 逃亡者
 44    大地
 45〜46 裏切り
 47〜48 仁王
ダイス目 宿命
 49〜50 夢見
 51〜52 天
 53〜54 角持つもの
 55    子羊
 56〜57 蛇
 58〜59 十字
 60〜61 煉獄
 62〜63 煉鬼
 64〜65 炎
 66    魔剣
 67〜68 災禍
 69〜70 傾国
 71〜72 修羅
 73〜74 盾
ダイス目 宿命
 75〜76 天命
 77    時越え
 78〜79 見者
 80〜81 時見
 82〜83 時
 84〜85 時忘れ
 86〜87 贄
 88    剣
 89〜90 王
 91〜92 破封
 93〜94 封印
 95〜96 刻印
 97〜98 虚無の子
 99    闇

 
宿命一覧表
    <表の見方>
D100の値 宿命の名前  
その宿命を背負ったものの運命。
宿命の説明、特殊な背景や選択特典。これは一例にすぎない。GMとの相談しだいでどんな背景や特殊な能力をもっていてもよい。また、これらの特殊な背景をGMが許可するならその宿命なしでもってもよい。
 

00 光 
我は光に生を受けし者。輝きと祝福を纏う光の子。我は闇を照らす光なり。

光の御子 命運消費5点
光の御子は天光界の力を強く受けた者であり、生まれもっての炎術の使い手である。
光の御子の髪は、太陽の光を浴びると光り輝く白金の色。瞳は太陽の輝きをもつ黄金の色。
天使から愛され祝福されている。天使を実際の1/2のランクの発動LV、消費、集中で召喚できる。天使の制御、封印に+20%、命運消費÷2。
太陽神信仰をしている者からは救世主のように扱われ、それらの者に対しては魅力3LVとして扱う。
太陽の力を扱うのに長けており才能/炎術5LV。純血種でも炎術を使うことができる。

祝福された暮らし 命運消費1点
どのような地位や貧富でも、何不自由なく暮らしていける。周りの人からは何をしても慕われ、多くの人の支持を得る事ができる。どのような窮地に陥っても、必ず助けの手があらわれる。
 

01〜02 創造主の子
我が父は太陽、我が母は炎。我は産み落とされた小さき火の粉。我は創られた肉なり。

魔法生物 命運消費3点
肉体改造を命運消費1点につき4000エーナでできる。
食物または水分を摂取する必要はなく、酸素も不要である(窒息することはない)。
不老であり、寿命はない。
MPが0以下になると活動を停止し(思考も停止する)、MPが1以上になるまで動くことができない。
睡眠などによるMPの自動回復はなく、MPを回復するには精神付与などの術でMPを回復するか、力子炉からの魔力でMPを魔石のように充電する必要がある。

●天使 命運消費3点
出し入れ可能な翼があり、2倍の速度で自由に飛ぶことができる。また、炎術+1LV。
天使に寿命はなく、老いることもない。
 

03〜04 死者
我は死を纏う者。我が言葉は呪いを与え、我が瞳は死を誘う。我が腕に抱かれし者はその温もりを失い、瞳は光を失う。我は血のなき死人。死を与え、死を生きるもの。

凶者 命運+1点
死と災いを周りにもたらす者。凶者の選択特典は、他の選択特典と合わせて取ることができる。

●白骨 命運0点
スケルトンである。肉はなく、虚ろな骨のみであり、ある程度生前の知能を残している。
骸骨であるため魅力-3LV。
肉がないため身軽であり敏捷+4、敏捷の最大値+4。知力−4、知力の最大値−4。耐久-3。耐久の最大値-3。追加HP+4LV。

HPが自然治癒することはなく、通常の治癒系スペルなどでHPが回復することもない。
HPは1日に魔力ボーナス点回復する。
無生物を修復するスペルや職人スキルなどでの無生物のHPの回復で回復する事もできる。
また、医術スキルの手術でHPを回復することもできる。
この場合、手術をするが手術後の安静期間は無視する。

もう死んでいるので死ぬ事はなく、気絶する事もない。死亡判定に失敗すると、肉体の損傷が酷く、行動不能となるが、這って移動するなどの行動はとれる。

●腐った屍体 命運消費−1点
ゾンビである。肉体は腐敗しており、知能が多少低下してしまう。
身体は酷い腐敗臭を発し、魅力-3LV。
なぜか怪力でタフであり筋力+3、筋力の最大値+3。敏捷-4、敏捷の最大値-4。耐久+4、耐久の最大値+4。知力−4、知力の最大値−4。追加HP+4LV。

HPが自然治癒することはなく、通常の治癒系スペルなどでHPが回復することもない。
HPは1日に魔力ボーナス点回復する。
無生物を修復するスペルや職人スキルなどでの無生物のHPの回復で回復する事もできる。
また、医術スキルの手術でHPを回復することもできる。
この場合、手術をするが手術後の安静期間は無視する。

もう死んでいるので死ぬ事はなく、気絶する事もない。死亡判定に失敗すると、肉体の損傷が酷く、行動不能となるが、這って移動するなどの行動はとれる。

●乾きし肉 命運消費11点
ミイラである。肉体は完全に乾燥しており、腐敗することはない。ほぼ生前の知能を残している。
その外見は醜悪であり生前の魅力-2LV。
筋力+7。知力−2。耐久+5。筋力の最大値+7。耐久の最大値+5。追加HP+12LV。
炎に弱く、威力+2。『乾きし肉』は 可燃物として扱う。

HPが自然治癒することはなく、通常の治癒系スペルなどでHPが回復することもない。
HPは1日に魔力ボーナス点回復する。
無生物を修復するスペルや職人スキルなどでの無生物のHPの回復で回復する事もできる。
また、医術スキルの手術でHPを回復することもできる。
この場合、手術をするが手術後の安静期間は無視する。

もう死んでいるので死ぬ事はなく、気絶する事もない。死亡判定に失敗すると、肉体の損傷が酷く、行動不能となるが、這って移動するなどの行動はとれる。

●乾きし肉の王 命運消費34点
特殊な魔法的処置を施されたミイラである。肉体は完全に乾燥しており、腐敗することはない。
内臓と脳は摘出され、霊薬や魔法的物質と交換されている。
生前の知能を完全に残している。
外見はほぼ生前のままである(魅力-1LV)。
筋力+10。耐久+5。魔力+6。筋力の最大値+10。耐久の最大値+5。魔力の最大値+6。
追加HP+20LV。
体内に魔石20点があり、魔石はMPを1日に1点回復する。
魔法的処置のため術防御威力+2。
炎に弱く、威力+2。『乾きし肉の王』は可燃物とみなす。

HPが自然治癒することはなく、通常の治癒系スペルなどでHPが回復することもない。
HPは1日に魔力ボーナス点回復する。
無生物を修復するスペルや職人スキルなどでの無生物のHPの回復で回復する事もできる。
また、医術スキルの手術でHPを回復することもできる。
この場合、手術をするが手術後の安静期間は無視する。
また、1Rに2点HPが回復する。

もう死んでいるので死ぬ事はなく、気絶する事もない。死亡判定に失敗すると、肉体の損傷が酷く、行動不能となるが、這って移動するなどの行動はとれる。

●時止まり 命運消費2点
死んだその日より時の止まった死体。腐敗することはなく、生前の姿を留めている。
HPが自然治癒することはなく、通常の治癒系スペルなどでHPが回復することもない。
HPは1日に魔力ボーナス点回復する。
無生物を修復するスペルや職人スキルなどでの無生物のHPの回復で回復する事もできる。
また、医術スキルの手術でHPを回復することもできる。
この場合、手術をするが手術後の安静期間は無視する。
もう死んでいるので死ぬ事はなく、気絶する事もない。死亡判定に失敗すると、肉体の損傷が酷く、行動不能となるが、這って移動するなどの行動はとれる。

●吸血鬼 命運消費46点
 吸血鬼参照  

05〜06 死
我は死者と供に暮らす者。死者は永劫の旅の道連れを求め、その腕の中へと我を誘わんとする。我は常に死者の声を聴き、死者の国とこの世の間を彷徨う。我は死に最も近く、最も遠い。

●狭間の漂流者 命運+1点
星流界と地園界の狭間に生きている。 星流界は運命の流れを司る死者達の世界である。
狭間の漂流者は星流界の影響を強く受け、その周囲には死霊達が出現する。
日が落ちたなら命運ロールをし、失敗するとランク1D3のアンデットが1D6体出現する。
命運ロールの成功LVが-1LVを1LV下回るごとに、アンデットのランク+1、出現数+1D6。
墓地や戦場などの場合、命運ロールに-5%〜-80%の修正。 

狭間に生きているために運命による制約が少なく、その流れすらも変えることができる。
狭間の漂流者の行動は未来を変える事があり、そのため時の神々に監視されていることが多い。

また、狭間の漂流者には生きるものの絶対の定めである死の制約が弱く、死亡判定時に一度スワップか振り直しが可能。

●旅の連れ 命運+2
常に死をもたらす、あるいは死をまとう者が共にいる。
基本的に旅の連れは死霊達を周囲に招く。
日が落ちたなら命運ロールをし、失敗するとランク1D3のアンデットが1D6体出現する。
命運ロールの成功LVが-1LVを1LV下回るごとに、アンデットのランク+1、出現数+1D6。
墓地や戦場などの場合、命運ロールに-5%〜-80%の修正。
あるいは旅の連れは死を周囲にばらまく。

旅の連れが子供など、世話がかかるものなら命運にさらに+1。
旅の連れの例として、死霊に取り付かれているなどが上げられる。
 

07〜08 肉なき者
我は肉なき者。失いし我が肉を求めて、我は肉を喰らい血を浴びる。

●幽体 命運消費13点
地園界に属するものである肉体を失い、星流界のものである魂だけの姿となった幽体。
もう地園界の法則に縛られていないため、地園界のあらゆる物体を通過することができ、重力に縛られることもない。
移動力2倍で飛ぶことができる。
MPを5点消費し、魔力ロールに成功することで距離の法則さえ無視でき、瞬間転位ができる(記憶している場所のみ)。
これには1Rの集中が必要。

術や非実体にも影響する武器によってのみダメージをうける。
非実体にも影響する武器によって攻撃をうけた場合、通常通り装甲値と防護力でダメージを減少する。

MPを3点消費することにより、目標に物理的攻撃を試みることができる。
幽体による攻撃は、よけと呪文受けか非実体にも影響する武器でのみ回避可能。
ダメージは術攻撃とみなし、装甲値、防護力無視、術防御力でのみ減少可能。

完全な透明になれるが、その状態では移動や会話などの行動しかできない。 

キャラクター作成時から幽体であるなら、キャラクター作成時に持っている装備も全て幽体であるとする。
プレイヤーが望むのなら特定のものは幽体ではなく実体であってもよいが、幽体のキャラクターは実体のものを触れることも使用することもできない。
キャラクター作成後に幽体になったなら、幽体になった時に持っていた装備も全て幽体になる。
幽体の装備を変えることはできない。

幽体はMPが0以下になると消滅する可能性がある。
MPが0以下になったなら、HPと同様に生死判定を行い、失敗すると消滅する。
このとき生死判定には肉体抵抗ではなく精神抵抗を使用する。

●変えられた肉体 命運消費様々(基本的に命運+1点)
本来とは別の身体に入れられている。
なんらかの理由で本来の肉体は奪われたり失われたりしており、今の肉体は代用品である。
代わりとなる肉体が人である必要はないが、もし人の場合は命運+1点。
代わりの肉体は動物でもよいし無生物でもよい。
データはGMと相談の上決定する。
 

09〜10 血
我は血を吸い命の源を涸らすもの。我に関わりし者は皆傷付き血を流す。

●悪運 命運消費2点
キャラクター作成時以外、自分の命運を消費する代わりに半径5m以内にいる人物(ランダムに決定)の命運を一度に3点まで消費できる。また、自分の命運を2点消費することにより、自分に降り掛かるはずであった不幸(攻撃なども含む)を他人(基本的にもっとも近くに居るもの)に降り掛かることにできる。

●吸血中毒 命運+3点
1週間に人一人分の血が必要であり、欠かすと、精神抵抗ロールに成功しなしと禁断症状を起こす。血を摂取しない1日ごとに精神抵抗ロールの目標LV+1LV。抵抗に失敗すると禁断症状のためあらゆる行動に-10%。
この修正は抵抗ロールに失敗する度に重複し、修正が耐久ロール以上になると痙攣を起こし気絶してしまい、血を摂取しない限り目覚めない。
血を摂取していないと生き物を見る度強烈な衝動にかられ、抵抗力ロールに失敗するとどのような状況でも血を吸ってしまう。

●災い 命運+1点
災いの背景を持つものと関わったものには必ず不幸が訪れる。そのため災いの背景を持つものは周囲から嫌われ避けられる。魅力-2。悪運の背景と災いの両方を取る事はできない。
 

11 聖杯
我は死を知らぬ者。我は聖杯より神酒を口にし、永遠なる命を手にいれし者。我は永劫の時の中に孤独を知る。

●完全なる不死 命運消費6点
絶対に死ぬ事がない。死亡判定はない。ダメージが自動死亡に達しても、肉体の損傷が激しく活動が停止するだけである。寿命もない。
HPのダメージは毎R1点回復する。四肢、および目など肉体の一部が失われても2D10日間で完全に再生する。四肢などが切れても、1D6日間固定しておけば自動的に接合する。

●不完全なる不死 命運消費5点
心臓を破壊されるか頭部を切り離されない限り死ぬことはない。ダメージが自動死亡に達したなら、肉体の損傷が酷く、死亡する。死亡判定も寿命もない。
HPのダメージは毎R1点回復する。四肢、および目など肉体の一部が失われても2D10日間で完全に再生する。四肢などが切れても、1D6日間固定しておけば自動的に接合する。

●復活 命運消費2点
たとえ死んでも命運を1点消費する事により、いつでも復活できる。復活すると、それまで受けていたダメージは全てなくなるが、失われた四肢など、肉体の一部が再生する事はない。復活時に若返る事もある。

●死ににくい 命運消費1点
死亡判定に+40%。命運を1点消費することにより、運命的な偶然により、絶体絶命の場面でも必ず生き延びることができる。
 

12〜13 燭台
我は叡智の灯火を目にしたもの。我は太古の文明を知り、失われし知識を守る者。

燭台の宿命を持つものは、背景の『遺失知識』がなくても魔導科学スキルの修得、および魔導科学者の職業の選択が可能である。

●知恵者 命運消費4点
知恵者とは、ルミアの燭台の灯火を目にし叡智を得たものである。
知恵者はあらゆる言語の会話と読み書きが可能(暗号も含む)。
知恵者はこの世に存在した、あるいは伝説上のあらゆる動植物(神々、月鬼、魔法生物、アンデットなども含む)、病、毒、分明、宗教、歴史や失われた術(奥義)、および失われた魔導科学の知識があり、力子炉の設計、亜人の作成等も可能である。
あらゆる魔導機具の使用法、効果、製造法などが知識ロールに成功すると知ることができる。
また、目にした(あるいは感じた)術の効果なども知ることができる。
しかし、知恵者はその知恵を他者に伝えると叡智を失ってしまう。その知恵を他者に伝えたならただちに知恵者の背景、記憶、そして命運を5点失う。知恵を書き残すことも同じである。
 

14〜15 枯渇
我は満足を知らぬ者。無いものを求め、全てを欲する。我が喉は常に乾き、潤うことはない。
 
あなたは得ようとするものを手にすることはできないだろう。求めても求めても、運命はあなたにそれを与えてくれはしない。

16〜17 果実
我は禁断の甘美なる果実。我を食する者は叡智と栄光を手に入れるが、その魂は汚れる。我は破滅へ導く淫婦。
 
あなたは何故か自然と他人を引き付けてしまう。あるいは、あなたには他人を引き付ける何かがあるのかもしれないし、あなたは意図的に他人を引き付けるのかもしれない。
いずれにせよ、あなたに魅せられたものは一時の栄光、名誉、富などを手に入れるだろうが、いずれ彼等は自分達が手に入れたもののために、あるいはあなたのために、その身を滅ぼすだろう。

18〜19 薔薇
我は薔薇、触れることを許されぬ高貴なる花。近付く者はその身を我が棘により切り裂かれ、その血で我はこの身を深紅に飾る。美しき薔薇の、命は短し。

●絶対的美 命運消費5点
魅力が4LVである。その美しさは人を、さらには神々さえもを狂わせ、人々はその美しさを奪い合い、その美しさに多くのものを捧げるだろう。
『絶対的美』の持ち主は命運を2点消費することにより、他者(人である必要も異性である必要もない)に『お願い』をすることができる。この願いはむしろ命令であり、魅力を修正にした(魅力4LVなら-80%)精神抵抗ロールに成功しない限り逆らうことはできない。
 

20〜21 根
我は地の中を這う醜き者。美しき花を咲かせんがために、天を貫く巨木を育てんがために、我は血を捧げる。

あなたは誰かの栄華のために血塗られた人生を歩むよう運命付けられているのかもしれない。
『支配者』や『忠誠』の背景をもっているといいだろう。

●醜悪 命運+3点
魅力が−3LVである。それは、人と呼ぶことができないほど醜い。
 

22 鎚
我は鎚を振るう職人。我が触れるものは形を作り、我がたたくものは胎動を始め、我が描くものは魂を持つ。

●創り手 命運消費4点
イモンの鎚の力を持つもの。
創り手の鍛えるものは強力な力を持つ。武器を鍛える時、命運を1点消費するごとに命中+4%、あるいは武力+1(最大武力+5、命中+20)。
鎧を鍛える時、命運を1点消費するごとにイニシアティブ修正+2か防御ボーナス+1(最大+5)、あるいはよけ修正+4%(最大+20%)。
盾を鍛える時、命運を1点消費するごとによけ修正+4%、また、1点ごとに止め修正+4%(最大+20%)。
また、創り手は作ったものに魂を与える事ができる(鍛えた物でもよい)。
命運を5点消費すると、創り手が作成したものに魂を与え、そのものは自我と宿命、20点の命運を持つ。魂を持ったものは動くことが可能である。絵画等なら描かれた絵は実物となって動く。魂を持たせた物を乗り物、ペット、使い魔等にするなら、必要な命運は1/2。
創り手は職人、魔導科学のスキルに+20%のボーナス(魔導科学スキルの修得には特殊な背景か宿命が必要)。幻覚系、作成系の術+20%、距離、範囲、持続×2。

●鎚の才 命運消費3点
物を作ることにおいて類い稀な才能がある。職人、芸術、魔導科学に必要なSP-60%。魔導科学スキルの修得には特殊な背景が必要。
 

23〜24 黒依
我は許すことのできぬ血塗られた剣。我は死をもって死を償わせる。

●執念 命運消費1点
恨みを果たすまで死んでも死にきれない。必ず背景の『目標』をもっており、その目標が果たされるまで死亡・気絶判定に一度スワップか振り直しが可能。 

もし目標を果たす前に死んでしまった場合には、命運を10点消費することにより、何らかの方法でこの世に留まることができる。それは虚闇界の神族と契約を結ぶことであるかもしれないし、幽霊などとなって彷徨うことであるかもしれない。
 GMと相談し、この世にどのようなかたちで留まるかを決める。
基本的に宿命の『死者』や『肉なき者』、『刻印』などの宿命とそれらに対応する背景を得、この世に目的を果たすまでとどまることとなる。
これらの背景を得るには、10点の命運消費にさらにその背景分の命運を消費しなくてはいけない。

25〜26 追跡者
我は去った者を追い続ける者。我は追い続ける。それが時の彼方であろうと、暗黒の穴の底であろうと。

●執着 命運消費1点
追うものを見つける(あるいは捕まえる)まで死んでも死にきれない。必ず背景の『目標』をもっており、その目標が果たされるまで死亡・気絶判定に一度スワップか振り直しが可能。 

もし目標を果たす前に死んでしまった場合には、命運を10点消費することにより、何らかの方法でこの世に留まることができる。それは虚闇界の神族と契約を結ぶことであるかもしれないし、幽霊などとなって彷徨うことであるかもしれない。
 GMと相談し、この世にどのようなかたちで留まるかを決める。
基本的に宿命の『死者』や『肉なき者』、『刻印』などの宿命とそれらに対応する背景を得、この世に目的を果たすまでとどまることとなる。
これらの背景を得るには、10点の命運消費にさらにその背景分の命運を消費しなくてはいけない。

27〜28 妄執
我は過去を見続ける者。失われし輝きに縛られ、妄執の狂気に囚われる者。我は失われしを再び手にするためならば、この魂さえ捧げん。

●妄執 命運消費1点
なくしたものを再び手にするまで死んでも死にきれない。必ず背景の『目標』をもっており、その目標が果たされるまで死亡・気絶判定に一度スワップか振り直しが可能。 

もし目標を果たす前に死んでしまった場合には、命運を10点消費することにより、何らかの方法でこの世に留まることができる。それは虚闇界の神族と契約を結ぶことであるかもしれないし、幽霊などとなって彷徨うことであるかもしれない。
 GMと相談し、この世にどのようなかたちで留まるかを決める。
基本的に宿命の『死者』や『肉なき者』、『刻印』などの宿命とそれらに対応する背景を得、この世に目的を果たすまでとどまることとなる。
これらの背景を得るには、10点の命運消費にさらにその背景分の命運を消費しなくてはいけない。
 

29〜30 夢追い
我は途方もなき夢を追うもの。この魂など夢のためならば売ろう。我は夢を叶える。百の友と、万の敵の屍の階段を登って。

●夢 命運+2〜
背景の『目的』と同じであるが、得られる命運はその2倍である。
倒さねばならない人物、壊さねばならない品物などは基本的に命運+2点。果たすのがとても困難な目的(一国を滅ぼすなど)なら命運+4点。果たすのが人間には不可能に近い目的(神を殺す、自分の国を手に入れるなど)なら命運+6点。果たすのが不可能な目的(過去に起こったことを変える、起こると決まっていることを変える、世界征服など)なら命運+8点。
この『夢』は目的よりも遥かに強制力が強く、キャラクターは『夢』を叶えるためならどんな代償でも払う覚悟が必要である。 

キャラクターは夢を叶えるまで死んでも死にきれず、夢を叶えるまで死亡・気絶判定に一度スワップか振り直しが可能。
夢を叶える前に死んでしまった場合には、 命運を10点消費することにより、何らかの方法でこの世に留まることができる。それは虚闇界の神族と契約を結ぶことであるかもしれないし、幽霊などとなって彷徨うことであるかもしれない。
 GMと相談し、この世にどのようなかたちで留まるかを決める。
基本的に宿命の『死者』や『肉なき者』、『刻印』などの宿命とそれらに対応する背景を得、この世に目的を果たすまでとどまることとなる。
これらの背景を得るには、10点の命運消費にさらにその背景分の命運を消費しなくてはいけない。
 

31〜32 勝者
我は敗北を知らぬ強者。我は勝者の栄光を胸に掲げ、敗者の呪いを背負うもの。

何故かあなたは戦いという場において運命的偶然により負けることがないであろう。しかし油断してはいけない。あなたが不敗であるのは戦いにおいてのみなのだ。

●無敗 命運消費1点
なんらかの偶然により負けるということがない。
命運を1点消費すと、運命的な偶然により状況が自分の有利なようになる。
 

33 蝿
我は汚れを運ぶ卑しき者。我は病と死の臭気を漂わせ、腐肉の間を旅する。我は死に集る蝿。

あなたの行く先々では常に多くの人が死ぬこととなるだろう。また、あなたの周りでは多くの人が死に、病にかかることになるかもしれない。

●死の運び手 命運消費6点
あなたは人ではなく、死に神である。『死の運び手』は虚闇界に属する神族であり、『連れ去る手』ロウガギレルの配下にあたる。
『死の運び手』は何らかの対象(人である必要はない)を死へと導くためこの世界に人として生を受けた。人として生をうけたが、虚闇界神族として扱う(一部のスペルなどに弱くなる)。
あなたの行く先々では常に多くの人が死ぬこととなる。

『死の運び手』に寿命はなく、老いることもない。
虚闇界神族であるため死による制約がなく、肉体が破壊されても虚闇界に戻るだけで死ぬことはなく、新たな肉体を得て復活することも可能である。
太陽を嫌い、血肉を好む。全くの暗闇の中でも不自由なく見ることができる。

『死の運び手』は命運を4点消費することにより、目標を恐ろしい疫病にかけることができる。
目標は肉体抵抗4LVに成功するか、命運を4点消費しない限り疫病に感染する。なお、疫病に1点余分に命運を消費するごとに抵抗の目標LV+1(回復、感染も同じ)、回避のための命運消費+1。
疫病にかかったものは高熱を出し、あらゆる行動が困難になり、咳が止まらなくなり術などを使う場合魔術に−20%(疫病の段階による行動修正とは別だが、修正は重複する)。
疫病にかかったなら、目標は以後毎日4LVを目標に肉体抵抗力ロールを行い、4LV未満の場合、あらゆる行動に−10%の修正がつく。
この修正は抵抗に失敗する度累積し、修正が耐久ロール以上になると目標は死亡する。
肉体抵抗ロールにLV差2以上で成功した場合、修正は1段階(−10%)回復し、修正が0になった時点で完治する。
肉体抵抗に4LV差以上で失敗した場合、疫病は2段階悪化し、4LV差以上で成功した場合2段階回復する。

術などによる回復も同様で、疫病の成功LVを目標に判定を行い、成功すると1段階回復する。
術による治癒は1日に1度しか行えない。
疫病にかかった者と会話したり近くにいた場合、2LVを目標に肉体抵抗ロールをし、失敗すると感染する。
感染者の体液に触れた場合、抵抗力−20%。疫病にかかった者の死体からも感染するおそれがあり、死体に触れた場合2LVを目標に抵抗をしなくてはいけない。

GMが許可した時のみ『死の運び手を』PCにできる。
なお、疫病の能力が強すぎると感じたなら、この能力を使えないようにしてもよい。その場合『死の運び手』の背景の命運消費は3点。 

34 槍
我は命の源たらん木。我は大地と共にあり自然に摂理を教えるもの。我は槍となりこの大地を汚すものを貫かん。

●地園界神族 命運消費1点
龍、あるいは聖獣といった地園界の神族である。龍ならば龍術+1LV、聖獣ならば獣術+1LV。

●自然の徒 命運消費1点
自然と一体になっている。自然での生存判定+30%。龍、動植物および聖獣を実際の2/3のランクの発動LV、消費、集中で召喚できる。龍、動植物および聖獣の制御、封印に+20%、命運消費2/3。
 

35〜36 彷徨い人
我は彷徨い続けし旅人。我は何かを追い求め、行く当て所なく進む。彷徨いし旅人の、帰る場所はない。
 

37〜38 追放者
我は拒まれし者。この大地に我を受け入れる場所はなく、全ての土地が我が足の踏み入ることを禁ずる。

あなたは、あなたの行動のせいか、あるいは運命的な偶然故か、あなたの行く場所で常に拒絶されるようになるだろう。
たとえ心安らぐ場所を見つけたとしても、それは長くは続かないだろう。あなたは全てのものから拒絶されるのだ。あなたを受け入れてくれるのは死だけであろう。
 

39 落鳥
我は高きを飛ぶもの。我はあらゆる者の上を行き、全ての者を見下ろす。されど我が翼は折れ、我は地に落ちる。

あなたは今名誉ある地位におり、かなりの権力を持つものなのかも知れない。しかし、あなたはいずれ全てを失うだろう。

●堕落 命運+1点
天光界、地園界、虚闇界、または星流界に属する神族であったが、何らかの理由で神であることをやめたもの。その理由には、人を助けるため、定命の者と恋に落ちた、神族の長たる神に逆らったなどがあげられるだろう。
神であることをやめ、今は人としての肉体をもっている。背景の『転生』とは違い、キャラクターは人の肉を持った神であり、神であった時の記憶などを残しているが、その力は残っていないが、寿命はなく不老である。
なお虚闇界神族は死による制約がなく、肉体が破壊されても虚闇界に戻るだけで死ぬことはない。
堕ちた神であるため、他の神々から蔑まれ、忌み嫌われ、あるいは命を狙われることになる。
 

40〜41 謝苦
我は借りる者。我が借りたものはあまりに大きく、我に返すことはできない。失ってしまったのだから

あなたは何かを自分の責任でなくしてしまったのかも知れないし、これからなくす運命にあるのかもしれない。その何かは金ではないかもしれない。それは人であるかもしれないし、信用であるかもしれない。あなたは生き続ける限りなくし続ける運命にあるのである。
 

42〜43 逃亡
我は逃れる。休まれる場所のどこにも留まらず、辿り着くことなき安息の地を求める。

あなたは何かに常に追われている。どこに逃げてもそれらは追ってき、あなたの命を奪おうとするだろう。
背景の『敵対組織』を持つことをすすめる。敵対組織はスリーラ帝国(命運+7)などがいいだろう。
 

44 大地
我は土、我は木、我は大地の愛子。母なる大地の愛を衣とし、恵みの種を慈愛の大地に蒔く。我は全てを愛し、全てを受け入れ、全てのものを土に還す。

●大地の愛子 命運消費5点
大地の愛子は地園界の力を強く受けた者であり、生まれもっての龍術と獣術の使い手である(龍術と獣術の複数の術を使える)。
大地の愛子は緑の髪と七色に輝く瞳を持っている。肌は健康的な小麦色である。
自然とそこに住む動植物から愛され祝福されており、危害を加えられる事はない。龍、動植物および聖獣を実際の1/2のランクの発動LV、消費、集中で召喚できる。龍、動植物および聖獣の制御、封印に+20%、命運消費÷2。また、自然での生存判定+40%。
大地信仰をしている者からは大地の愛の象徴として敬われ、それらの者に対しては魅力3LVとして扱う。
術/龍術・獣術の才能5LV。龍人、獣人以外でも龍術・獣術を使える。

●自然の徒 命運消費1点
自然と一体になっている。自然での生存判定+30%。龍、動植物および聖獣を実際の2/3のランクの発動LV、消費、集中で召喚できる。龍、動植物および聖獣の制御、封印に+20%、命運消費2/3。
 

45〜46 裏切り
生涯を誓った愛しき人も、夢を語った親しき友も、背中を預けた仲間も、父も、母も、神も、全てが我を裏切る。我が背中を、友の剣が貫く。

47〜48 仁王
人は我を頼り、その願望を我が助力によって叶えんために、我に祈りを捧げる。我はたとえこの身を暗黒の穴の底に投じることになろうとも、それらを叶えん。我は人の望みを受けし仁王なり。

●依存 命運+1
なぜか人はあなたに頼り、そしてあなたなら可能だと根拠もなく思い込んでいる。あなたはそれらの頼みを引き受ける必要はないが、運命的な偶然によりあなたの行動はなぜか頼まれたことを叶えることになる。
 

49〜50 夢見
我は小さき夢を見るもの。我は消え去りそうな炎を守るため、より大きな炎の中に我の小さき炎を投げ入れる。たとえ、その炎が我が身を焼き尽くすことになろうと。

あなたは誰か大きな思想、あるいは大きな目的を持ったものの行動に巻き込まれてしまうのかもしれない。
それはあなたの夢を叶えることのように見えるかもしれない。しかし、あなたの夢はかなうことはないであろう。
あなたはあるいは他人の夢の中に自分の夢を見い出すかもしれない。
いずれによ、 あなたは自分の夢を叶える前に、あるいは自分の目的を果たす前に他者のより大きな夢のためにその命を落とすことになるだろう。

51〜52 天
我は星に導かれ天に羽ばたく翼。我が魂は天を飾る星となり、我が煌めきは人を導かん。

あなたは星に導かれ、その名を後世に残す英雄となるだろう。しかしあなたはその過程で命を落とすことになる。
人々はあなたの名を呼び、あなたの歩んだ道を歩むであろう。

●星の加護 命運消費2点
あなたは星に導かれるものであり、星の加護を受けている。
命運ロールのダイス目を命運消費なしでスワップできる。
星の輝きは、星の加護を受けるものに時の流れを正しき方向に導くよう働きかけるだろう。もし、星の加護を受けるものが時の流れを、あるいは定められた運命を変えようと行動したならただちに星の加護を失い、以後命運ロールのダイス目は自動的に悪い方へスワップする。
星の導きは、加護を受けるものをいずれ死へと導き、そのものを新たなる人を導く星とするだろう。星の加護を受けたものが死んだ場合、その者はだれかの守護霊となり、その人を守り導くことになる。
 

53〜54 角持つもの
我は憎まれし黒き毒蛇。我が身は不運の呪いに黒く染まり、我を産みし親、血を分けし兄妹、この世界さえもが我を憎み呪う。我が口は呪詛の毒を吐き、全てを黒く染めあげる。

あなたは呪われた不幸な卑しきものであり、あなたの身に降り掛かった不幸はあなたの周りにいるものまで不幸にしてしまうかもしれない。

●呪い 命運+7点
呪われており、命運を消費する時、命運の消費量が2倍になる。
命運ロール時、命運ロールのダイス目を自動的に悪い方へスワップしなくてはいけない(このスワップでは命運を消費しない)。
さらに、この呪いはあなたは幸せと言うものを手にすることをできなくするだろう。
この呪いはあなたの過去の行動の罰であるかもしれない。
あなたは、命運を2点消費することにより(2倍消費はしない)、誰でも任意の目標に自分と同じ呪いをかけることができる。

●不幸 命運+3点
あなたは何故か不幸である。命運ロールのダイス目を自動的に悪い方へスワップしなくてはいけない(このスワップでは命運を消費しない)。
 

55 子羊
我は迷える者を救う者。我は苦しむ者を安らげ、哀しむ者に喜びを教え、傷付きし者を癒し、罪を犯した者の浄罪のため我が身を十字につける。我は救済の子羊。

●救剤者 命運消費2点
あなたは罪と救罪のジェウムの十字の力を持ち、人を触れるだけで癒すことができる。
命運を1点消費するごとに、一人のHPかMPを2D6点回復できる。
毒や病気も抵抗の目標LVに関係なく命運消費1点で治癒できる。
また、死んだものも、死んでから間もないなら命運消費10点で復活できる。その他、盲目、失った四肢などは命運消費3点で回復。
 

56〜57 蛇
我はもがき、あがいて地を這う卑しき蛇。我は塵を食べ歩き、足で歩く者は我の頭をその足で砕かんとする。されど我は、毒の牙もて彼等のかかとを砕かん。

あなたは社会的に虐げられた弱者であるのかも知れない。人々はあなたを軽蔑し、蔑み、差別するだろう。しかし彼等は知らないのだ、あなたが毒の牙を持っていることに。
あなたを蔑むもの、あなたに敵対するものは、いずれあなたの行動により大きな苦しみを味わうことになるであろう。
もし望むなら、−5LVの『地位・貧富』の背景をとっても良い。
 

58〜59 十字
我は我、あるいは親や子の犯した罪により苦しむ者。我は贖罪の十字にかけられ、槍で刺され、浄罪の炎で身体を焼かれる。我は生き続ける限り罪を犯し、罪をあがない続ける。

60〜61 煉獄
我は絶叫と激痛の世に生きるもの。我は皮膚を剥ぐような痛みを、魂を裂くような苦しみを生き続ける限り永遠にうける。我は審判の時を煉獄で待つ、救い無き者。

あなたは苦しむ運命にあるのかもしれない。いずれその苦しみから解放される時がくるかもしれないが、それはあなたの死を意味するかもしれない。
 

62〜63 煉鬼
我は哀しき戦乱の子。我は剣を枕に屍体のベッドに横たわり、悲鳴の子守唄を聴いて眠る。我は戦を産む種。我は常に争いの中にいる。

あなたの周りで人は常に争いを繰り広げるだろう。あるいは、あなたの存在そのものが争いを起こすのかも知れない。
あなたの生は争いに始まり、争いの中に終わるだろう。
あなたの一生は戦いであり、戦いはあなたの命を奪うであろう。

64〜65 炎
我は激しく燃え盛る炎。この腕に抱く者全ては灰となり、この指で触れるもの全ては劫火により苦悶を味わう。

あなたの愛する人、大切な人、またあなたに深く関わった者は皆、傷付き死んでしまう運命なのかもしれない。
 

66 魔剣
我は破壊の槍。我は形ある者を壊し、不死なる者に終わりをもたらす。我は死をもたらす鉾先。

あなたは強大なる力を手にするだろう。その力は破壊と死。絶対と信じられたものを崩し、永遠と思われたものを終わらせるであろう。

●魔剣 命運消費5点
神器のごとき力を持った魔法の武器。GMがデータを用意しても良いし、プレイヤーがGMとの相談で作成してもよい。 

魔剣を扱うにはその品物と魂の契約を結ぶ必要があり、基本的に命運を5点消費する。
魔剣と魂の契約を結べるのは一人だけで、契約を結んだ者が死ぬか、契約がなんらかのかたちで無効にならない限り魔剣を他者が使うことはできない。 

魔剣は使用するたび10点(あるいは魔剣のランク点)の命運を喰らわなくてはいけない。
基本的に魔剣は知的生命体を1体殺すごとに1D6+その生命のランク点の命運を喰らう。
PCなど、命運が高いものを殺した場合、魔剣はそのキャラクターの命運を全て喰らう。 

もし、10R(約1分)以内に命運を10点喰らうことができなかったなら、魔剣は暴走を始める。
暴走した場合、持ち主は毎R精神抵抗2LVを行い、失敗すると自我を失う。
命運を喰らわない限り精神抵抗を行わなくてはならず、1Rごとに−10%の修正が蓄積される。
自我を失ったなら魔剣に体を乗っ取られ、持ち主は毎R命運を2点失う。
魔剣は命運を100点喰らうまで無差別に殺戮をくり返す。 持ち主を殺すか、持ち主の手から魔剣を落とせば暴走を止めることができる。
なお、GMは全く違った暴走の効果を作ってもよい。 

魔剣は基本的にランク10の魔法のアイテムとするが、GMはそれより強力なにしてもよいし(その場合ランクの半分が命運消費)特殊な効果をもった品物にしてもよい。
魔剣は必ず『不死殺し』の能力を持っている(CP2点消費。このためランク10の魔剣のCPの残りは8点になる)。
『不死殺し』の能力を持った武器で攻撃され、ダメージが死亡判定に達したなら不死の能力を持つものでも死亡判定を行わなくてはならず、失敗すると死ぬ。この死はただの肉体の死ではなく、存在の消滅であり、転生することも復活することも、幽体として残ることもできない。
魔剣は必ず宿命を持っている。
 

67〜68 災禍
我は災厄を招く者。我が足を踏み入れた全ての場所に災いが降り掛かる。

あなたの行く場所では常に災厄が起きるだろう。
それは天災であるかもしれないし、人災であるかもしれない。
 

69〜70 傾国
我は美。血の中に咲く大花。全てを惑わす妖花。我は国を傾ける甘い蜜。我の香りに誘われ、蜂が破滅の蜜を求めて集まる。

人々はあなたの美貌、あるいはあなたの持った能力、品物、社会的地位にひかれ、あなたを求め争いあうであろう。

●傾国の美 命運消費5点
神々しいまでの美貌がある。魅力5LV。その美しさは人を、そして神々さえをも魅了し狂わせるだろう。そのあまりの美しさのため、国が傾くこともあるだろう。
 

71〜72 修羅
我は争う者。剣を振り、人を斬り、さらなる力を求めて血を流す。我は戦の中でしか生きられぬ血に飢えた鬼なり。

あなたは生き続ける限り戦い続けなくてはならないであろう。たとえあなたが戦うことを望まなくても、運命はあなたに剣を取ることを強いるであろう。

●狂戦士 命運+2点
戦いが始まると我を忘れ戦い続ける怖れがある。
戦闘開始時、および戦闘中にダメージを負うたびに精神抵抗2LVを行い、失敗すると狂戦士となる。
狂戦士となったものは命中+20%、攻撃威力+4、回避(受けも含む)−40%、気絶・死亡判定+40%。
狂戦士は毎Rもっとも近くにいる敵に攻撃する。攻撃時には、技などをもっともダメージが高くなるように使用する。
目標を倒すごとに精神抵抗2LVを行い、成功すると正気に戻る。正気に戻らなかった場合は、敵味方関係なく、もっとも近くにいるものを攻撃する。
『覚醒』などの術で正気に戻すことができるが、狂戦士は術に対し抵抗を試みる。

73〜74 盾
我は盾、命を守る壁。我は我を使うもののため、この身を盾とする。我は主を守り、割れる。

あなたは誰かを守り命をおとすよう運命付けられているのかもしれない。
『忠誠』などの背景をもっているといいだろう。

●守護者 命運消費1点
誰かを守ろうとする行動に限り、命運を3点消費することであらゆるロール+20%、威力+2、一度スワップか振り直しが可能。
 

75〜76 天命
我は使命を与えられし者。自らの命も、愛するものも、全ては使命の成就のために犠牲となる。

あなたは何らかの使命を与えられているのかもしれないし、あまり遠くない将来、使命を与えられるのかもしれない。ただ1つ言えることは、あなたはかならず何かを成し遂げなくてはいけなくなるだろう。それを成し遂げるには多くの犠牲を支払わなくてはいけなくなるだろう。

●天命 命運消費1点
天光界、地園界、虚闇界、または星流界のいずれかの神族の神から使命を受けている。
その使命とは基本的に終わりの神アモセスの抹殺や他の神の抹殺などである。
GMが認めるなら、他の果たすことが不可能に近い使命を与えてもよい。
天命を受けるかわりにランク5の魔法のアイテムを神から授かっている。
『アイテムランク』『魔法の品物』
 

77 時越え
我は星がこの地に落としし時の欠片。我は時を越え、星々の流れを紡ぎ、時の車輪を回さん。

●星の落とし子 命運消費5点
星の落とし子は星流界の力を強く受けた者であり、生まれもっての星術の使い手である。
星の落とし子の髪は黒く、瞳は神秘的な紫色である。
時の神族から慕われている。時の神族を実際の1/2のランクの発動LV、消費、集中で召喚できる。時の神族の制御、封印に+20%、命運消費÷2。
祖先崇拝や時の神族を崇拝している者からは生き神のように扱われ、それらの者に対しては魅力3LVとして扱う。
星流界の力を扱うのに長けており、才能/星術5LV。

●時を越えたもの 命運消費0点
あなたは何らかの理由で時を越え、過去、あるいは未来に来たのかもしれないし、これから時を越えるのかもしれない。ランダムに決めるなら、まず1D6を振り、出目が奇数なら過去、偶数なら未来。次にD100を振り、その出目が越えた年数である。この時出目がゾロ目の場合、D100を振り足す。
時を越えたものは時の流れを狂わす可能性があり、時の神に監視されていることがある。

●時の神族 命運消費1点
時の神族である。時の流れを定められた方向に導くため、時を監視している。星術を使うことができる。
また、時を転生のかたちで自由に越える(過去にも未来にも)ことができるが、時を越えるのは時の流れの保安の時のみ。
時を越えるには1度死ななくてはいけない。
時を越えたなら同じ宿命を持ったまま新たにキャラクターを作成する。
これは全く新しい人物であり、スキルや技、装備品などを新たなキャラクターに引き継ぐことはできない。
 

78〜79 見者
我は見つめる者。見守ることしかできぬ無力な瞳。我は歴史を綴る者。

運命はあなたに歴史の傍観者、あるいは歴史の目撃者となり、その歴史を後世に伝える役割を与えたようである。

80〜81 時見
我は時の流れを見つめる者。我は過去を知り、未だ起きぬ事を見る。人の前世を知り、来世を見る。

あなたは過去そして未来を知ることができるのかもしれない。
人の前世を、そして来世に何をするであろうかをも知ることができるだろう。
たとえそのような能力があったとしても、その能力を任意に使うことはできない。あなたはただ時の気紛れでその流れをみることができるだけなのだ。 

●占いの才 命運消費1点
類い稀な素質をもっていおり、星を読むことに長けている。
星運学のスキルロール+20%。
 

82〜83 時
我は時代に終止符を打ち、新しき時代の幕を開ける者。我は大いなる時の流れを、定められた新たな道へと導く時の灯火。
 
あなたは歴史に大きな変革をもたらすだろう。
あなたは1つの時代を終わらせ、新たなる時代を招くよう運命付けられているのだ。

84〜85 時忘れ
我は時に忘れられた者。時は我を忘れて流れ、人は育ち、老い、産み増えど、我は変わらぬまま流れずにとどまる。我は時の流れに忘れられ、永劫の時を過ごす者。

●忘れられた者 命運消費2点
ある時より、時の流れから取り残された。老いることもなく、寿命もない。
 

86〜87 贄
我は贄。我が血肉は我のものではなく、犠牲となるべく定められている。我が血は渇きし者を潤す葡萄酒、我が肉は飢えし者を満たすパン

あなたは生け贄として捧げられるよう運命付けられているのかもしれない。
生け贄として捧げられた場合、魔術などに+80%。
生け贄として捧げられた場合、命運の代償ともなり、キャラクターのランクなどに関わらず威力20(8D6)点命運を軽減できる。
 

88 剣
我は力を手にする者。我は富、名声、力、全てを、千の命と己の魂と引き替えに手に入れん。

あなたは剣の象徴するものを手にしているか、これから手にするだろう。それは絶大なる力であり権力であろう。しかし、その力は多くの者の命を奪い、やがてはあなたの命も奪ってしまうだろう。

●神剣 命運消費4点(例外あり)
神器のごとき力を持った品物。GMがデータを用意しても良いし、プレイヤーがGMとの相談で作成してもよい。
神剣を扱うにはその品物と魂の契約を結ぶ必要があり、基本的に命運を4点消費する。
神剣と魂の契約を結べるのは一人だけで、契約を結んだ者が死ぬか、契約がなんらかのかたちで無効にならない限り神剣を他者が使うことはできない。
神剣を使用するたびに契約した者は命運を3点消費しなくてはいけない。
神剣は基本的にランク4の魔法のアイテムであるが、神剣のCPは10点である。
神剣をCP10点の品物ではなく、特殊な効果をもった品物にしてもよい。
神剣は必ず宿命を持っている。 
 

89〜90 王
我は支配する者。我は人の上に立ち、黄金の玉座に座るべく定められた者。我は王なり。

あなたはいずれ王となるであろう。

●王者 命運消費3点
生まれながらにして人を扱うことに長けている。
才能/指揮3LV。また、指揮、および他者を制御するロール(スペルも含む)+20%。
 

91〜92 破封
我は封じられしを解き放つもの。我は封を破り捨て、定められしを破壊する。

あなたは何かを解き放つためにこの世に生を受けたのかも知れない。
あるいは、あなたは制約といったものを破り続ける運命にあるのかもしれない。
生け贄にされれば魔術など+80%。
生け贄として捧げられた場合、命運の代償ともなり、キャラクターのランクなどに関わらず威力20(8D6)点命運を軽減できる。

93〜94 封印
我は封じられし者。我が身体は千の肉片に分けられ埋められた。されど我は目覚める。多くの犠牲と引き替えに。

あなたは人であるのか、人ではないのか、いずれにしよあなたの一部は封印された。それは力であるかも知れないし、あなたの本来の姿や能力であるかもしれない。それは記憶や、または感情でもあるかも知れない。
 

95〜96 刻印
我は闇の刻印をもつ者。我は闇の力を得、闇をこの血肉で育てる。闇は全てを望む。我が名も、命も、魂も、全てを奪う。

●月の刻印 命運消費ランク点
月魔(ランク9以上の虚闇界に属する神)と契約している。契約した月魔のランク点命運を消費。
月魔のランクx2点能力値を上昇でき、不老となる。
また、月魔によっては特殊な能力を契約者に与える場合もある(月魔の持っている特殊能力を持つことができる)。 
命運を1点消費することで月魔の姿になれる。もとに戻るには月魔との精神抵抗勝負に勝たなくてはならず、失敗すると命運を月魔のランク点消費しない限り体を乗っ取られる。
契約者が死亡した場合もまた、月魔に体を乗っ取られることになる。
体を乗っ取った月魔は契約者の姿に自由になることができる。
月魔と契約したものは、その契約を示す小さな刻印が体のどこかにある。

 

97〜98 虚無の子
我を孕んだのは無。我は暗黒に産声を上げ、生まれながらにして死を体験した。我は虚無より生まれし悲しみの子。

●性魔の子 命運消費21点
エルトルの性器より生まれた神にして黒豹の女王テル・ポストルの夫、『性魔』レイガンが人に孕ませた子。月魔と人との間にできた忌わしき子である。性魔の子と他の種族の二つを選択することができる。
筋力、敏捷、魔力、耐久各+5、それぞれ最大値+5。
その外見はとても美しく妖艶であり、魅力+1LV(魅力の上限+1LV)。

●月鬼 命運+1点
月鬼である(地園界に肉体をもった虚闇界の神族)。
邪術+1LV。寿命はなく、老いることもない。太陽を嫌い、血肉を好む。全くの暗闇の中でも不自由なく見ることができる。
狂信的月信仰者ならば別であるが、月鬼であることが一般のものに知れたなら、人はあなたを殺そうとするであろう。

99 闇
我は闇に生を受けし者。絶望と死と破壊の暗黒を纏う闇の子。我は光を滅する闇なり。

●闇の忌み子 命運消費5点
闇の忌み子は虚闇界の力を強く受けた者であり、生まれもっての邪術の使い手である。
闇の忌み子の肌は死者の肌のように血の気のない白であり、髪は月の光を浴びると青白く光る純白、瞳は深淵のように暗く深い。
月鬼から崇拝、慕われている。月鬼、月魔を実際の1/2のランクの発動LV、消費、集中で召喚できる。月鬼、月魔の制御、封印に+20%、命運消費÷2。
月信仰をしている者からは生き神のように扱われ、それらの者に対しては魅力3LVとして扱う。
月の力を扱うのに長けており才能/邪術5LV。